九星の相性が悪い夫婦|相剋の組み合わせと付き合い方

九星気学で夫婦の相性が悪いと気にされるのは、本命星の五行の一方がもう一方を抑える「相剋」の組で、九星45組のうち16組がこれにあたります。星占堂ではこの組を△と判定し、離れたほうがよい組ではなく、抑える側が主導しすぎ、抑えられる側が窮屈になるという、すれ違い方の分かっている夫婦として読みます。二人の間をつなぐ五行(通関)を暮らしに取り入れ、月命星の相性も重ねて見ると、補い合う道筋がはっきりします。

この記事の要点

  • 相剋は一方の五行が他方を抑える組で、九星では全16組
  • 抑える側は主導しすぎ、抑えられる側は窮屈になりやすい
  • 二人をつなぐ五行(通関)の性質を暮らしに取り入れる
  • 本命星が相剋でも、月命星が相生なら気持ちは通い合う
  • 決める前に聞く、不満は小さく伝えるの二つが歩み寄りの軸

九星で相性が悪いと気にされる組み合わせ(相剋)

九星気学の相性は、二人の本命星が持つ五行(水・土・木・金・火)の関係で読みます。一方が他方を生み育てる相生の組は◎、同じ五行どうしの比和は○、一方が他方を抑える相剋の組は△です。

相剋には、水が火を消す、土が水をせき止める、木が土から養分を取る、金が木を断つ、火が金を溶かす、という5つの流れがあります。九星の組み合わせは同じ星どうしを含めて45組あり、そのうち相剋は16組です。下の表に、五行の流れごとの組と、すれ違いやすい場面、二人の間に入る星をまとめました。

相剋の組には「抑える側」と「抑えられる側」があります。表の左側の五行が抑える側です。どちらの立場にいるかで感じ方が違うので、自分と相手がどちらにあたるかを確かめてから読み進めてください。

九星の相剋の組み合わせ(夫婦の本命星)
五行の流れ(抑える側→抑えられる側)当てはまる本命星の組すれ違いやすい場面間に入る星(通関)
水→火一白水星と九紫火星慎重さが情熱に水を差す三碧木星・四緑木星(木)
土→水二黒土星・五黄土星・八白土星と一白水星決まりごとが柔軟さを縛る六白金星・七赤金星(金)
木→土三碧木星・四緑木星と二黒土星・五黄土星・八白土星新しい挑戦が生活の型を揺さぶる九紫火星(火)
金→木六白金星・七赤金星と三碧木星・四緑木星正しさの指摘が伸びやかさを縮める一白水星(水)
火→金九紫火星と六白金星・七赤金星感情の熱さが筋道や楽しみを溶かす二黒土星・五黄土星・八白土星(土)

相剋の夫婦に起こりやすいすれ違い

相剋の夫婦のすれ違いは、抑える側に悪気がないまま、相手の持ち味を弱めてしまう形で起こります。抑える側は「よかれと思って」口を出し、抑えられる側は「自分らしくいられない」と感じます。五行の流れごとに、暮らしの中での表れ方を見ていきます。

水が火を剋す(一白水星と九紫火星)

慎重に考えてから動く一白水星の人は、ひらめきで動く九紫火星の人の計画に、つい問題点を挙げます。九紫火星の人は情熱に水を差されたように感じ、一白水星の人は自分の心配が届かないことに疲れます。九紫火星の人の思いつきを、まず「面白いね」と受け止めてから相談に移るだけで、空気が変わります。

土が水を剋す(二黒土星・五黄土星・八白土星と一白水星)

地道で安定を好む土の星の人は、暮らしの決まりや手順を整えたがります。器に合わせて形を変える一白水星の人は、決まりが増えるほど息苦しくなり、本心を言わずに一人で抱え込みます。土の星の人が決めごとを一つ増やすときは、一白水星の人に「変えたいところはある?」と余白を残すと流れが止まりません。

木が土を剋す(三碧木星・四緑木星と二黒土星・五黄土星・八白土星)

勢いよく伸びる木の星の人は、新しいことを次々に始め、土の星の人が大切に守ってきた生活の型を揺さぶります。土の星の人は振り回されて疲れ、木の星の人は相手の慎重さを停滞と感じます。新しい挑戦は月に一つまでにする、始める前に土の星の人の意見を聞く、という小さな決まりが効きます。

金が木を剋す(六白金星・七赤金星と三碧木星・四緑木星)

筋道や正しさを重んじる金の星の人は、伸びやかに動く木の星の人の言動に「それは違う」とはっきり言います。三碧木星と六白金星の相性のように、指摘の正しさよりも、言い方の強さが木の星の人の心を縮こまらせます。結論の前に相手の考えを最後まで聞くことが、金の星の人の歩み寄りです。

火が金を剋す(九紫火星と六白金星・七赤金星)

感情を表に出す九紫火星の人は、熱が入ると相手の言い分を聞く前に結論を出します。誇りや楽しさを大切にする金の星の人は、自分の筋道や楽しみを溶かされたように感じます。九紫火星の人は気持ちが高ぶったら一晩置き、金の星の人は気になる点をその日のうちに短く伝えると、ぶつかり方が穏やかになります。

間に入る星(通関)で見る補い方

相剋の二人の間には、片方から生まれ、もう片方を生む五行があります。これを通関と呼び、抑える流れを「生かす流れ」につなぎ替える役目を持ちます。たとえば水と火の間には木が入り、水が木を育て、木が火を燃やすことで、一白水星と九紫火星は対立ではなく一続きの流れになります。

通関の考え方は、暮らしの中では二つの形で使えます。一つは、通関の星を持つ人の存在です。夫婦の間に通関の星の子どもや親しい友人がいると、その人が自然に二人をつなぐ役回りになります。もう一つは、通関の五行の性質を二人の習慣に取り入れることです。

月命星を重ねて見ると、相性の印象が変わる

九星の相性は本命星だけで決まるものではありません。生まれ月で決まる月命星は、その人の内面や子どものころからの性格を表し、身近な人との関係に強く表れます。夫婦のように毎日顔を合わせる関係では、月命星の組み合わせが暮らしの肌感覚に影響します。

たとえば本命星が一白水星と九紫火星の相剋の夫婦でも、月命星が七赤金星と二黒土星なら、土が金を生む相生の関係です。表では対立して見えても、気持ちの深いところでは支え合える組と読めます。反対に、本命星が相生でも月命星が相剋なら、外向きの協力はうまくいくのに、家の中では小さな衝突が続くこともあります。

本命星・月命星・相手との組み合わせを一つずつ確かめていくと、相剋の印象だけで不安になる必要はないと分かります。自分たちの星の組み合わせを全体で見たいときは、二人の生年月日をもとに詳しく見てもらうと、どの面で補い合えるかが具体的になります。

暮らしの中で歩み寄るコツ

相剋の夫婦が穏やかに暮らすための軸は、抑える側と抑えられる側が、それぞれ一つずつ習慣を変えることです。

  1. 抑える側は「決める前に聞く」:家のことを決めるとき、自分の案を出す前に相手の考えを先に聞きます。正しい案でも、相手が意見を言う前に決まると、相手は押さえつけられたと感じます。
  2. 抑えられる側は「不満を小さいうちに伝える」:我慢を重ねてから一度に伝えると、相手には突然の爆発に見えます。「このやり方は少し苦しい」と短く言うのを、週に一度の習慣にします。
  3. 役割の線を引く:家計、家事、親戚付き合いなど、どちらが主導するかを分野ごとに決めます。抑える側が全部を仕切ると、相手の得意分野まで抑えてしまいます。
  4. 相手の星の持ち味をほめる:一白水星なら聞き上手、九紫火星なら発想の豊かさのように、相手の本命星の長所を見つけて言葉にします。

相剋の関係は、互いに持っていないものがはっきりしている関係でもあります。片方の慎重さがもう片方の勢いを守り、片方の明るさがもう片方の重さを軽くする、という形に変えられれば、相剋は夫婦の弱点ではなく役割分担の目印になります。

相性が悪いと知って不安になったときに

結婚してから九星の相性を調べ、相剋だと知って落ち込む人は少なくありません。けれども、相性の印は二人の関係を採点するものではなく、すれ違いやすい場所を前もって教えてくれる地図です。これまでのすれ違いに「そういう理由だったのか」と納得できれば、それだけで相手への見方が和らぎます。

気になる組み合わせがあるときは、一白水星と九紫火星の相性のような組ごとのページで、二人の長所と付き合い方を確かめてください。それでも不安が消えないときは、一人で結論を出さずに、信頼できる人に今の気持ちを話してみてください。話すうちに、気にしているのが星の組み合わせなのか、最近の具体的な出来事なのかが分かれ、相手と向き合う糸口が見えてきます。

よくある質問

九星の相性が悪い夫婦は別れたほうがいいのですか?

別れる理由にはなりません。相剋は、すれ違い方があらかじめ分かっている組という意味で、星占堂では△と判定しています。抑える側が決める前に相手の意見を聞き、抑えられる側が不満を小さいうちに伝えるようにすると、関係は落ち着いていきます。

相剋の夫婦で、抑える側と抑えられる側はどう見分けますか?

五行の流れで、相手の五行を剋す側が抑える側です。たとえば一白水星と九紫火星なら水が火を消すので一白水星が抑える側、二黒土星と一白水星なら土が水をせき止めるので二黒土星が抑える側になります。表の左の列で、自分たちの組を確かめてください。

通関の星の子どもが生まれると夫婦仲はよくなりますか?

子どもの星で夫婦仲が決まるわけではありません。ただ、通関の考え方では、二人の間に入る五行を持つ人は流れをつなぐ役回りになるので、家族の中で自然に橋渡しをする場面が増えます。子どもの星にかかわらず、通関の五行の性質を夫婦の習慣に取り入れることが、すぐにできる補い方です。

同じ土の星どうしや金の星どうしの夫婦は相性がいいですか?

同じ五行どうしは比和といい、星占堂では○の組です。感覚が似ているので分かり合いやすい一方、同じ欠点が重なると補い手がいなくなります。二黒土星と八白土星のような組なら、変化が必要な場面でどちらが先に動くかを決めておくと安定します。

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