東四命と西四命

東四命(とうしめい)と西四命(せいしめい)は、八宅で本命卦を二つに分けるグループです。坎・離・震・巽の4つが東四命、乾・坤・艮・兌の4つが西四命で、それぞれなじみやすい方位が決まっています。このページでは、二つのグループの違いと調べ方、相性の見方、住まいでの生かし方を説明します。

要点

  • 東四命と西四命は、八宅で本命卦を二つのグループに分ける区別です。
  • 東四命は坎・離・震・巽の4つの卦で、なじむ方位は北・南・東・南東です。
  • 西四命は乾・坤・艮・兌の4つの卦で、なじむ方位は北西・南西・北東・西です。
  • 本命卦は立春で区切った生まれ年と性別から求め、その卦でどちらのグループかが決まります。
  • 本サイトでは、同じグループどうしを相性が良い組み合わせとします。

二つのグループの成り立ち

八宅では、8つの本命卦を4つずつ二つのグループに分けます。坎・離・震・巽が東四命、乾・坤・艮・兌が西四命です。東四命の4つの卦は後天八卦でそれぞれ北・南・東・南東に置かれ、西四命の4つの卦は北西・南西・北東・西に置かれます。

グループの名前は、方位の東と西に由来します。東四命には東と南東、西四命には西と北西・南西が含まれ、家の中の方位をおおまかに二つに分けたときの区切りにあたります。ただし北と南は東四命に、北東は西四命に入るので、名前の東西だけで方位を判断しないことが大切です。

五行で見ると、東四命は水の坎、火の離、木の震と巽で構成され、水が木を生み、木が火を生む関係でつながっています。西四命は金の乾と兌、土の坤と艮で構成され、土が金を生む関係でまとまっています。同じグループの卦どうしは五行の流れが通じやすく、これが同じグループの方位をなじみやすいと見る理由です。

自分のグループの調べ方

自分が東四命か西四命かを知るには、まず本命卦を求めます。本命卦は立春で区切った生まれ年と性別から決まり、1月1日から立春の前日までに生まれた人は前の年の生まれとして扱います。本命卦が坎・離・震・巽のどれかなら東四命、乾・坤・艮・兌のどれかなら西四命です。

計算の途中で数が中宮の5になる人は、男性は坤、女性は艮を本命卦とします。坤も艮も西四命の卦なので、5に当たる人は男女とも西四命に入ります。

男女で本命卦の数え方が違うため、同じ年に生まれた兄と妹や、同い年の夫婦でも、グループが分かれることは珍しくありません。家族全員の本命卦を一覧にして、それぞれのグループを書き添えておくと、住まいの使い方を話し合うときの手がかりになります。本サイトでは、生年月日ごとのページに男女それぞれの本命卦を載せています。

東四命と西四命に属する卦。同じグループの4つの方位が、そのグループの人になじむ方位です
グループ本命卦卦の方位(後天八卦)卦の五行
東四命坎北水
東四命離南火
東四命震東木
東四命巽南東木
西四命乾北西金
西四命坤南西土
西四命艮北東土
西四命兌西金

同じグループと違うグループの相性

本サイトでは、本命卦の相性を東四命と西四命のグループで見て、同じグループどうしを相性が良い組み合わせとします。同じグループの二人は、心地よく感じる方位や部屋の雰囲気が近いため、住まいを選ぶときや家具の配置を決めるときに意見がまとまりやすくなります。

違うグループの二人は、なじむ方位が分かれる組み合わせです。本サイトでは、この組み合わせを違いを意識すると付き合いやすい組として扱います。たとえば東四命の人が北の部屋を好み、西四命の人が北西の部屋を好むのは、それぞれの本命卦に合った自然な感覚の違いです。

この相性は住まいと方位の感覚に関するもので、人柄の合う合わないや二人の関係の行方を決めるものではありません。違うグループの二人が一緒に暮らす場合は、寝室や書斎などそれぞれが長く過ごす場所を分けて考えると、お互いの心地よさを保ちやすくなります。

住まいでの生かし方

東四命と西四命の区別は、家の中で長く過ごす場所を決めるときに生かします。家の中心から方位を見て、自分のグループの方位にある部屋を寝室や仕事部屋に選ぶのが基本の使い方です。東四命の人なら北・南・東・南東、西四命の人なら北西・南西・北東・西の部屋が候補になります。

部屋を選べないときは、部屋の中での配置で工夫できます。机に向かったときの正面や、枕を置く方向を自分のグループの方位に合わせるだけでも、八宅の考え方を取り入れられます。ソファやダイニングの席のように、毎日座る場所を決めるときも同じ考え方が使えます。

玄関や台所の位置は簡単に変えられないので、そこから無理に考え始める必要はありません。今ある間取りの中で、自分が落ち着く場所を一つ見つけ、そこを自分のグループの方位と照らし合わせてみてください。実際に過ごして心地よい場所であれば、それを大切にすることが何よりの使い方です。

誤解しやすい点

東四命と西四命は、どちらが優れているかを表す区別ではありません。8つの本命卦はそれぞれ違う性質を持ち、グループはなじみやすい方位の違いを示すだけです。東四命だから明るい、西四命だから慎重といった性格の決めつけもしません。

また、自分のグループと違う方位の部屋を使っていても、それだけで暮らしが損なわれるわけではありません。八宅は住まいを整えるための目安の一つであり、日当たりや風通し、家族の動線など、実際の暮らしやすさのほうが日々の快適さに大きく関わります。

九星気学の吉方位とも混同しないようにします。九星の吉方位は年盤や月盤とともに移り変わるのに対して、東四命・西四命のなじむ方位は本命卦で決まり、一生同じです。引っ越しや旅行の方位を見るときは九星、家の中の場所を考えるときは八宅と、目的に合わせて使い分けると混乱しません。

具体例

1988年10月12日生まれの男性と、1992年8月21日生まれの女性の二人で見てみます。1988年生まれの男性の本命卦は震で、東四命に属します。1992年生まれの女性の本命卦は兌で、西四命に属します。二人は違うグループの組み合わせです。

この二人が部屋を選ぶなら、男性は北・南・東・南東の部屋、女性は北西・南西・北東・西の部屋が落ち着きやすい場所になります。たとえば東の部屋を男性の書斎に、西の部屋を女性の作業部屋にするなど、長く過ごす場所を分けると、どちらの方位も生かせます。

もし女性が1985年2月5日生まれなら本命卦は離となり、二人は同じ東四命の組み合わせになります。

よくある質問

東四命と西四命はどちらが良いのですか?
どちらが良いということはありません。二つのグループは、なじみやすい方位の違いを表す区別です。自分のグループを知り、その方位を住まいの使い方に生かすことが大切です。
夫婦で東四命と西四命が分かれたらどうすればよいですか?
長く過ごす場所をそれぞれのグループの方位で分けて考えます。寝室のように共有する部屋は、枕の向きや座る位置をそれぞれに合わせると、二人の心地よさを両立できます。グループが分かれる夫婦は多く、暮らし方の工夫で十分に補えます。
自分のグループはどうやって調べますか?
立春で区切った生まれ年と性別から本命卦を求め、その卦で判断します。坎・離・震・巽なら東四命、乾・坤・艮・兌なら西四命です。数が中宮の5になる人は、男女とも西四命になります。
引っ越し先の方位も東四命・西四命で決めますか?
本サイトでは、東四命・西四命を家の中で過ごす場所を考える目安として使います。引っ越しの方角は九星気学の年盤と月盤で見るのが本サイトの勧め方で、二つは役割が違います。住まい選びではまず暮らしやすさを確かめ、入居後の部屋の使い方に八宅を生かしてください。

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