ルノルマンカードの恋愛の意味|36枚の読み方
ルノルマンカードで恋愛を占うときは、自分と相手を表す紳士と淑女、気持ちを表すハート、約束を表す指輪の四枚がどこに出て、どのカードと隣り合うかを軸に読みます。36枚はそれぞれ短く具体的な意味を持ち、隣り合う二枚を組み合わせて「ハートと指輪で、気持ちを形にする約束」のように一つの文を作るのが基本です。雲や山のような注意のカードが出ても、関係の行き先が決まったわけではなく、今気をつけたい点を示すカードとして読みます。
この記事の要点
- 恋愛では紳士・淑女・ハート・指輪の位置と隣のカードを軸に読む
- 36枚の意味は短く、隣り合う二枚を組み合わせて文にする
- 相手の気持ちは、相手を表すカードのすぐ隣から読む
- 注意のカードは行き先ではなく、気をつけたい点として読む
恋愛で見る主なカード(ハート・指輪・紳士・淑女)
ルノルマンカードは36枚からなるカードで、1枚ずつに騎士、クローバー、船といった身近な絵と短い意味が割り当てられています。タロットのように一枚の中に深い物語を読み込むより、カードを並べた順に意味をつなげ、出来事や状況を具体的に描き出すのが得意な占いです。カードの占いと生年月日の占いがそれぞれ何を得意とするかは、占いの種類の向き不向きで整理しています。恋愛を占うときに、まず探すカードは次の四枚です。
- 紳士(28):男性の相談者、または相手の男性を表します。
- 淑女(29):女性の相談者、または相手の女性を表します。
- ハート(24):愛情や好意、恋愛の気持ちそのものを表します。
- 指輪(25):約束、交際、結婚など、関係を結ぶことや続けることを表します。
相談者が女性で相手が男性なら、淑女が自分、紳士が相手です。同性どうしの関係なら、占う前に、紳士と淑女のどちらを自分に、どちらを相手に当てるかを決めておきます。最初に決めておけば、並べたあとに迷わずに読めます。
この四枚が出たら、まず隣に何のカードがあるかを確かめます。ハートの隣に犬があれば誠実な好意、ハートの隣に雲があれば揺れている好意、というように、隣のカードがその気持ちの色合いを決めます。
36枚の恋愛での意味
36枚の恋愛での意味を、下の表にまとめました。番号は多くのデッキで共通して使われている並びです。一枚の意味は短いので、すべてを丸暗記するより、まず大まかな三つのまとまりで覚えると読みやすくなります。
一つ目は、関係を温める明るいカードです。花束、犬、ハート、指輪、百合、太陽、月、鍵、錨、星などがここに入り、気持ちの通い合いや安定を表します。二つ目は、動きを表すカードです。騎士、船、鳥、手紙、コウノトリ、道などで、連絡のやりとりや関係の変化、選択の場面を描きます。三つ目は、注意を促すカードです。雲、蛇、棺、鎌、鞭、狐、山、ネズミ、十字架、塔などで、迷いや障害、区切りを表します。
どのまとまりのカードも、隣り合うカードとの組み合わせで意味が具体的になります。明るいカードの隣に注意のカードが来れば、よい流れの中にある気がかりを、注意のカードの隣に明るいカードが来れば、難しい状況を和らげる手がかりを示します。表の意味は出発点として使い、実際の並びに合わせて言葉をつないでください。
| 番号 | カード | 恋愛での意味 |
|---|---|---|
| 1 | 騎士 | 新しい知らせ、相手からの動き、新しい人の登場 |
| 2 | クローバー | 小さな幸運、気軽な誘い、短いチャンス |
| 3 | 船 | 距離のある恋、遠くへの憧れ、ゆっくり離れていく気持ち |
| 4 | 家 | 安心できる関係、家庭、同居、身内とのつながり |
| 5 | 木 | 時間をかけて根を張る関係、ゆっくりした成長 |
| 6 | 雲 | はっきりしない気持ち、迷い、誤解 |
| 7 | 蛇 | 回り道、駆け引き、こみいった事情 |
| 8 | 棺 | 一区切り、休止、気持ちの切り替え |
| 9 | 花束 | 喜び、贈り物、好意を示される |
| 10 | 鎌 | 急な決断、関係をはっきり区切る |
| 11 | 鞭 | 言い合いの繰り返し、強い情熱 |
| 12 | 鳥 | 会話、連絡のやりとり、二人の話し合い |
| 13 | 子ども | 始まったばかりの恋、素直な気持ち |
| 14 | 狐 | 慎重さ、本音を隠す、損得の計算 |
| 15 | 熊 | 頼れる相手、守る力、強い主導権 |
| 16 | 星 | 希望、理想、願いがはっきりする |
| 17 | コウノトリ | 関係の変化、一段進む動き |
| 18 | 犬 | 誠実さ、信頼、友人から始まる恋 |
| 19 | 塔 | 距離を置く、ひとりの時間、立場や形式 |
| 20 | 庭園 | 人の集まり、出会いの場、周りに知られる関係 |
| 21 | 山 | 障害、進みにくさ、相手の心の壁 |
| 22 | 道 | 選択、分かれ道、複数の選択肢 |
| 23 | ネズミ | 心配で気持ちがすり減る、少しずつ失われるもの |
| 24 | ハート | 愛情、好意、恋愛の気持ちそのもの |
| 25 | 指輪 | 約束、交際、結婚、関係の継続 |
| 26 | 本 | 秘密、まだ知らない一面 |
| 27 | 手紙 | メッセージ、文章でのやりとり |
| 28 | 紳士 | 男性の相談者、または相手の男性 |
| 29 | 淑女 | 女性の相談者、または相手の女性 |
| 30 | 百合 | 落ち着いた大人の関係、穏やかな愛情 |
| 31 | 太陽 | 明るい流れ、自信、うまく進む関係 |
| 32 | 月 | 感情の高まり、ロマンス、相手からの評価 |
| 33 | 鍵 | 確かな答え、解決の糸口 |
| 34 | 魚 | 気持ちの豊かな流れ、自由さ |
| 35 | 錨 | 安定、長続き、腰を据えた関係 |
| 36 | 十字架 | 背負っている重荷、向き合うべき課題 |
相手の気持ちを読む組み合わせ
相手の気持ちを知りたいときは、相手を表すカード(紳士か淑女)を見つけ、そのすぐ隣のカードから読みます。3枚引きなら、相手のカードを中央に置くつもりで1枚目から3枚目までを順に読み、「相手は、今、こういう気持ちでいる」という一文にまとめます。
相手が男性の場合の組み合わせの例を挙げます。
- 紳士と花束:好意を素直に示したい気持ちがある
- 紳士と犬:誠実に向き合おうとしている、信頼を寄せている
- 紳士と鳥:話をしたい、連絡を取り合いたいと思っている
- 紳士と雲:気持ちが定まらず、迷っている
- 紳士と本:まだ見せていない気持ちや事情を抱えている
- 紳士と狐:慎重に様子を見ていて、本音を出していない
- 紳士と山:気持ちはあっても、仕事や事情が壁になって動けない
- 紳士と塔:一人の時間を大事にしていて、距離を置いている
相手のカードの前後にハートが出ていれば、恋愛の気持ちがはっきり関わっています。ハートが離れた場所にあるなら、今の相手の関心は恋愛以外のことに向いていると読みます。タロットで相手の気持ちを読む方法と比べたいときは、タロットで相手の気持ちを占う並べ方も参考になります。
関係の進展を読む組み合わせ
二人の関係がどう動いていくかを見るときは、指輪とハートの周りを中心に読みます。5枚を横一列に並べ、真ん中の3枚目を今の関係の芯、左の2枚をそこに至る流れ、右の2枚をこれからの動きとして読むと、関係の流れが一つの文章になります。
関係の進展に関わる組み合わせの例です。
- 指輪とハート:気持ちを形にする約束、関係を深める話
- 指輪と家:一緒に暮らすことや、家族に紹介する話
- 指輪と錨:腰を据えた長い付き合い
- 指輪とコウノトリ:関係の形が一段進む変化
- 騎士と手紙:相手からの知らせや連絡が届く流れ
- 鳥とハート:気持ちについて話し合う場面
- 船とハート:距離のある恋、または気持ちが少しずつ遠のいている状態
- 道と指輪:関係を続けるかどうかの選択の場面
指輪の隣に注意のカードが来たときは、約束や関係の続け方について話し合いが要るという合図です。たとえば指輪と鞭なら、同じことで言い合いを繰り返している状態を、指輪と雲なら、二人の関係の形がはっきりしていない状態を表します。どちらも、何について話し合えばよいかを教えてくれる組み合わせとして使えます。
注意のカードが出たとき
雲、蛇、棺、鎌、鞭、狐、山、ネズミ、十字架、塔といった注意のカードが出ると、思わず身構えてしまいます。けれどもルノルマンカードの注意のカードは、関係の結末を告げるものではありません。今の状況のどこに引っかかりがあるかを、具体的に示してくれるカードです。
読むときは、次の三つを確かめます。一つ目は、そのカードがどのカードと隣り合っているかです。注意のカードの意味は、隣のカードに向かってかかるので、雲がハートの隣なら気持ちの迷い、雲が手紙の隣ならやりとりの中の誤解、というように範囲が絞れます。二つ目は、並びの中のどの位置に出たかです。流れの始めに出たなら、すでに通り過ぎつつある気がかりとして読めます。三つ目は、近くに明るいカードがあるかです。山の隣に鍵があれば、障害を越える糸口が見つかる並びです。
とくに誤解されやすいのが棺です。棺は恋愛では、一つの区切りや休止、気持ちの切り替えを表します。今のやり方に区切りをつけて、新しい関わり方に移る時期を示すことも多く、関係そのものの終わりを決めるカードではありません。注意のカードが続いて不安になったときは、「この状況で自分にできることは何か」と質問を変えて、もう一度だけ引いてみると、行動の手がかりが見えてきます。
ルノルマンカードで恋愛を占う手順
初めてルノルマンカードで恋愛を占うときは、次の手順で進めると迷いません。
- 質問を一つに絞って書く。「彼は今、私をどう思っているか」「この1か月、二人の関係はどう動くか」のように、相手と期間を入れます。質問の立て方は片思いをタロットで占う方法の考え方がそのまま使えます。
- 自分と相手を紳士・淑女のどちらに当てるかを決める。
- 36枚をよく切り、3枚か5枚を横一列に並べる。
- 左から二枚ずつ組にして意味をつなぎ、一つの文にまとめる。
- 紳士・淑女・ハート・指輪が出ていれば、その隣のカードを重点的に読む。
- 結果を日付と一緒にメモし、2週間ほどたったら実際の出来事と見比べる。
同じ質問を何度も引き直すと、並びが変わるたびに気持ちが揺れて、どの結果を信じればよいか分からなくなります。一つの質問は一度引いたら、状況が変わるまで待つと決めておくと、結果を落ち着いて生かせます。並びの読み方に迷ったり、二人の関係を別の角度からも確かめたくなったりしたときは、占い師に読み方の相談をしてみると、一人では気づけなかったカードどうしのつながりが見えてきます。
よくある質問
- ルノルマンカードで恋愛を占うとき、自分は紳士と淑女のどちらを使いますか?
相談者が女性なら淑女、男性なら紳士を自分のカードにし、もう一方を相手に当てるのが基本です。同性どうしの関係なら、どちらのカードを誰に当てるかを占う前に決めておきます。決めたら、その占いの間は入れ替えずに読みます。
- ルノルマンカードに逆位置はありますか?
ルノルマンカードは、正位置だけで読むのが基本です。意味の強弱や向きは、隣り合うカードとの組み合わせで読み分けます。逆位置を取らない分、カードどうしのつながりに目を向けると読みが深まります。
- 恋愛を占うなら、ルノルマンカードとタロットのどちらがいいですか?
連絡が来るか、関係がどう動くかといった具体的な状況を知りたいなら、組み合わせで出来事を描くルノルマンカードが向いています。自分や相手の心の奥を掘り下げたいなら、一枚に深い意味を持つタロットが向いています。知りたいことに合わせて使い分けてください。
- 恋愛の占いで棺のカードが出たら、別れるという意味ですか?
棺は恋愛では一つの区切りや休止、気持ちの切り替えを表し、関係の終わりを決めるカードではありません。今のやり方に区切りをつける時期を示すこともあります。隣り合うカードを見て、何に区切りをつける場面なのかを読んでください。
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