赤口の結婚式・入籍は大丈夫?正午の時間帯

赤口の日でも、正午の前後にあたる11時から13時(午の刻)は吉の時間帯なので、挙式の誓いや婚姻届の提出をこの時間に合わせれば、六曜の考え方に沿った日取りになります。赤口が結婚式で気にされるのは、正午前後のほかの時間が凶にあたり、「赤」の字が火や血を連想させるためで、一日を通して慎む仏滅とは違います。入籍は短い手続きなので時間を合わせやすく、挙式も11時台に始めれば、大切な場面を吉の時間に収められます。

この記事の要点

  • 赤口は11〜13時の午の刻だけが吉の六曜
  • 挙式の誓いや婚姻届をこの時間に合わせれば意味に沿う
  • 披露宴は吉の時間に始めた祝いの続きとして読む
  • 赤口と大安は重ならないが、天赦日などとは重なる
  • 家族には「正午に誓う日」と時間の工夫を伝える

赤口の結婚式が気にされる理由

赤口(しゃっこう・しゃっく)は六曜の一つで、正午の前後だけを吉とし、ほかの時間を凶とする日です。六曜の中では、一日を通して吉の大安、一日を通して慎む仏滅に比べると、時間帯で吉凶が分かれる日にあたります。

赤口は、陰陽道の暦にあった赤舌日(しゃくぜつにち)と結び付いて広まった日で、人々を悩ませる赤口神が働く日という言い伝えがあります。「赤」の字が火や血を思わせることから、火の元や刃物の扱いに気をつける日と読まれてきました。結婚式でケーキ入刀を気にする人がいるのも、この連想から来ています。

こうした言い伝えがあるため、慶事には大安や友引を選びたいと考える人の中で、赤口は候補から外されがちでした。けれども赤口には、はっきりとした吉の時間帯があります。時間を合わせるという工夫ができる点で、赤口は日取りの選択肢から外す必要のない日です。

赤口の吉の時間帯(午の刻)

赤口の吉の時間帯は、11時から13時までの2時間です。昔の時刻の数え方では、一日を2時間ずつ十二支に分け、11時から13時を午の刻と呼びました。正午や午前・午後という言葉は、この午の刻が由来です。

赤口の日に結婚式や入籍をするなら、この午の刻の中に、いちばん大切な場面を置くのが基本の考え方です。挙式なら誓いの言葉と指輪の交換、入籍なら婚姻届を窓口に出す時間が、その場面にあたります。

下の表は、赤口の一日を時間帯ごとに分け、結婚式や入籍の予定をどう組むかをまとめたものです。凶の時間帯も、準備やお祝いの続きにあてると考えれば、一日を通して無理のない予定が立てられます。

赤口の日の時間帯と、結婚式・入籍の予定の組み方
時間帯六曜での吉凶結婚式・入籍での使い方
朝〜11時凶着付けやヘアメイク、会場への移動など準備にあてる
11時〜13時(午の刻)吉挙式の誓いと指輪の交換、婚姻届の提出を合わせる
13時〜夕方凶吉の時間に始めた祝いの続きとして、披露宴や会食を楽しむ
夕方以降凶二次会や家族での食事など、くつろいだ集まりにあてる

赤口に挙式・入籍するときの考え方

赤口に挙式をする場合は、開始を11時台にするのが目安です。挙式そのものは30分ほどで終わることが多いので、11時や11時半に始めれば、誓いの場面が午の刻の中に収まります。式場の時間枠を選ぶときは、挙式の開始時刻と、誓いが行われるおおよその時刻を担当者に確かめておくと安心です。

披露宴は挙式のあとに続くため、多くは13時をまたぎます。物事は始まりの時刻で読むという考え方に立てば、吉の時間に誓いを立てて始まった祝いの続きとして、披露宴の時間を気にする必要はありません。ケーキ入刀が気になる人は、入刀を二人の初めての共同作業として楽しむ場面と受け止めると、言い伝えより目の前の祝いに心を向けられます。

入籍は、窓口で婚姻届を出す短い手続きです。11時から13時の間に提出すれば、赤口の吉の時間に合わせられます。窓口が混む時間を避けたいときは、11時ちょうどに着くように出かけると、余裕を持って手続きを終えられます。届け出の日を二人の記念日にしたいなら、時刻まで覚えておくのも楽しみ方の一つです。

両家の顔合わせや結納を赤口にするとき

結婚式や入籍のほかに、両家の顔合わせや結納の日取りで赤口が候補に挙がることもあります。こうした集まりは昼の食事会の形が多いので、赤口の吉の時間帯と相性のよい行事です。11時半ごろに集合し、正午をはさんで乾杯やあいさつを済ませる流れにすると、場の中心が午の刻に収まります。

結納の品を納める儀式がある場合は、その受け渡しを正午前後に行うよう、食事の前に置くか、食事の始めに組み込みます。親世代が日取りを気にする家庭でも、「お昼の吉の時間に合わせました」と一言添えると、配慮が伝わり、安心して集まってもらえます。

顔合わせは、両家が初めてそろう大切な場です。日取りの意味より、互いの家族が落ち着いて話せる時間と場所を選ぶことを優先し、そのうえで赤口の時間の工夫を足す、という順で考えると無理がありません。

赤口と重なる吉日

赤口と大安はどちらも六曜なので、同じ日に重なることはありません。一方、六曜とは別の決まり方で並ぶほかの暦注とは、赤口が重なる日があります。赤口の日取りを前向きに選びたいときは、重なる吉日も確かめてください。

反対に、不成就日や三隣亡のように物事を始めるのを控える日と赤口が重なるときは、ほかの候補と比べてから決めると安心です。入籍日の吉日カレンダーでは、重なる吉日と避けたい日をまとめて確かめられます。

結婚式の日取りを赤口にするか迷ったら

結婚式の日取りで赤口を候補に入れるか迷ったら、ほかの六曜と比べて考えると決めやすくなります。午前が吉の先勝なら朝からの挙式、午後が吉の先負なら午後の挙式、朝と夕が吉の友引なら昼を避けた時間というように、六曜にはそれぞれ合う時間の組み方があります。赤口はそれが正午の前後というだけで、時間を工夫すれば選べる日です。

家族が赤口を気にしている場合は、「赤口の吉の時間に誓いを立てる」と、時間まで考えたことを伝えてください。日取りの意味を調べたうえで選んだと分かれば、安心してもらえることが多いものです。それでも気持ちがそろわないときは、家族の気持ちと二人の希望のどちらを優先するかを、二人で落ち着いて話し合います。

日取りのことで家族と意見が分かれ、気持ちが疲れてしまったときは、二人だけで抱え込まずに、身近な人や占い師に話を聞いてもらうのも一つの方法です。人に話すうちに、二人が本当に大切にしたいことが見えてきます。

よくある質問

赤口に結婚式を挙げてもいいのですか?

挙げて構いません。赤口は11時から13時の午の刻が吉の時間帯なので、挙式の誓いをこの時間に合わせれば、六曜の考え方に沿った日取りになります。一日を通して慎む仏滅とは違い、時間の工夫で意味に沿わせられる日です。

赤口に入籍するなら、何時に婚姻届を出せばいいですか?

11時から13時の間に提出すると、赤口の吉の時間帯に合わせられます。入籍は窓口での短い手続きなので、11時ごろに着くように出かけると、余裕を持って吉の時間内に届けられます。

赤口の結婚式で、披露宴が午後になっても大丈夫ですか?

大丈夫です。挙式の誓いを午の刻に行えば、結婚の始まりを吉の時間に置いたことになり、披露宴はその祝いの続きとして読みます。始まりの時刻を大切にする考え方なので、宴の終わりの時間まで気にする必要はありません。

結婚式の日取りで、赤口と仏滅はどう違いますか?

仏滅は吉の時間帯を持たない日で、赤口は正午の前後に吉の時間帯がある日です。そのため赤口は、挙式や入籍の時間を11時から13時に合わせることで、六曜の意味に沿わせられます。日取りの候補を比べるときは、この時間帯の違いを目安にしてください。

赤口の結婚式で、ケーキ入刀は避けたほうがいいですか?

避ける必要はありません。赤口で刃物が気にされるのは「赤」の字から火や血を連想する言い伝えによるもので、ケーキ入刀は二人の門出を祝う演出です。気になる場合は、挙式の誓いを午の刻に済ませたうえで、入刀を祝いの続きとして楽しむと考えると、心置きなく臨めます。

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