姓名判断の画数の数え方|旧字体・部首の注意点

姓名判断の画数は、戸籍に載っている字を1字ずつ数えるのが基本で、昔からの主流の流派は旧字体に直したうえで、さんずいを水の4画、くさかんむりを艸の6画のように、部首をもとの字の画数で数えます。ふだん書く新字体のまま数える流派もあるので、どちらで数えるかを先に決め、姓も名も同じ方式で計算してください。漢数字は数の値で、ひらがなとカタカナは書くときの画数で数えます。

この記事の要点

  • 戸籍の字を1字ずつ、決めた方式で数える
  • 旧字体の流派は、部首をもとの字の画数で数える
  • さんずいは4画、くさかんむりは6画が伝統的な数え方
  • 漢数字は数の値、ひらがなは書くときの画数で数える
  • 「々」や濁点の扱いも、使う流派の決まりに合わせる

画数の数え方の基本と画数計算の手順

画数は、筆を紙につけてから離すまでに書く線を1画として数えます。「乙」のように折れ曲がりながら一筆で書く線は1画、「子」「女」「己」「弓」は3画、「比」は4画、「必」は5画です。思い込みで数えると1画ずれやすいので、迷う字は漢和辞典の総画数で確かめます。

姓名判断の画数計算は、次の手順で進めます。

  1. 戸籍に載っている字を確かめる(「高」か「髙」か、「島」か「嶋」かなど)
  2. 旧字体で数えるか、新字体で数えるかを決める
  3. 決めた方式で、姓と名を1字ずつ数える
  4. 天格・人格・地格・外格・総格の五格を計算する
  5. 総格が81を超えたら、81を引いて読む

とくに1の確認は大切です。ふだんは「高」と書いていても、戸籍が「髙」なら、はしごだかの11画で数えます。ふだんの字は10画なので、それだけで五格のうち3つの数が変わります。

旧字体で数える流派・新字体で数える流派

昔から主流なのは、旧字体で数える方式です。旧字体とは、昭和の字体の整理より前に使われていた字の形で、清の時代にまとめられた字書、康熙字典の字体を基準にします。この方式では名前の字をいったん旧字体に直し、部首ももとの字の画数で数えます。字の成り立ちに沿って数える、という考え方です。

これに対し、戸籍やふだんの暮らしで使っている新字体のまま数える流派もあります。今の自分が毎日書き、目にしている字の形こそが名前の力を表す、という考え方で、ネットの姓名判断にはこちらを使うところも増えています。

二つの方式の差は、字によっては10画を超えます。「国」は新字体で8画、旧字体の「國」で11画、「恵」は10画と「惠」の12画、「桜」は10画と「櫻」の21画です。一字の差で天格や総格がまるごと別の数になるので、方式を混ぜて計算すると、吉凶を正しく読めなくなります。どちらが正しいとは決められないので、自分が納得できる方を一つ選び、最後まで同じ方式で数えてください。流派が分かれる理由は占いの流派の違いでも解説しています。

間違えやすい部首(さんずい・くさかんむりなど)

旧字体で数える流派では、偏や冠などの部首を、その部首のもとになった字の画数で数えます。名前によく使われる部首の数え方は次のとおりです。

間違えやすいのは、形が似た部首です。「祐」のしめすへんと「裕」のころもへんは点が一つ違うだけですが、数え直すと5画と6画で差が出ます。同じ「阝」でも、「阿」や「陽」のように左にあれば8画、「部」や「邦」のように右にあれば7画です。「月」も、天体の月なら4画のまま、体を表すにくづきなら肉の6画で数える流派があります。くさかんむりを3画・4画・6画のどれで数えるか、さんずいを3画のまま数えるかも流派で分かれるので、部首の扱いまで方式をそろえることが欠かせません。

旧字体や部首の数え直しで画数が変わる字の例
字ふだん書く字の画数伝統的な流派での画数変わる理由
沢7画17画旧字体の澤(16画)に直し、さんずいを水の4画で数える
広5画15画旧字体の廣に直す
国8画11画旧字体の國に直す
恵10画12画旧字体の惠に直す
池6画7画さんずいを水の4画で数える
快7画8画りっしんべんを心の4画で数える
拓8画9画てへんを手の4画で数える
祐9画10画しめすへんを示の5画で数える
裕12画13画ころもへんを衣の6画で数える
理11画12画おうへんを玉の5画で数える
芳7画10画くさかんむりを艸の6画で数える
陽12画17画こざとへんを阜の8画で数える
邦7画11画おおざとを邑の7画で数える
道12画16画しんにょうを辵の7画で数える
七2画7画漢数字は数の値で数える

ひらがな・カタカナの画数

ひらがなとカタカナは、ふだん書くときの筆の運びどおりに数えます。

濁点(゛)は2画、半濁点(゜)は1画として足すのが一般的で、「が」は「か」の3画に2画を足して5画、「ぱ」は「は」の画数に1画を足して数えます。伸ばす音の「ー」は1画、小さい「ゃ」「っ」などはもとの字と同じ画数です。

ひらがなで流派が分かれるのは、線が交わって輪ができる字です。「な」「は」「ま」「よ」などの結びを1画として足す流派があり、同じ「はな」でも1〜2画ずれます。ひらがなの名前を数えるときも、どの流派の表に従うかを先に決めておきます。

数字や繰り返し記号の扱い

漢数字は、書いたときの画数ではなく、数の値で数えるのが多数派です。「一」は1、「二」は2、「三」は3で書いたときと同じですが、「四」は5画で書くのに4、「五」は4画で書くのに5と数え、「六」は6、「七」は7、「八」は8、「九」は9、「十」は10です。「百」「千」「万」は数の値ではなく字の画数で数え、百は6画、千は3画です。万は新字体なら3画で、旧字体の「萬」に直す流派では15画になります。漢数字も書いた画数で数える流派があるので、数字の入った名前は方式による差が大きく出ます。

繰り返しの記号「々」は、前の字と同じ画数で数える流派と、記号そのものの3画で数える流派に分かれます。「佐々木」なら、佐の7画をもう一度数えるか、3画とするかで、天格が4画変わります。

姓や名が一字の人は、霊数として1を足して天格や地格を出す流派が多くあります。ただし霊数は総格には含めません。霊数は字の数え方ではなく計算のときの補いですが、使うかどうかで結果が変わる点は同じなので、方式をそろえるときに一緒に確かめてください。

漢字の画数一覧を使うときの注意

漢字ごとの画数を並べた一覧表は便利ですが、その表がどちらの方式で作られているかを確かめてから使います。新字体の表と旧字体の表では、同じ字の画数が違うためです。漢和辞典の総画数は新字体の画数で、旧字体の欄があればその画数も載っています。ただし辞典に載る旧字体の画数は、部首を数え直す前の数なので、「澤」の16画にさんずいの1画分を足して17画にする、といった調整が要ります。

名前に使える字の中には、新字体と旧字体の両方が登録されているものがあります。「桜」と「櫻」、「竜」と「龍」のように、戸籍でどちらの字を使っているかで、新字体で数える流派でも画数が変わります。数えた画数を五格に当てはめたら、数ごとの吉凶は1〜81画の吉凶一覧で、総画数の読み方は総格とはで確かめられます。

数え方の細かな違いで迷い続けると、名付けや自分の名前の見直しが進まなくなります。迷ったら一つの流派に決めて読み進め、どうしても気になる点は詳しい人に相談して整理するのが近道です。

よくある質問

姓名判断の画数は旧字体と新字体のどちらで数えればいいですか

どちらにも筋道があり、どちらか一つが正しいとは決められません。昔から主流なのは旧字体で数える方式で、ネットの診断では新字体を使うところも増えています。大切なのは一つの方式を選び、姓も名も同じ数え方で通すことです。

画数計算のサイトによって画数が違うのはなぜですか

旧字体に直すかどうか、部首をもとの字で数えるかどうか、漢数字を数の値で数えるかどうかが、サイトごとに違うためです。さんずいやくさかんむりの入った字、漢数字や「々」の入った名前は、とくに差が出ます。

「々」は何画で数えますか

前の字と同じ画数で数える流派と、「々」という記号の3画で数える流派があります。「佐々木」なら天格が4画変わるので、使う流派の決まりを確かめてください。

ひらがなの濁点や半濁点は何画ですか

濁点は2画、半濁点は1画として、もとの字の画数に足すのが一般的です。「が」なら「か」の3画に2画を足して5画です。字の結びを1画とする流派では、もとの字の画数そのものが変わることがあります。

戸籍の字とふだん書く字が違うときはどちらで数えますか

姓名判断では、戸籍に登録された字で数えるのが基本です。「髙」と「高」、「嶋」と「島」のように戸籍の字のほうが画数の多いことがあり、入力の段階で画数がずれます。通称として長く使っている字があるなら、その字でも数えて比べます。

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