ルーン文字の意味一覧|25のルーンと正逆の読み方
ルーン文字の意味は、24の文字それぞれが家畜や車輪、氷や太陽といった一つの物事を表し、そこから財産、旅、停止、成功などの占いの意味が生まれます。下の一覧表に、白紙のウィルドを加えた25のルーンの名前と別名、文字、正位置と逆位置の意味をまとめました。
この記事の要点
- 24文字は8つずつ三つのアエットに分かれる
- 名前は古英語系と古ゲルマン語系の二通りがある
- 逆位置があるのは15、上下対称の9つと白紙はなし
- 恋愛ではルーンの性質を二人の関係に置き換えて読む
- ウィルドは白紙で、決まっていない運命を表す
ルーン文字の三つのグループ(アエット)
ルーン占いに使う24文字は、フサルクの並び順で8つずつ三つに分けられ、それぞれをアエットと呼びます。アエットは古い北欧の言葉で「一族」を意味し、各グループは先頭のルーンや神の名をとって呼ばれます。意味を覚えるときも、まずどのアエットに属するかをつかむと、全体の見通しがよくなります。
- フレイのアエット(フェオ・ウル・ソーン・アンスール・ラド・ケン・ギューフ・ウィン):豊穣の神フレイの名を持つ組。財産、力、言葉、旅、贈り物、喜びなど、暮らしを築いていく物事を表します
- ハガルのアエット(ハガル・ニイド・イス・ヤラ・エイワズ・ペオース・エオロー・シゲル):雹、氷、太陽など、人の力では動かせない自然と時の流れを表します。見張りの神ヘイムダルの名で呼ぶ本もあります
- ティールのアエット(ティール・ベオーク・エオー・マン・ラーグ・イング・ダエグ・オセル):軍神テュールの名を持つ組。勇気、成長、人、家など、人と人のつながりと、次の世代へ受け継ぐものを表します
第1のアエットは手に入れる段階、第2は思うようにならない変化を越える段階、第3は人とともに実りを受け継ぐ段階と見ると、24文字が一本の流れとしてつながります。
25のルーンの名前と意味一覧
下の表は、ルーン占いで使う25のルーンを、フサルクの並び順にまとめたものです。名前の欄からは、それぞれのルーンを詳しく解説した記事に進めます。
別名の欄にあるのは、もう一つの呼び名です。ルーンには、古英語のルーン詩に残る呼び名(フェオ、ソーンなど)と、古いゲルマン語の形を復元した呼び名(フェイヒュー、スリサズなど)の二通りがあり、本やセットによって使う名前が違います。どちらも同じルーンを指しています。
並び順のうち、ダエグとオセルは資料によって前後が入れ替わります。この表ではダエグを23番目、オセルを24番目に置き、白紙のウィルドを最後に加えました。正位置・逆位置の欄の言葉は意味の核となるキーワードで、実際の占いでは問いの内容に合わせて言い換えて読みます。
| ルーン | 別名 | 文字 | 正位置 | 逆位置 |
|---|---|---|---|---|
| フェオ | フェイヒュー | ᚠ | 財産・豊かさ・手にしたもの | 損失・浪費・得たものが離れる |
| ウル | ウルズ | ᚢ | 力・活力・挑戦 | 力不足・機会を逃す・意欲の低下 |
| ソーン | スリサズ | ᚦ | 守り・試練・慎重さ | 無防備・軽率・思わぬもめごと |
| アンスール | アンサズ | ᚨ | 言葉・知らせ・知恵 | 誤解・伝達の行き違い・情報不足 |
| ラド | ライドー | ᚱ | 旅・移動・前進 | 停滞・計画の遅れ・行き違い |
| ケン | ケナズ | ᚲ | 始まり・情熱・ひらめき | 情熱が冷める・終わり・見通しが暗い |
| ギューフ | ゲーボ | ᚷ | 贈り物・愛・パートナーシップ | 逆位置なし |
| ウィン | ウンジョー | ᚹ | 喜び・成功・満足 | 不満・期待外れ・孤立 |
| ハガル | ハガラズ | ᚺ | 思いがけない変化・崩れ・試練 | 逆位置なし |
| ニイド | ナウシズ | ᚾ | 欠乏・忍耐・本当に必要なもの | 逆位置なし |
| イス | イサ | ᛁ | 停止・凍結・待つ時 | 逆位置なし |
| ヤラ | ジェラ | ᛃ | 収穫・実り・巡り | 逆位置なし |
| エイワズ | エイフワズ | ᛇ | 忍耐・守り・粘り強さ | 逆位置なし |
| ペオース | パース | ᛈ | 秘密・偶然・可能性 | 秘密が明かされる・期待外れ・停滞 |
| エオロー | アルジズ | ᛉ | 保護・友情・守られる | 無防備・用心不足・利用される |
| シゲル | ソウェイル | ᛊ | 太陽・成功・活力 | 逆位置なし |
| ティール | テイワズ | ᛏ | 勝利・勇気・正義 | 敗北・意欲の低下・恋のすれ違い |
| ベオーク | バークナ | ᛒ | 成長・母性・家庭 | 成長の停滞・家庭内の不和・計画の遅れ |
| エオー | エワズ | ᛖ | 前進・協力・移動 | 足止め・不調和・変化への不安 |
| マン | マンナズ | ᛗ | 人間・自己・協力 | 孤立・自己中心・周りとのずれ |
| ラーグ | ラグズ | ᛚ | 感情・直感・流れ | 感情に流される・不安定・直感が鈍る |
| イング | イングワズ | ᛜ | 完成・実り・豊穣 | 逆位置なし |
| ダエグ | ダガズ | ᛞ | 夜明け・転換・明るい変化 | 逆位置なし |
| オセル | オシラ | ᛟ | 受け継ぐもの・家・伝統 | 家族の問題・財産のもめごと・居場所のなさ |
| ウィルド | ブランク | なし(白紙) | 運命・未知・白紙 | 逆位置なし |
逆位置があるルーン・ないルーン
ルーンを引いたとき、文字が自分から見て正しい向きなら正位置、上下が逆さなら逆位置です。逆位置は、正位置の意味がうまく働いていない状態や、内側にこもっている状態として読みます。
- 逆位置があるルーン(15):フェオ、ウル、ソーン、アンスール、ラド、ケン、ウィン、ペオース、エオロー、ティール、ベオーク、エオー、マン、ラーグ、オセル
- 逆位置がないルーン(9と白紙):ギューフ、ハガル、ニイド、イス、ヤラ、エイワズ、シゲル、イング、ダエグ、ウィルド
逆位置がない9つは、上下を返しても同じ形になる文字です。X字のギューフや縦一本のイスを思い浮かべると分かりやすく、白紙のウィルドはそもそも向きを持ちません。これらのルーンは、問いのどの位置に出たか、両隣にどのルーンが来たかで意味の濃淡を読み分けます。たとえばハガルの隣にダエグが来れば、崩れのあとに明るい転換が続く流れと読めます。
逆位置を使うかどうかは読み手が決めてよく、すべて正位置で読むやり方もあります。考え方はタロットと共通しているので、タロットの逆位置も参考になります。
恋愛での意味一覧
恋愛の問いでは、ルーンの性質を二人の関係や自分の心の状態に置き換えて読みます。正位置を基本に、恋愛での読み方の目安を並べました。
- フェオ:二人で積み上げてきた思い出や信頼に価値がある
- ウル:自分から踏み出す力が湧いている
- ソーン:傷つかないよう慎重に距離をはかっている
- アンスール:気持ちを言葉にすることで関係が動く
- ラド:関係が次の段階へ進む、一緒に出かける
- ケン:恋の火がつき始める、ときめき
- ギューフ:対等に思い合う関係、贈り物のやり取り
- ウィン:一緒にいる時間に喜びと満足がある
- ハガル:思いがけない出来事で関係の形が変わる
- ニイド:満たされない思いの中で、本当に求めるものに気づく
- イス:関係が止まっている、今は待つ時
- ヤラ:時間をかけて育てた思いが実る
- エイワズ:揺れても切れない粘り強い絆
- ペオース:まだ明かされていない気持ちや秘密
- エオロー:守り守られる安心感、友情から始まる恋
- シゲル:自信を持って明るく向き合える
- ティール:誠実にまっすぐ思いを伝える勇気
- ベオーク:ゆっくり育つ愛情、家庭を築く
- エオー:歩調を合わせて二人で進む
- マン:一人の人として相手と向き合う
- ラーグ:感情の流れと直感に従う
- イング:関係が一つの形に落ち着く
- ダエグ:暗い時期を抜けて、関係が明るく転じる
- オセル:家族や結婚を意識した、根を下ろす関係
- ウィルド:まだ形の決まっていない縁、自分で選べる余白
逆位置で出たときは、その意味が滞っていると読みます。たとえばアンスールの逆位置なら言葉の行き違い、ケンの逆位置なら熱が冷めかけている状態です。
一覧の意味を問いに当てはめるコツ
一覧のキーワードは、そのまま答えにするより、問いの言葉に置き換えると生きてきます。手順は次の三つです。
- 出たルーンの由来の物(家畜、車輪、氷など)を思い浮かべる
- 一覧のキーワードから、問いにいちばん近い一語を選ぶ
- その一語を「今の自分は何をするとよいか」という形の文に直す
例として「新しい部署で、人間関係をどう築くとよいか」と問い、3つ引いてマン、ソーンの逆位置、ギューフが出たとします。マンは人間と自己、ソーンの逆位置は軽率さや思わぬもめごと、ギューフは贈り物とパートナーシップです。つなげると「自分らしさを出して周りと関わってよいが、慣れないうちの軽い一言がもめごとの種になる。小さな手助けやお礼のやり取りから信頼をつくるとよい」と読めます。
並べ方の基本はルーン占いのやり方で確かめてください。読んだ内容が自分の状況にどう当てはまるか一人で決めきれないときは、誰かに話しながら整理すると、ルーンの言葉が具体的な行動に変わります。
白紙のルーン(ウィルド)
ウィルドは、何も刻まれていない白紙のルーンです。古い碑文やルーン詩には登場せず、20世紀の後半にルーン占いのセットに加えられるようになった新しい一つで、ブランクとも呼ばれます。意味は運命・未知・白紙で、答えがまだ決まっていない状態を表します。
1つ引きでウィルドが出たら、結果を外に求めるより、自分で選ぶ段階に来ていると読みます。3つ並べたうちの一つに出たときは、その位置のテーマがまだ動いている最中で、ほかの2つのルーンが進む方向の手がかりになります。たとえば助言の位置に出たなら、決めつけずに選択肢を残しておくことが助言です。
ウィルドを使うかどうかは占う前に決め、使わないなら袋から抜いておきます。詳しい読み方はウィルドの意味で扱っています。
よくある質問
- ルーン文字でいちばん良い意味のルーンはどれですか
ルーンは吉凶で順位をつけるものではありませんが、喜びと成功を表すウィン、太陽と成功のシゲル、明るい転換のダエグは、前向きな意味の代表です。反対に、ハガルやイスのような厳しい意味のルーンも、備えや待つ時期を教える大切な手がかりです。どのルーンも、問いに当てはめて初めて意味が決まります。
- ルーンの意味はどうやって覚えればいいですか
それぞれのルーンの由来となった物から覚えるのが近道です。フェオは家畜だから財産、ラドは車輪だから旅、イスは氷だから停止というように、物と意味を一組で覚えると忘れにくくなります。毎日1つ引いてその日の出来事と見比べると、自分なりの意味も育っていきます。
- ルーンの名前が本によって違うのはなぜですか
ルーンの名前には、古英語のルーン詩に残る呼び名と、古いゲルマン語の形を復元した呼び名の二通りがあるためです。さらに、同じ呼び名でもアンスール、アンサズ、アンスズのようにカタカナの書き方が分かれます。文字の形と並び順で照らし合わせれば、同じルーンかどうかを確かめられます。
- 怖い意味のルーンはありますか
不幸を予告するルーンはありません。ハガル(雹)、ニイド(欠乏)、イス(氷)は厳しい自然を表しますが、変化への備え、足りないものの見極め、待つことの大切さとして読みます。厳しいルーンが出たときほど、何を整えるとよいかを考える機会にしてください。
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