占いの流派の違い

占いの結果がサイトや本によって違い、戸惑った経験を持つ人は少なくありません。占いの流派とは、同じ占術の中で、計算の方法や意味の読み方が分かれた系統のことです。星占堂では、各占術で採用する方式を一つに定めてガイドに明記し、違いが出る理由を説明します。

要点

  • 占いの流派とは、同じ占術の中で計算の方法や解釈の仕方が分かれた系統のことです。
  • 流派の違いは、伝わった地域や時代、師から弟子への受け継がれ方の違いから生まれました。
  • 違いが出やすいのは、年や月の境目、計算に使う暦や規則、意味の割り当ての三つです。
  • 九星気学の本命星や四柱推命の年柱は立春で年を区切り、干支の「〇年生まれ」は1月1日で区切ります。
  • 西洋占星術の支配星には、冥王星などを使う現代の割り当てと、使わない伝統の割り当てがあります。

流派が生まれる理由

占術の多くは、長い年月をかけて異なる地域や時代を渡り歩いてきました。中国で生まれた暦の考え方が日本に伝わる過程や、西洋占星術が新しい天体の発見を取り込む過程で、それぞれの土地や時代に合わせた工夫が加えられました。師から弟子へ口伝えで受け継がれた部分も多く、受け継いだ人ごとに強調する点が異なったことも、流派が分かれた理由の一つです。

流派の違いは、どちらかが間違っているという関係ではありません。同じ問いに対して、どの基準を重く見るかの選び方が違うのです。違いがどこから来ているかを知ると、異なる結果を見ても混乱せずに読み比べられます。

境目の違い

結果の違いが最もはっきり出るのは、年や月の境目です。九星気学の本命星や四柱推命の年柱は、立春を年の始まりとします。立春は2月4日前後で、年によって3日から5日の間で動きます。一方、干支の「〇年生まれ」は、一般の慣行どおり1月1日で区切ります。そのため、1月1日から立春の前日までに生まれた人は、九星や四柱推命では前の年の生まれとして扱います。

月の境目も同じで、本サイトの九星や四柱推命では、暦の上の1日ではなく、立春・啓蟄・清明などの十二の節の節入りで月を切り替えます。判定の時刻についても、本サイトは生まれた日の正午の時点で判定し、出生時刻を使いません。出生時刻まで使う方式では、節入りの当日に生まれた人の結果が、生まれた時刻によって前後の月に分かれることがあります。

流派で違いが出やすい点と本サイトの方式
項目主な違い本サイトの方式
年の境目立春で区切るか、1月1日で区切るか本命星・年柱・本命卦は立春、干支の「〇年生まれ」は1月1日
判定の時刻出生時刻を使うか、使わないか生まれた日の正午で判定し、時柱は出さない
日命星の閏閏の入れ方に複数の方式がある間隔が240日になるときは甲午の日から次の遁に入る
旧暦の2033年閏月をどこに置くか11月の後に閏11月を置く
支配星現代の割り当てか、伝統の割り当てか現代の割り当て(さそり座は冥王星など)
宿曜の宿の数二十七宿か、二十八宿か牛宿を除く二十七宿

暦と計算方法の違い

計算に使う暦や規則の違いも、流派の差を生みます。九星気学の日命星は、冬至と夏至に近い甲子の日で順番を切り替えますが、切り替えの間隔が合わない年の閏の入れ方に複数の方式があります。本サイトの方式では、2031年11月から2034年7月にかけて、他の暦と日命星が一致しない日があります。

旧暦にも似た問題があります。天保暦の規則をそのまま当てはめると2033年の閏月の置き方が決まらず、これを2033年問題と呼びます。本サイトは暦の専門家の多数説に合わせて、11月の後に閏11月を置きます。四柱推命では、出生時刻から時柱を出して四柱で見る方式と、本サイトのように時柱を出さず三柱で見る方式があります。

意味の割り当ての違い

同じ計算結果でも、意味の割り当てが流派で分かれることがあります。西洋占星術の支配星では、さそり座に冥王星、みずがめ座に天王星、うお座に海王星を割り当てる現代の方式と、望遠鏡で見つかる前から知られていた天体だけを使う伝統の方式があります。本サイトは現代の割り当てを使います。

宿曜には、牛宿を除いた二十七宿で数える方式と、牛宿を含めた二十八宿で数える方式があり、本サイトは二十七宿を使います。九星気学の傾斜宮では、本命星と月命星が同じになる同会のときの傾斜の決め方に複数の方式があり、本サイトは一白なら離宮、九紫なら坎宮のように固定した対応で示します。四柱推命の空亡は天中殺と呼ばれることもありますが、本サイトは空亡と書きます。

本サイトの方針と、結果が違うときの確かめ方

占いの流派によって解釈が分かれますが、本サイトでは各占術で一つの方式を定め、その方式で一貫して計算と解説を行うと定義します。採用した方式と、ほかの方式がある点は、それぞれのガイドで明記しています。

他の本やサイトと結果が違うときは、三つの点を順に確かめます。一つ目は、年や月の境目を立春や節入りで区切っているか、1月1日や暦の月初めで区切っているかです。二つ目は、出生時刻を使っているかどうかです。三つ目は、支配星や宿の数など、意味の割り当てにどの方式を使っているかです。違いの原因が分かれば、どちらの結果も、その方式の中では筋の通った答えとして読めます。自分にしっくりくる方式を一つ決めて読み続けると、解釈がぶれにくくなります。

具体例

架空の例として、1993年2月3日生まれの人を考えます。この日は、1993年の立春である2月4日の前日にあたります。干支の区切りは1月1日なので、干支ページではこの人は酉年生まれです。一方、立春で年を区切る四柱推命では命式の年が1992年となり、年柱は壬申になります。九星気学の本命星も1992年生まれとして求めるため、八白土星です。翌日の2月4日に生まれた人なら、年柱は癸酉、本命星は七赤金星になります。このように境目の決め方を知っていれば、干支と年柱の十二支が違って見えても混乱せずに読めます。

よくある質問

どの流派が正しいのですか
どの流派も、自分たちが重く見る基準に沿って筋の通った方式を持っています。正しさを一つに決めるより、どの基準で計算しているかを知ることが大切です。本サイトは各占術で一つの方式を定め、ガイドで明示しています。
他のサイトと本命星が違うのはなぜですか
多くの場合、年の境目の違いが原因です。本サイトは立春で年を区切るため、1月1日から立春の前日までに生まれた人は前の年の本命星になります。1月1日で区切っている計算と比べると、この期間に生まれた人だけ結果が分かれます。
本によって星座の期間が1日ずれているのはなぜですか
太陽が星座の境目を通る日時が、年によって前後するためです。本サイトは、生まれた日の正午の太陽の位置で星座を判定しています。境目の日に生まれた人は、生まれ年ごとの判定を確かめてください。
干支と年柱の十二支が違うのは間違いですか
間違いではありません。干支の「〇年生まれ」は1月1日で、四柱推命の年柱は立春で年を区切るため、1月1日から立春の前日までに生まれた人は二つの十二支が一つずれます。どちらも、それぞれの区切り方の中では正しい結果です。

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