節入りと月の境目

節入りとは、二十四節気のうち月の始まりに当たる十二の「節」を迎えることで、四柱推命や九星気学ではこの時点で月が切り替わります。月柱や月命星がカレンダーの月とずれるのはこのためです。節入りは毎月3日から9日ごろに来るので、月の初めに生まれた人はどちらの月に入るかを確かめる必要があります。

要点

  • 節入りとは、二十四節気のうち月の始まりに当たる十二の節を迎える時点です。
  • 十二の節は立春・啓蟄・清明・立夏・芒種・小暑・立秋・白露・寒露・立冬・大雪・小寒です。
  • 四柱推命の月柱と九星気学の月命星は、カレンダーの月ではなく節入りで切り替わります。
  • 立春から始まる月を寅月とし、節入りごとに卯月・辰月と十二支が進みます。
  • 月柱の天干は五虎遁で、年干から寅月の天干を決めて順に進めます。

節と中気の違い

二十四節気は太陽黄経を15度ずつに分けた季節の目印で、二十四のうち一つおきに「節」と「中気」が交互に並びます。立春・啓蟄・清明のように月の初めに来るものが節、雨水・春分・穀雨のように月の半ばに来るものが中気です。四季の始まりを告げる立春・立夏・立秋・立冬はすべて節で、季節の真ん中に当たる春分・夏至・秋分・冬至はすべて中気です。

節は太陽黄経315度の立春から30度おきの位置にあり、季節の月の始まりを示します。中気は節と節の中間にあり、旧暦の月の名前を決めるときに使われます。旧暦では冬至を含む月を11月とし、中気を含まない月を閏月とします。命式の月は節で、旧暦の月は中気で決まるという役割の違いを押さえておくと、二つの暦を混同しなくなります。

節月と月の十二支

節入りから次の節入りの前日までを一つの月とする数え方を節月と呼びます。立春から啓蟄の前日までが寅月、啓蟄から清明の前日までが卯月というように、節入りごとに十二支が一つずつ進み、小寒から立春の前日までの丑月で一巡します。節月は、新月から始まる旧暦の月とも、1日から始まるカレンダーの月とも違う、太陽の位置だけで決まる月の区切りです。

節月の始まりは、カレンダーの月の始まりより数日から1週間ほど遅れます。3月1日生まれの人は、カレンダーでは3月でも節月ではまだ寅月で、2月の半ばに生まれた人と同じ月の十二支を持ちます。四柱推命の月柱も九星気学の月命星もこの節月で決まるため、月の初めに生まれた人ほど節入りの日付を確かめる意味があります。

十二の節と始まる節月(節入りの日付は年によって前後します)
節太陽黄経節入りの目安始まる節月
立春315度2月3日〜5日ごろ寅月
啓蟄345度3月5日〜6日ごろ卯月
清明15度4月4日〜5日ごろ辰月
立夏45度5月5日〜6日ごろ巳月
芒種75度6月5日〜6日ごろ午月
小暑105度7月6日〜8日ごろ未月
立秋135度8月7日〜8日ごろ申月
白露165度9月7日〜8日ごろ酉月
寒露195度10月8日〜9日ごろ戌月
立冬225度11月7日〜8日ごろ亥月
大雪255度12月6日〜8日ごろ子月
小寒285度1月5日〜6日ごろ丑月

節入りで切り替わるもの

節入りで切り替わる代表は、四柱推命の月柱と九星気学の月命星です。月柱は地支が節月で決まり、天干は年干から寅月の干を決める五虎遁で決まります。月命星は、年の十二支が子・午・卯・酉なら寅月を八白土星、丑・未・辰・戌なら五黄土星、寅・申・巳・亥なら二黒土星として、節月が進むごとに一つずつ数を減らします。

命式以外では、九星気学の月盤が各月の節入りで次の盤に替わり、吉方位を調べるときの月の区切りもここになります。暦注の十二直も節月の十二支を基準にしているため、節入りの日を境に並びが一つずれます。本サイトでは、四柱推命と九星気学の月の区切りはどちらも節入りなので、片方で月の境目を確かめればもう片方にも当てはまります。

節入りの日に生まれた人の判定

命式に関わる月の判定は、生まれた日の正午の時点で行います。節入りの瞬間が正午より前なら、その日に生まれた人は新しい節月に入り、正午より後なら前の節月のままです。本サイトは出生時刻を使わないため、同じ日に生まれた人は時刻にかかわらず同じ月柱と月命星になります。

たとえば1990年の立夏は5月6日3時35分で、正午より前に節入りしているため、5月6日生まれの人は巳月に入り、月柱は辛巳です。前日の5月5日生まれは辰月のままで、月柱は庚辰になります。一方、暦注は日付単位で扱い、節入りの日はその日全体が新しい節に属します。節入りの日に生まれた人の生年月日のページには、節入りの時刻と、正午の時点でどちらの月として判定したかを注記しています。

カレンダーの月と節月のずれを読むコツ

月の初めに生まれた人は、カレンダーの月ではなく前の節月に入っていることがよくあります。目安として、各月の3日から9日ごろまでに生まれた人は、生まれた年の節入りの日付を確かめてから月柱や月命星を読むと確実です。月の半ば以降に生まれた人は、その月の初めの節入りから始まる節月に入るので、5月20日生まれなら立夏から始まる巳月です。

1月生まれの人は、小寒より前なら子月、小寒以後は丑月になり、どちらも年柱は前の年のままです。2月生まれの人は立春をまたぐかどうかで年柱と月柱が同時に変わります。誕生月の性格を語る他の占いと月の十二支が合わないと感じたときも、まず節月で数えているかどうかを見直すと理由がわかります。

具体例

2026年3月5日生まれと3月6日生まれの二人で比べます。2026年の啓蟄の節入りは3月5日22時58分です。3月5日生まれの人は、正午の時点ではまだ啓蟄を迎えていないため寅月となり、月柱は庚寅、月命星は八白土星です。3月6日生まれの人は啓蟄の節月に入るので卯月となり、月柱は辛卯、月命星は七赤金星になります。どちらも年は2026年なので、年柱は丙午、本命星は一白水星で共通です。なお暦注の欄では、3月5日も啓蟄の日として表示されます。

よくある質問

節入りの日はなぜ毎年少しずつ違うのですか?
節入りは太陽が決まった黄経に達する瞬間で決まり、1年の長さが365日ちょうどではないためです。うるう年の調整もあって、同じ節でも年によって1日ほど前後します。本サイトは天文計算で毎年の節入りの時刻を求めています。
月命星と月柱は同じ日に切り替わりますか?
どちらも各月の節入りで切り替わるため、同じ日に変わります。判定もどちらも生まれた日の正午で行います。節入りの前後に生まれた人は、月柱と月命星をまとめて確かめると効率よく読めます。
旧暦の月と節月は同じものですか?
別のものです。旧暦の月は新月の日から始まり、中気を含むかどうかで月の名前が決まります。節月は太陽の位置で決まる節入りから始まるので、旧暦の月とは始まりの日がずれます。
節入りの時刻はどこで確かめられますか?
節入りの日に生まれた人の生年月日のページに、節入りの時刻と正午の時点での判定を注記しています。時刻はすべて日本時間で、天文計算で求めた値です。二十四節気の欄にも、その節気が始まった日付と時刻を示しています。

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