タロットのスプレッドで相手の気持ちを占う並べ方と読み方
タロットで相手の気持ちを占うときは、問いを「今のあの人は私との関係をどう感じているか」と今の時点に絞り、表の気持ちと本音を別々の位置に置くスプレッドで読むと、態度と心のずれまで見えてきます。小アルカナは日々の態度、大アルカナは気持ちの大きなテーマとして読み分け、同じ問いは状況が変わるまで引き直さないのが基本です。
この記事の要点
- 問いは今の時点に絞り、一回の占いで一つだけにする
- 表の気持ちと本音を別の位置に置くと、態度と心のずれが分かる
- 大アルカナは気持ちの大きなテーマ、小アルカナは日々の態度
- 結果は接し方を決める材料にし、同じ問いは引き直さない
相手の気持ちを占うときの質問の立て方
タロットの答えの質は、カードを引く前の問いで決まります。「あの人は私を好きか」のような、はい・いいえで答える問いは、出たカードの意味が曖昧なときに読み手の願望が入りやすく、結果に納得できずに引き直す原因になります。相手の気持ちを占うときは、気持ちの中身を尋ねる問いに直します。
問いを立てるときの要点は三つです。
- 時点を決める:「今」「この一週間」など、いつの気持ちかをはっきりさせる
- 場面を決める:「先週の食事のあと」「連絡が減ってから」など、具体的な出来事に結び付ける
- 一つに絞る:気持ちと今後の行方を一度に聞かず、一回の占いで一つの問いだけを扱う
たとえば「彼は私のことをどう思っているか」は、「最近返信が短くなってから、彼は私とのやり取りをどう感じているか」と直せます。後者の問いなら、出たカードを実際の出来事と照らして読めるので、答えが具体的になります。問いを紙に書き出してから引くと、結果を見たあとで自分が何を尋ねたのかを確かめられます。
相手の気持ちを見るスプレッド
タロットでいうスプレッドは、カードの並べ方と、置いた場所ごとに何を読むかを定めた型を指します。相手の気持ちを見るときは、知りたい深さと、読み慣れているかどうかで並べ方を選びます。位置の割り当ては流派によって違いがありますが、本記事では次の形で読みます。流派による違いの考え方は占いの流派の違いで説明しています。
2枚の表裏引き
左に表の気持ち、右に本音を置く、いちばん簡単な並べ方です。相手があなたに見せている態度と、心の中で感じていることの差だけを知りたいときに向いています。2枚が同じスートなら態度と心が一致していて、違うスートなら、何かが本音を表に出すのを止めていると読みます。
4枚の気持ちの十字
中央の上に表の気持ち、下に本音、左に二人の間にあるもの、右に関係を進める鍵を置きます。左のカードは距離を作っている原因か、二人をつないでいるものを表します。相手の気持ちに加えて、あなたが何をすればよいかまで知りたいときに使いやすい並べ方です。右の鍵のカードは、相手の気持ちを変えるためではなく、あなたの接し方の手がかりとして読みます。
7枚のヘキサグラム
二つの三角形を重ねた形に並べる、恋愛や人間関係でよく使われるスプレッドです。上向きの三角に過去・現在・近い先、下向きの三角に対策・周りの状況・相手の気持ちを置き、中央に全体のまとめを置きます。相手の気持ちだけでなく、二人の関係の流れを一度に見渡したいときに向いています。
10枚のケルト十字
十字の形に6枚、その右に縦に4枚を並べる、情報量の多いスプレッドです。相手の気持ちを見るときは、3枚目の頭上の位置(意識していること)を表の気持ち、4枚目の足元の位置(無意識の領域)を本音として読み、9枚目の願望と恐れの位置で、相手が関係に期待していることと心配していることを確かめます。読み解きに時間がかかるので、少ない枚数に慣れてから使います。
| スプレッド | 枚数 | 表の気持ちと本音の位置 | 向いている場面 |
|---|---|---|---|
| 表裏引き | 2枚 | 左が表の気持ち、右が本音 | 態度と心の差だけを手早く知りたいとき |
| 気持ちの十字 | 4枚 | 上が表の気持ち、下が本音 | 気持ちと自分の接し方を合わせて知りたいとき |
| ヘキサグラム | 7枚 | 下向きの三角の一枚が相手の気持ち | 関係の流れ全体を見渡したいとき |
| ケルト十字 | 10枚 | 頭上が意識、足元が無意識 | 状況が複雑で背景まで詳しく読みたいとき |
表の気持ちと本音の位置の読み方
表の気持ちの位置は、相手があなたに見せている態度や、本人が自覚している気持ちを表します。本音の位置は、まだ言葉や態度になっていない心の奥の感情を表します。二つの位置を読むときは、まず一枚ずつの意味を確かめ、次に二枚の関係を見ます。
小アルカナの四つのスートは、気持ちの質を表します。カップは感情や愛情、ワンドは情熱や行動への意欲、ソードは考えや迷い、ペンタクルは現実的な事情や安定を求める気持ちです。この組み合わせで、態度と心のずれが読めます。
- 表がソード、本音がカップ:頭では慎重に考えて抑えているが、心は動いている
- 表がカップ、本音がペンタクル:愛想よく接しているが、心の中では生活や条件を冷静に考えている
- 表がワンド、本音がソード:勢いよく近づいてくるが、内心では迷いや不安を抱えている
- 表がペンタクル、本音がワンド:落ち着いた態度の奥で、関係を進めたい意欲が高まっている
逆位置は、正位置の意味が弱まっている、内側にこもっている、または滞っている状態として読みます。本音の位置に逆位置が出たときは、気持ちがないのではなく、本人もまだ扱いきれていない感情があると読むと、読み違えにくくなります。
人物札が出たときは、相手がどのような姿勢であなたに向き合っているかを表します。ペイジは様子をうかがう段階、ナイトは自分から動こうとしている段階、クイーンは気持ちを受け止めて育てる姿勢、キングは関係に責任を持とうとする姿勢です。
大アルカナが出たときの意味
大アルカナは0番の愚者から21番の世界までの22枚で、人生の大きなテーマを表すカードです。相手の気持ちの位置に大アルカナが出たときは、一時的な気分ではなく、相手の心の中で大きな位置を占めている感情として読みます。表の気持ちと本音の両方に大アルカナが出たら、相手にとってあなたとの関係は軽いものではありません。
相手の気持ちの位置に正位置で出たときの読み方は、次のとおりです。
- 0 愚者:先のことは考えず、あなたといる時間を純粋に楽しんでいる
- 1 魔術師:関係を自分から始めたい、動かしたいという意欲がある
- 2 女教皇:好意はあっても表に出さず、冷静にあなたを見ている
- 3 女帝:あなたを大切に思い、満たされた気持ちで受け入れている
- 4 皇帝:あなたを守りたい、関係を自分が支えたいと考えている
- 5 教皇:誠実な関係を望み、周りに認められる形を大事にしている
- 6 恋人:あなたに心を引かれ、二人で同じ道を選びたいと思っている
- 7 戦車:気持ちが前に向かっていて、距離を縮めようとしている
- 8 力:強い気持ちを、相手を思いやる穏やかさで包んでいる
- 9 隠者:一人になって自分の気持ちを見つめ直している
- 10 運命の輪:あなたとの出会いや関係の変化に巡り合わせを感じている
- 11 正義:気持ちより先に、関係のバランスや筋道を考えている
- 12 吊るされた男:動きたくても動けず、状況が変わるのを待っている
- 13 死神:これまでの関係の形に一区切りをつけ、新しい形を探している
- 14 節制:無理のない距離で、穏やかに関係を続けたいと思っている
- 15 悪魔:理屈では離れられない強い執着や、抑えきれない惹かれ方がある
- 16 塔:思いがけない出来事で、気持ちが大きく揺さぶられている
- 17 星:あなたに希望や憧れを抱き、これからに期待している
- 18 月:あなたの気持ちが見えず、不安や迷いを抱えている
- 19 太陽:あなたといると心が晴れ、好意を隠す必要を感じていない
- 20 審判:過去の出来事を見直し、あなたとの関係をもう一度考えている
- 21 世界:今の関係に満ち足りていて、一つの形として完成させたいと思っている
死神や塔のように絵柄の強いカードが出ても、怖がる必要はありません。死神は関係の形が切り替わること、塔は思い込みが崩れて本当の気持ちが表に出ることを表し、どちらも新しい段階への入口として読みます。逆位置で出たときは、その気持ちが弱まっているか、本人がまだ認められずにいる状態として読みます。
結果を相手との関係に生かす方法
タロットの結果は、相手の気持ちを言い当てて終わりにするより、あなたの次の行動に変えたときに意味を持ちます。結果を受け取ったら、次の手順で整理します。
- 結果を一文にまとめる。「表では慎重だが、本音では関係を進めたい」のように、カードの意味を自分の言葉で書きます。
- 現実の出来事と照らす。最近の相手の言動の中に、その一文と重なる場面があるかを思い出します。重なる場面があれば読みの手応えになり、まったくなければ問いの立て方を見直します。
- 一つだけ行動を決める。本音に迷いのカードが出たなら連絡の間隔を空ける、好意のカードが出たなら自分から誘ってみる、というように、明日からできることを一つ選びます。
- 二週間ほどたったら振り返る。行動のあと相手の態度がどう変わったかを書き留め、次に占うときの材料にします。
相手の生年月日が分かるなら、生まれ持った恋愛の表し方と合わせて読むと、カードの意味が具体的になります。本音に好意のカードが出ているのに態度がそっけない場合、相手が気持ちを隠しやすい星座なら、そのそっけなさ自体が好意の表れのこともあります。星座ごとの好意の出し方は、さそり座女性の脈ありサインのような星座別の記事で確かめられます。
何度も占い直さないための注意
相手の気持ちが気になるときほど、望む答えが出るまでカードを引き直したくなります。しかし引き直すたびに違うカードが出ると、どれを信じればよいか分からなくなり、かえって不安が大きくなります。同じ問いを占うのは、相手から連絡が来た、会って話したなど、状況が実際に動いてからにします。
引き直したくなったときは、次の点を自分に問いかけてください。
- 最初の結果のどこに納得できなかったのか、言葉にできるか
- 問いが曖昧なまま引いていなかったか
- 答えを知りたいのではなく、今の不安を消したくて引こうとしていないか
三つ目に心当たりがあるときは、カードを置いて、不安そのものに目を向けるときです。自分で占うと、どうしても願望や怖れが読みに混ざります。何度読んでも気持ちが落ち着かないときは、信頼できる人に話したり、占い師に第三者の目でカードを読んでもらったりすると、自分では見えなかった解釈に気づけます。相手との状況を言葉で説明するだけでも、自分が本当に知りたいことが整理されます。
よくある質問
- 相手の気持ちを占うのに一番よいスプレッドはどれですか
初めてなら、表の気持ちと本音を2枚で比べる並べ方から始めると読み違いが少なくなります。接し方まで知りたいときは4枚の十字、関係の流れ全体を見たいときはヘキサグラムを使います。カードが多いほど情報は増えますが読み解く力も要るので、慣れに合わせて選んでください。
- 相手の気持ちの位置に逆位置が出たら脈なしですか
逆位置だけで脈なしとは読みません。逆位置は、正位置の意味が弱まっている、内側にこもっている、滞っている状態を表します。本音の位置の逆位置は、相手自身がまだ扱いきれていない気持ちとして読みます。
- 同じ質問は何日空ければ占い直してよいですか
日数より、状況が動いたかどうかで決めます。連絡が来た、会って話した、関係に変化があったといった出来事のあとなら、同じ問いを占い直す意味があります。何も変わっていないのに引き直すと、結果に振り回されやすくなります。
- 相手の気持ちを占うのに相手の生年月日は必要ですか
タロットは生年月日を使わない卜術なので、相手の名前や顔を思い浮かべるだけで占えます。生年月日が分かる場合は、星座などの命術で相手の性質を確かめてから読むと、カードの意味を相手に合わせて解釈しやすくなります。卜術と命術の使い分けは占いの種類の向き不向きで説明しています。
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