おみくじは結ぶ?持ち帰る?凶のときの扱い
引いたおみくじは、境内に結んでも持ち帰ってもかまいません。結ぶのは神仏との縁を結び、願いをその場に預けるため、持ち帰るのは書かれた言葉を手元で読み返すためなので、目的に合わせて選びます。凶が出たときも、結んで境内に留めるか、戒めとして持ち帰るかを自分で決めてよいものです。
この記事の要点
- おみくじは結んでも持ち帰ってもよい
- 結ぶのは神仏と縁を結び、願いを預ける意味がある
- 持ち帰るなら財布や手帳に入れて言葉を読み返す
- 凶は利き手と反対の手で結ぶという習わしがある
- 結ぶのは木の枝ではなく、境内のおみくじ掛けに
おみくじを結ぶ由来
おみくじを境内に結ぶ習わしには、いくつかの意味が重なっています。
- 縁を結ぶ:結ぶという言葉に、神仏との縁を結ぶ願いを込める
- 願いを預ける:書かれた言葉と自分の願いをその場に託し、叶うよう見守ってもらう
- 良くない結果を留める:凶など気になる結果を境内に残し、家に持ち帰らない
- 木の力にあやかる:もとは境内の木の枝に結び、枝葉を伸ばす木の生命力を願いに重ねた
昔は境内の木の枝に結ぶのがふつうでしたが、たくさんの紙が結ばれると枝が傷み、木が弱ってしまいます。そのため今は多くの寺社が、縄を張ったおみくじ掛けや、結ぶための棚を用意しています。結ぶ習わしの意味は変わらず、場所だけが木から専用の結び所へ移ったと受け止めてください。
おみくじそのものの由来や、書かれた和歌・項目の読み方はおみくじとはで説明しています。結ぶか持ち帰るかを決める前に、まず言葉を一通り読んでおくと、どちらを選んでも言葉を生かせます。
持ち帰ってもよいか
おみくじは持ち帰ってかまいません。結ばなければならないという決まりはなく、持ち帰って言葉を読み返すことを勧める寺社もあります。おみくじは神仏からの言葉なので、お守りのように身近に置いて、折にふれて読み返すのも大切な受け取り方です。
持ち帰ったおみくじは、次のような場所にしまいます。
- 財布:毎日持ち歩くので、ふとしたときに読み返せる。折り目に沿ってたたみ、カードの間などに入れる
- 手帳:予定を立てるたびに目に入り、言葉を行動に結び付けやすい
- 神棚や棚の高い位置:家に神棚があればそこに、なければ目線より高い清潔な場所に置く
- スマートフォンのケース:持ち歩く人もいるが紙が傷みやすいので、言葉を写真に撮っておくと読み返しやすい
大吉や吉は持ち帰って励みにし、凶は結んで帰る、という使い分けをする人もいます。けれども吉凶にかかわらず、心に響く言葉があったら持ち帰り、迷ったときに読み返すのがおすすめです。吉凶の位がどのくらいかは、おみくじの順番で確かめられます。
凶が出たときの扱い
凶を引いたときの扱い方には、二つの選び方があります。
- 境内に結んで帰る:気になる結果をその場に留め、神仏に預けて気持ちを切り替える
- 持ち帰って戒めにする:書かれた言葉を、今の自分への注意として手元で読み返す
凶のおみくじを結ぶときは、利き手と反対の手だけで結ぶという習わしがあります。片手で、しかも使い慣れない手で結ぶのは難しく、その難しいことをやり遂げることで、凶を吉に転じる修行にするという考え方です。うまく結べなくても、丁寧に結ぼうとする気持ちが大切です。
凶は、悪いことが起きると言い渡す印ではありません。今は慎重に、足元を固めて進むようにという言葉で、底にいるからこそこれから上っていける位置でもあります。凶のおみくじに「急ぐな」「控えよ」とあれば、大きな決断を少し先に延ばし、準備を整える時間にあてます。
凶が出て気持ちが落ち着かないときは、結果を一人で抱えずに、誰かに話してみてください。話すうちに、書かれた言葉を自分の暮らしのどこに生かせばよいかが見えてきます。悪い結果の受け止め方は占いの結果が悪い時の受け止め方でも詳しく扱っています。
| 状況 | おすすめの扱い | 理由 |
|---|---|---|
| 大吉・吉が出た | 持ち帰って財布や手帳に入れる | 良い言葉を励みにし、慢心しない戒めとしても読み返せる |
| 凶が出た | 利き手と反対の手で結ぶか、持ち帰って戒めにする | 結果を境内に預けて切り替えるか、言葉を注意として生かすかを選べる |
| 恋愛や縁談の願いで引いた | 結び所に結ぶ | 結ぶ行いに、人との縁を結ぶ願いを重ねられる |
| 心に響く言葉があった | 持ち帰って読み返す | 吉凶にかかわらず、言葉を行動に結び付けられる |
| 旅先の寺社で引いた | その場で結ぶか、持ち帰って旅の記念にする | 再訪が難しくても、どちらを選んでも言葉は生かせる |
| 持ち帰って一年たった | 引いた寺社か近くの寺社に納める | 一年の区切りに感謝して返し、新しい言葉を授かれる |
結ぶ場所と結び方
おみくじを結ぶときは、境内に用意されたおみくじ掛けや結び所を使います。木の枝や手水舎、灯籠などに結ぶのは控えます。木を傷めるうえ、寺社の手入れの負担にもなるからです。
結び方の手順です。
- 書かれた言葉を一度読み、心に留めておきたいところを覚える
- 折り目に沿って、縦に細長く折りたたむ。幅1〜2センチほどにすると結びやすい
- おみくじ掛けの縄や針金に一回巻き付け、両端を軽く結ぶ。固く結びすぎると紙が破れる
- ほかの人が結んだおみくじをほどいたり、外したりしない
- 結び終えたら、軽く手を合わせて感謝を伝える
結ぶのは、おみくじを引いたその寺社の結び所です。別の寺社で引いたおみくじを持ち込んで結ぶのは避け、持ち帰ったものは、次に説明する方法で納めます。混み合う初詣の時期は、結び所の前で長く場所をふさがないよう、折りたたむところまで先に済ませておくと周りの人も気持ちよく結べます。
持ち帰ったおみくじの処分
持ち帰ったおみくじを、いつまでに処分しなければならないという決まりはありません。言葉が励みになっているうちは、手元に置いて読み返してかまいません。区切りをつけたくなったら、次の方法でお返しします。
- 次に参拝したときに納める:引いた寺社の結び所に結ぶか、古いお札やお守りを納める古札納所に納める
- 一年を目安に納める:初詣で引いたおみくじは、翌年の初詣で納め、新しいおみくじを引く
- 近くの寺社に納める:遠方で引いたものは、通いやすい寺社に納めてよい。神社のものは神社へ、お寺のものはお寺へ返すと丁寧
- お焚き上げに出す:正月飾りを焚く行事や、寺社のお焚き上げの受付に、ほかのお札と一緒に出す
- 自宅で処分する:どうしても納めに行けないときは、白い紙に包み、感謝の気持ちを込めてから、ほかのごみとは分けて出す。気になる人は、包む前にひとつまみの塩で清める
お礼参りを兼ねて納めに行くなら、開運日カレンダーで暦の吉日を確かめておくと、予定を立てやすくなります。
よくある質問
- おみくじを結ばずに持ち帰ると、バチが当たりますか
バチが当たることはありません。おみくじを持ち帰ることは多くの寺社で認められていて、言葉を読み返すために持ち帰るのは自然な受け取り方です。大切に扱い、区切りがついたら寺社に納めます。
- 凶のおみくじを持ち帰ってもいいですか
持ち帰ってかまいません。凶の言葉を今の自分への戒めとして手元に置き、気をつけることを一つ決めて読み返すと、凶を前向きに生かせます。気持ちが落ち着かないなら、利き手と反対の手で結んで帰る方法もあります。
- おみくじを財布に入れておいてもいいですか
入れてかまいません。折り目に沿ってたたみ、お札やカードとこすれて傷まないように入れます。毎日持ち歩く財布に入れておくと、ふとしたときに言葉を読み返せます。
- おみくじはその日のうちに結ばないといけませんか
その日のうちに結ぶ決まりはありません。いったん持ち帰って読み返し、次に参拝したときに結んでもかまいません。結ぶ前に言葉を一通り読み、心に留めておきたい一文を書き留めておくと、結んだあとも言葉を生かせます。
- 旅先で引いたおみくじを、家の近くの寺社に返してもいいですか
かまいません。引いた寺社まで行けないときは、近くの寺社の古札納所に納めます。神社で引いたものは神社に、お寺で引いたものはお寺に返すと、より丁寧な納め方になります。
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