ルノルマンカードの意味と組み合わせの読み方

ルノルマンカードは、1枚ずつの意味を単独で読むより、隣り合うカードをつないで一つの文にする占いです。2枚なら1枚目を「何について」の主語、2枚目を「どんな様子か」を表す言葉として読み、3枚なら真ん中を話の中心に置いて、左右のカードでいきさつと行方を補います。紳士や淑女などの人物カードとの距離や向きも合わせて見ると、誰に関わる出来事なのかまで具体的に読めます。

この記事の要点

  • 1枚目を主語、2枚目を様子を表す言葉として読む
  • 同じ2枚でも、順番が入れ替わると意味が変わる
  • 3枚は真ん中を中心に、左をいきさつ、右を行方と読む
  • 人物カードの近くのカードほど本人への影響が強い
  • 毎日2枚引いて一文にする練習で読みが身につく

ルノルマンは組み合わせで読む占い

ルノルマンカードは36枚からなるカードで、騎士、家、鍵、手紙のように、身近な物や人や動物の絵が1枚ずつに描かれています。1枚の意味は「知らせ」「家庭」「確かな答え」「書類」のように短く具体的で、タロットのように一枚の絵に込められた物語を深く読み込む占いとは、読み方の考え方が違います。カードの占いが得意な問いについては、占いの種類の向き不向きで整理しています。

ルノルマンでは、カードは単語のような役目を持ちます。単語を並べると文になるように、隣り合うカードの意味をつないで「誰が・何が・どうなるか」を一つの文にまとめるのが基本です。1枚だけを見て「鎌が出たから悪い」と決めず、隣に何が来たかで意味の向きを読みます。

もう一つの特徴は、同じカードでも、文の中での役目によって読み方が変わることです。船は、主語のときは「旅」「移動」、ほかのカードを形容するときは「遠い」「動いている」という意味になります。犬なら主語のときは「友人」、形容のときは「信頼できる」「誠実な」です。1枚ごとに、名詞としての意味と、様子を表す言葉としての意味の二つを覚えておくと、組み合わせが読みやすくなります。

2枚の読み方(主語と形容)

2枚の組み合わせは、1枚目を主語、2枚目をその様子を表す言葉として読みます。「1枚目は、2枚目のような状態にある」と言葉にすると、自然な文になります。

このように、同じ2枚でも順番が入れ替わると、話の中心が変わります。並べた順に左から読み、左のカードを「何について」、右のカードを「どうなっているか」と決めておけば、迷わずに一文にできます。

慣れないうちは、2枚の意味をそれぞれ書き出してから、助詞でつなぐ練習をします。「家」「船」と書いて、「家が動く」「家から遠い」「家の中の移動」と三つほど文を作り、問いに最も合うものを選ぶと、読みの幅が広がります。

3枚の読み方

3枚を横に並べたときは、二つの読み方を使い分けます。

一つ目は、真ん中のカードを話の中心に置く読み方です。真ん中を「今の状況の芯」、左を「そこに至ったいきさつ」、右を「これからの行方」として読みます。たとえば問いが「今の職場の人間関係」で、左から雲・犬・太陽と出たら、「はっきりしない気持ちを抱えていたが、信頼できる同僚がいて、関係は明るい方へ向かう」と読みます。

二つ目は、左から2枚ずつ組にしてつなぐ読み方です。1枚目と2枚目、2枚目と3枚目をそれぞれ2枚の読み方で文にし、二つの文をつなげます。騎士・手紙・指輪なら、「すぐに届く知らせ」と「約束を交わす書類」がつながり、「早い知らせが届き、契約や申し込みの話に進む」となります。

どちらの読み方でも、最後は一つの文にまとめるのが大切です。3枚の意味をばらばらに並べたままにせず、「〜だったが、〜があり、〜になる」という形に言い直すと、結果を行動に結び付けやすくなります。3枚で答えが見えないときは、何度も引き直すより、問いを具体的にしてもう一度だけ引く方が読みは深まります。

よく出る組み合わせの例

ここでは、恋愛以外の場面でよく出る組み合わせを、仕事・お金・連絡と人間関係・変化の四つに分けて紹介します。恋愛での組み合わせはルノルマンカードの恋愛の意味にまとめているので、あわせて使ってください。下の表は、それぞれの場面の代表的な組み合わせを一覧にしたものです。

仕事の組み合わせ

仕事の場面では、錨(仕事・安定)、狐(仕事の工夫・用心)、熊(上司・力のある人)、塔(会社や組織)がよく出ます。錨+鍵なら、仕事の要になる役目や腰を据えられる職場、狐+錨なら、慎重さを求められる仕事や、今の仕事を続けるかどうかの迷いと読みます。熊+本は、上司が知っていてまだ話していないこと、塔+手紙は、会社や役所から届く正式な書類です。

お金の組み合わせ

お金の場面では、魚(お金・商売)を中心に見ます。魚+錨は安定した収入、魚+ネズミは少しずつ減っていくお金で、出費の見直しを促す組み合わせです。熊+魚は、まとまったお金やお金を管理する人を表し、クローバー+魚は、思いがけない小さな臨時収入として読みます。お金の組み合わせは、使い方や管理の仕方を考える手がかりとして読み、大きな買い物や契約を決める根拠にはしません。

連絡・人間関係の組み合わせ

連絡では、騎士(知らせ)、鳥(会話)、手紙(文章)が中心です。騎士+手紙は、すぐに届く連絡、鳥+庭園は、集まりの場での会話やグループでのやり取りです。人間関係では、犬(友人)がどのカードと並ぶかを見ます。犬+狐は、本音を見せない友人や様子見の関係、犬+家は、家族ぐるみの付き合いや長く続く友人です。

変化の組み合わせ

変化を表すのは、コウノトリ(改善・移り変わり)、道(選択)、鎌(急な決断)、棺(区切り)です。コウノトリ+家は、住まいや家庭の形が変わること、道+鍵は、選ぶべき道がはっきりすること、鎌+道は、急いで選ぶ場面を表します。棺は終わりを表しますが、棺+子どもなら、区切りのあとの新しい始まりとして読みます。

よく出る組み合わせと読み方の例(左のカードが主語)
組み合わせ読み方出やすい問い
家+船引っ越し、住まいを離れる住まい・暮らしの変化
雲+太陽迷いが晴れていく今の悩みの行方
手紙+指輪契約書や申込書など、約束を形にする書類仕事・手続き
錨+鍵仕事の要になる役目仕事・向いている役割
魚+ネズミ少しずつ減るお金、出費の見直しお金の使い方
熊+魚まとまったお金、お金を管理する人お金・家計
騎士+手紙すぐに届く連絡連絡・知らせ
犬+狐本音を見せない友人、様子見の関係人間関係
道+鍵選ぶべき道がはっきりする迷い・選択
棺+子ども区切りのあとの新しい始まり区切り・再出発

人物カードとの位置関係

ルノルマンでは、紳士(28)と淑女(29)が人物カードで、相談者自身か、問いに出てくる相手を表します。占う前に、どちらを自分に当てるかを決めておきます。人物カードが出たら、まわりのカードとの位置関係で、その人に何が起きているかを読みます。

見るところは三つです。

たとえば、淑女の顔が向いている側に鳥と手紙があれば、相談者はこれからのやり取りに気持ちが向いている、背中側に雲があれば、迷っていた時期を通り過ぎつつある、と読めます。

上下左右の関係を一度に見たいときは、人物カードを先に真ん中に置き、まわりに8枚を並べて9枚で読む方法もあります。人物カードが一枚も出なかったときは、問いの中心が自分ではなく出来事そのものにあると考え、真ん中のカードを主語にして読みます。

組み合わせの読みを身につける練習

組み合わせの読みは、意味を覚えるだけでは身につきません。毎日少しずつ実際に並べて、一文にする練習を重ねると、カードどうしのつながりが自然に浮かぶようになります。

  1. 朝、「今日はどんな一日か」と問いを立てて2枚引く
  2. 1枚目を主語、2枚目を様子として一文を書く
  3. 夜、実際の出来事と見比べて、どう読めばよかったかを書き足す
  4. 1週間ごとに読み返し、自分なりの組み合わせの辞書を作る

この練習では、当たったかどうかより、どんな文にしたかを残すことが大切です。同じ組み合わせが出たときに、前の読みと比べられるからです。

一方で、気になる問いを何度も引き直すと、並びが変わるたびに気持ちが揺れてしまいます。カードとの付き合い方は、オラクルカード・ルノルマンの心配な点と付き合い方でも紹介しています。自分で読んでも答えがまとまらないときは、並びの写真を残しておき、占い師に読み方を相談すると、自分の読みの癖や見落としていた組み合わせが分かります。

よくある質問

ルノルマンカードの組み合わせはどちらを先に読みますか

左にあるカード、つまり先に並べたカードを主語として先に読み、右のカードをその様子を表す言葉として読みます。同じ2枚でも順番が入れ替わると話の中心が変わるので、並べた順を崩さずに読みます。

意味が正反対のカードが並んだときはどう読みますか

主語にあたる左のカードを話の中心に置き、右のカードを変化の向きとして読みます。雲+太陽なら迷いが晴れていく流れ、太陽+雲なら順調な中の気がかりです。どちらのカードが主役かを決めると、矛盾ではなく流れとして読めます。

ルノルマンカードは何枚引くのがよいですか

初めは2枚か3枚から始めると、組み合わせの読み方が身につきます。慣れてきたら、人物カードを中心に置く9枚や、36枚すべてを並べる読み方に進みます。枚数が増えるほど情報も増えるので、問いを一つに絞ってから並べます。

人物カードが出なかったときはどう読みますか

問いの中心が自分ではなく、出来事や状況そのものにあると考えます。真ん中のカード、または1枚目のカードを主語にして文を作ります。相手の気持ちを知りたい問いで人物カードが出ないときは、相手の関心が今は別のところにあると読みます。

あわせて読みたい

鑑定の手引きの記事

鑑定の手引きの記事をすべて見る 読みもの一覧