命式の三柱(年柱・月柱・日柱)
命式の三柱とは、生まれた年・月・日をそれぞれ干支で表した年柱・月柱・日柱のことです。各柱は天干と地支の二文字からなり、通変星や十二運、五行バランスなど命式の各項目の材料になります。本サイトでは三柱を生まれた日の正午で判定し、出生時刻が必要な時柱は出しません。
要点
- 命式の三柱とは、生まれた年・月・日の干支である年柱・月柱・日柱のことです。
- 各柱は上の天干と下の地支の二文字で表し、六十干支のどれか一つになります。
- 年柱は立春で区切った生まれ年の干支で、1984年の甲子から60年で一巡します。
- 月柱の地支は節月で決まり、天干は年干から寅月の干を決める五虎遁で求めます。
- 日柱は1900年1月1日を甲戌として、60日周期で数えた日の干支です。
柱の形と天干・地支
命式の柱は、上に十干の一字、下に十二支の一字を置いた二文字の干支で表します。上の字を天干、下の字を地支と呼び、甲子・乙丑・丙寅と十干と十二支を一つずつ進めていくと、60通りで一巡します。これが六十干支で、年柱・月柱・日柱はいずれもこの60通りのどれかになります。
天干は表に出る性質や意思を、地支はその下で支える土台や環境を表すと読みます。たとえば戊辰の柱なら、天干の戊は陽の土、地支の辰も本気が戊の土で、上下ともに土の力がそろった柱です。反対に、天干と地支の五行が違う柱では、表に見える姿と内側の土台に違う性質が同居します。三つの柱を並べた全体が命式で、柱ごとの天干と地支の組み合わせを見比べて読みます。
年柱の求め方
年柱は、立春で区切った生まれ年の干支です。1984年が甲子の年なので、そこから1年ごとに干支を一つずつ進め、60年で再び甲子に戻ります。西暦から4を引いて60で割った余りが0なら甲子、1なら乙丑というように数えると、どの年の干支も求められます。年柱の干支から求める納音も、同じ年に生まれた人が共有する要素です。
注意したいのは年の境目で、1月1日から立春の前日までに生まれた人は前の年の干支が年柱になります。立春の当日に生まれた人は、立春の瞬間が生まれた日の正午より前なら新しい年、後なら前の年として判定します。年柱は同じ年に生まれた人が共有する柱なので、本人の性質というより、生まれ育った家や時代の空気を映す柱として読みます。
| 柱 | 決まり方 | 切り替わり | 表すもの |
|---|---|---|---|
| 年柱 | 立春で区切った生まれ年の干支 | 立春 | 生まれ育った環境・若い頃 |
| 月柱 | 節月の地支と五虎遁で求める天干 | 十二の節の節入り | 社会での役割・働き方 |
| 日柱 | 1900年1月1日を甲戌として60日周期で数える | 日付 | 本人自身・身近な人との関係 |
| 時柱 | 出生時刻の干支 | 本サイトでは使わない | 本サイトでは示さない |
月柱の求め方
月柱の地支は、生まれた日がどの節月に入るかで決まります。立春から啓蟄の前日までが寅月、啓蟄から清明の前日までが卯月と、十二の節の節入りごとに十二支が一つ進みます。判定は年柱と同じく生まれた日の正午で行います。
月柱の天干は五虎遁という規則で求めます。年干が甲か己なら寅月の天干は丙、乙か庚なら戊、丙か辛なら庚、丁か壬なら壬、戊か癸なら甲で、そこから節月が一つ進むごとに天干も一つ進めます。年干は立春で替わるため、1月の子月の終わりや丑月は前の年の年干から数える点に気をつけてください。月柱の地支は季節そのものを表すので、寅卯辰なら春、巳午未なら夏、申酉戌なら秋、亥子丑なら冬の生まれとして、季節の五行の強さを知る手がかりにもなります。月柱は生まれた季節の力を表し、社会に出てからの働き方や命式全体の土台を読む柱です。
日柱の求め方
日柱は、生まれた日そのものの干支です。日の干支は暦の上で途切れることなく60日周期で続いていて、本サイトでは1900年1月1日を甲戌として数えます。基準日からの日数を60で割った余りの分だけ甲戌から進めれば、どの日の日柱も求められます。
日柱の天干が日干で、命式の中心として本人自身を表します。日柱の地支は、本人の内面や、配偶者など最も身近な人との関係を表す場所として読みます。日柱は毎日変わるため、同じ節月に生まれた人どうしで日柱が重なることはありません。反対に、誕生日がちょうど60日離れた人とは日柱が同じになります。生年月日のページでは日柱の天干・地支・蔵干の本気と十二運を一覧で示しているので、まず日柱から確かめると命式の中心がつかめます。
三柱の読み方と時柱の扱い
三柱は、それぞれが人生の別の面を受け持つと読みます。年柱は生まれ育った家や若い頃の環境、月柱は社会での役割や働き方、日柱は本人自身と身近な人との関係を表します。三つの柱の天干と地支を見比べ、同じ五行が重なる柱や、日干と響き合う柱を探すと、命式の特徴がつかめます。年柱・月柱・日柱の順に読むと、外の環境から内面へと視点が近づいていくので、自分の性質を段階的に理解できます。
四柱推命では本来、これに生まれた時刻の干支である時柱を加えて四柱とします。本サイトは出生時刻を使わない方式のため時柱は出さず、三柱から求められる通変星・十二運・空亡・五行バランスを示しています。時刻がわからない人も同じ条件で調べられ、家族や友人どうしで結果を比べやすいことが三柱で示す利点です。
具体例
1988年11月20日生まれの人の三柱を求めます。立春後の生まれなので年は1988年で、1988から4を引いた1984を60で割った余りは4、甲子から四つ進んだ戊辰が年柱です。11月20日は立冬の節入り後なので亥月で、年干が戊の年は寅月が甲寅になるため、甲寅・乙卯と進めて亥月は癸亥が月柱です。日柱は1900年1月1日から32465日後で、60で割った余り5を甲戌から進めた己卯になります。日干は己で、年柱の戊は劫財、月柱の癸は偏財に当たります。
よくある質問
- 三柱だけで四柱推命の命式は読めますか?
- 読めます。日干・通変星・十二運・空亡・五行バランスといった主な項目は、年柱・月柱・日柱の三柱から求められます。時柱を加えると読める情報は増えますが、三柱でも性質の骨格は十分につかめます。
- 月柱の天干はどうやって決まるのですか?
- その年の年干をもとに、五虎遁という早見の規則で寅月の天干を決め、節月が進むたびに一つずつ進めて求めます。年干が甲か己なら寅月は丙寅から、乙か庚なら戊寅から始まります。地支のほうは、節入りで決まる節月の十二支をそのまま使います。
- 日柱が同じ人は性格も同じですか?
- 日柱が同じなら日干と日柱の地支が共通するため、本人の核となる性質には似たところがあります。ただし年柱と月柱が違えば通変星や五行バランスも変わるので、命式全体の読み方は同じになりません。日柱は60日ごとに巡るため、同じ日柱の人は身近にも見つかります。
- 柱ごとの意味は何で決まっているのですか?
- 年・月・日という時間の大きさの順に、外側の環境から内側の自分へと意味が割り当てられています。年柱は家や時代、月柱は社会、日柱は本人と身近な人を表すという読み方は、四柱推命で広く使われてきた基本の配置です。本サイトもこの配置に沿って三柱を読んでいます。