空亡(天中殺)に転職してしまった時の過ごし方

空亡(天中殺)の時期に転職してしまっても、それだけで転職の失敗が決まるわけではありません。星占堂では空亡を、新しく広げるより足元を整えるのに向く時期と読むので、転職先では仕事を覚えて土台を固めることに力を向ければ、時期の性質に沿った過ごし方になります。

この記事の要点

  • 空亡中の転職は、それだけで失敗とは決まらない
  • 空亡は足元を整える時期で、転職先では土台づくりに向く
  • 年は立春、月は節入りで切り替わるので時期を正しく確かめる
  • 続かないと感じたら、空亡のせいにする前に原因を分けて書く
  • 空亡が明けたら、働き方と次の目標を見直す

空亡中の転職がうまくいかないとは限らない理由

空亡は、四柱推命で六十干支を十日ずつの旬に分けたとき、十干と組み合わされずに余る二つの十二支のことです。天中殺という呼び名のほうがよく知られていますが、星占堂では空亡と書き、生まれた日の干支である日柱から求めます。名前の響きが強いので、空亡に転職した、と気づいた途端に不安になる人は少なくありません。

けれども空亡の年は12年のうち2年、空亡の月は1年のうち2か月あり、誰にでも同じ割合で巡ってきます。空亡は六種類あるので、どの時期に転職しても、世の中の誰かにとっては空亡に当たります。空亡に転職した人がみな失敗するわけではないのは、この仕組みからも分かります。

星占堂では空亡を、外へ広げる力より内を整える力が働く時期として読みます。転職そのものを否定する時期ではなく、新しい環境で焦って成果を求めるより、仕事の基本を覚え、人との信頼を少しずつ築くことに向いた時期です。転職したあとの過ごし方をこの性質に合わせれば、空亡の時期はむしろ土台づくりの期間として生かせます。

自分の空亡の年と月を確かめる

不安になる前に、転職した時期が本当に自分の空亡に当たっていたかを確かめてください。自分の空亡は生年月日で調べるで、生年月日を入れるとすぐに分かります。

確かめるときに間違えやすいのが、年と月の境目です。空亡の年はカレンダーの1月1日ではなく立春で、空亡の月は毎月1日ではなく節入りで切り替わります。たとえば2026年1月に入社した場合、立春前なので干支の上では2025年の乙巳の年に当たり、2026年の丙午の年には入っていません。4月1日の入社も、清明の節入り前なので節月では卯月です。カレンダーの日付だけで判断すると、空亡ではないのに空亡だと思い込んだり、その反対になったりします。

下の表は、空亡の種類ごとの空亡の年と月をまとめたものです。午未空亡の人は2026年と2027年がちょうど空亡の年で、2028年の立春で明けます。辰巳空亡の人の空亡の年は、2026年の立春で明けたところです。

空亡の種類と巡る年・月(年は立春、月は節入りで切り替え)
空亡直近の空亡の年次の空亡の年毎年の空亡の月
子丑2020年・2021年2032年・2033年子月(大雪から)・丑月(小寒から)
寅卯2022年・2023年2034年・2035年寅月(立春から)・卯月(啓蟄から)
辰巳2024年・2025年2036年・2037年辰月(清明から)・巳月(立夏から)
午未2026年・2027年(今の巡り)2038年・2039年午月(芒種から)・未月(小暑から)
申酉2016年・2017年2028年・2029年申月(立秋から)・酉月(白露から)
戌亥2018年・2019年2030年・2031年戌月(寒露から)・亥月(立冬から)

空亡に始めたことで気をつけたい点

空亡の時期に新しい職場で働き始めたら、次の点を意識すると、時期の性質に沿った進め方になります。

どれも、新しい職場に入った人なら誰にでも役立つことですが、空亡の時期にはとくに大切になります。空亡は余白を表す時期なので、すき間なく詰め込んだ計画より、少し余裕を残した計画のほうがうまく回ります。焦って結果を出そうとして疲れるより、半年から一年かけて足場を固めるつもりで構えると、空亡が明けたときに動き出す力が残ります。

新しい職場で続かないと感じたとき

転職先で、思っていた仕事と違う、職場になじめない、と感じることは珍しくありません。入社して数か月は覚えることが多く、誰でも疲れが出やすい時期です。空亡に転職したことを知っていると、このつらさをすべて空亡のせいだと考えてしまいがちですが、まずは原因を分けて書き出してみてください。

  1. 仕事の内容が合わないのか
  2. 職場の人間関係がつらいのか
  3. 労働時間や待遇が聞いていた話と違うのか
  4. 新しい環境に慣れる途中の疲れなのか

4の慣れの途中なら、時間とともに軽くなります。1から3のように具体的な原因があるなら、空亡かどうかに関係なく、その原因に向き合う必要があります。反対に、空亡だから今は我慢しなければ、と考えるのも誤りです。理不尽な扱いを受けている、体調を崩すほど働いているといった状況なら、社内の相談窓口や、各都道府県の労働局にある総合労働相談コーナーのような公的な窓口に相談してください。

一人で考えると、空亡のせいなのか自分のせいなのかと、答えの出ない問いを繰り返してしまいます。信頼できる人に話して、何が本当の原因なのかを一緒に整理してもらうと、次に取る行動が見えてきます。

空亡が明けてから見直すこと

空亡の年が明けたら、転職してからの歩みを振り返る時間を取ってください。空亡の間に覚えた仕事、築いた人間関係、見えてきた自分の得意と苦手を書き出すと、整えてきた土台の形が分かります。そのうえで、担当を広げたい分野や、身につけたい技能を一つ決めると、空亡明けの一歩が具体的になります。

もしこの職場は合わないと感じ続けているなら、空亡の間に情報を集めて準備を進め、明けてから動くという順番にすると、時期の性質に沿った進め方になります。ただし、空亡が明けるまで決断を待たなければならない、ということではありません。続けられないほどつらい状況なら、時期より自分を守ることを先にしてください。

命式の月柱に自分の空亡の支がある人は、社会での役割や働き方を、決まった型に収まらず自分で形づくっていく人と読みます。月柱の見方は命式の三柱で確かめられます。前の職場の型が合わなかったと感じる人ほど、自分なりの働き方を探す視点を持つと、転職の意味を前向きにとらえ直せます。

よくある質問

天中殺に転職すると失敗しますか?

天中殺(空亡)に転職したことだけで、失敗が決まることはありません。星占堂では空亡を、足元を整えるのに向く時期と読みます。転職先では成果を急がず、仕事を覚えて信頼を築くことに力を向けると、時期の性質に合った過ごし方になります。

天中殺に転職した職場が続かないのは、空亡のせいですか?

続かないと感じる理由を空亡だけに求めると、本当の原因を見落とします。仕事の内容、人間関係、待遇、慣れの途中の疲れのどれなのかを分けて書き出してください。具体的な原因があるなら、空亡かどうかに関係なく、その原因に向き合うことが解決の近道です。

空亡中に転職したら、明けてからもう一度転職したほうがいいですか?

空亡中の転職だったという理由だけで、もう一度転職する必要はありません。空亡が明けたら、これまでに整えた土台を振り返り、今の職場で広げたいことがあるかを考えます。そのうえで合わないと感じるなら、準備を整えてから次を考えれば十分です。

入社した月が空亡の月だった場合も、気にしたほうがいいですか?

空亡の月は1年に2か月巡る短い区切りで、その月に始めたことも、確認を丁寧にしながら進めれば問題ありません。入社した月が空亡の月なら、最初の2か月は仕事の流れを覚えることに専念し、新しい提案は月が明けてからにする、という程度の意識で十分です。空亡の年に当たっていないかも、合わせて確かめておくと安心です。

1月に転職した場合、空亡の年はどう数えますか?

空亡の年は立春で切り替わるので、1月から立春の前日までは前の年として数えます。たとえば2026年1月の転職は、干支では2025年の乙巳の年に当たります。立春は毎年2月4日前後で、年によって日付が少し動くので、境目に近い日は暦で確かめてください。

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