寅の日・巳の日の入籍はいい?結婚との相性

寅の日の入籍は、「出ていったものが戻ってくる」日という意味から出戻りを連想させるため、気にする人が二人や家族の中にいるなら外したほうが安心です。暦の上で禁じられた日ではないので、全員が気にしないなら選んでかまいません。巳の日は弁財天の縁日で、入籍を避ける理由はありません。

この記事の要点

  • 寅の日は出戻りを連想させるため、入籍では気にする人がいる
  • 巳の日は弁財天の縁日で、入籍を避ける暦の理由はない
  • 春の天赦日は戊寅の日なので、いつも寅の日と重なる
  • 不成就日と重なる日は、寅の日・巳の日に関係なく外す
  • 迷ったら両家が気持ちよく祝える日を優先して決める

寅の日の入籍が気にされる理由

寅の日は、日の十二支が寅にあたる日で、12日に一度巡ってきます。虎には「千里を行って千里を帰る」という言い伝えがあり、そこから出ていったものが戻ってくる日として扱われてきました。お金なら使ったぶんが戻ってくるので、財布を買う日や旅行に出る日には喜ばれる日です。

ところが結婚に当てはめると、家を出て嫁いだ人が実家に戻る、つまり出戻りを思い起こさせます。このため、入籍や結婚式の日取りでは寅の日を外す人がいます。星占堂の入籍日のカレンダーでも、寅の日には注意の印を付けています。

注意の印は、寅の日を凶日として扱うという意味ではありません。寅の日そのものは吉日で、暦注の中に結婚を禁じる決まりがあるわけでもありません。気にするかどうかを、二人とそれぞれの家族の受け止め方で決めてよい日です。

寅の日に結婚・入籍してもよいかの決め方

寅の日に入籍してよいかは、次の三つを確かめると決めやすくなります。

  1. 二人のどちらかが、出戻りの連想を少しでも気にしていないか
  2. 両親や祖父母など、日取りを気にする家族がいないか
  3. その日でなければならない理由(記念日、休みの都合など)があるか

1と2がどちらも当てはまらず、3の理由があるなら、寅の日を選んでかまいません。虎の言い伝えを、出かけても無事に帰ってくる、つまり二人の家がいつでも帰ってくる場所になる、と前向きに読むこともできます。

反対に、一人でも引っかかる人がいるなら、別の日に移すほうが気持ちよく記念日を迎えられます。入籍日は毎年めぐってくる結婚記念日になるので、思い出すたびに気になる日を選ぶ理由はありません。寅の日は12日に一度なので、前後の数日をずらすだけで外せます。

巳の日の入籍の考え方

巳の日は、日の十二支が巳にあたる日で、こちらも12日に一度巡ってきます。巳(へび)は七福神の弁財天の使いなので、金運や芸事を願う日として親しまれてきました。星占堂の暦では巳の日に避ける用事は特にないとしていて、入籍の日に選んでも差し支えありません。

巳の日の入籍で気にされることがあるのは、弁財天が女神であることから、恋人や夫婦でお参りすると嫉妬されるという俗説があるためです。この話は特定の社寺の言い伝えから広まったもので、暦の上で巳の日の結婚を避ける決まりはありません。気になる場合は、入籍の日に弁財天を祀る社寺へ二人そろってお参りする予定を入れなければ済みます。

60日に一度の己巳の日は、巳の日の中でも弁財天の縁が最も強い日です。己は土、巳は火で、火が土を生む組み合わせなので、積み重ねたものが実る日と読めます。二人で暮らしの土台を作り始める入籍の日として、前向きな意味を持たせやすい日です。

寅の日・巳の日と重なる吉日

寅の日や巳の日は、ほかの暦注と重なって意味が変わることがあります。入籍日の候補に挙がりやすい重なりを整理しておきます。

特に覚えておきたいのが春の天赦日です。星占堂の暦では、立春から立夏の前日までの天赦日を戊寅の日としているので、春の天赦日はいつも寅の日と重なります。暦の上で最上の吉日でありながら寅の日でもあるため、入籍に選ぶかどうかで迷う人が多い日です。天赦日の力を重く見るなら選んでよく、出戻りの連想を避けたいなら夏・秋・冬の天赦日を候補にします。

一粒万倍日や大安と寅の日が重なる日も、同じ考え方で判断します。一方、不成就日と重なる日は、寅の日・巳の日に関係なく入籍の日取りから外すのが星占堂の考え方です。下の表に、重なりごとの考え方をまとめました。

寅の日・巳の日と重なる日の入籍での考え方
日の重なり暦の上の意味入籍での考え方
寅の日だけ出ていったものが戻る日気にする人がいなければ選んでよい。気になるなら前後にずらす
寅の日+天赦日(春)最上の吉日だが寅の日でもある天赦日を重く見るなら候補。迷うなら夏・秋・冬の天赦日へ
寅の日+大安・一粒万倍日吉日どうしの重なり寅の日を気にするかどうかだけで決める
巳の日だけ弁財天の縁日避ける理由はない
己巳の日弁財天の縁が最も強い日積み重ねが実る日として前向きに選べる
巳の日+大安・天赦日吉日どうしの重なり入籍日の有力な候補
寅の日・巳の日+不成就日吉日の効果が打ち消される日入籍の日取りから外す

入籍に向く日の選び方

入籍日は、吉日を探すより先に、二人が役所に行ける日の幅を決めてから絞り込むと迷いません。星占堂の入籍日カレンダーは、天赦日・大安・一粒万倍日などの重なりを点数にして並べているので、次の手順で使うと候補がすぐに見つかります。

  1. 入籍したい月を一つか二つに絞り、二人の休みや仕事の都合が合う日を書き出す
  2. その中から大安・天赦日・一粒万倍日にあたる日を拾う
  3. 仏滅・赤口・不成就日の日を外す
  4. 寅の日が残っていたら、二人と家族が気にするかどうかで残すか外すかを決める
  5. 誕生日や付き合い始めた日など、二人にとって意味のある日に近いものを優先する

結婚式の日取りもあわせて考えるなら、結婚式の吉日カレンダーで式場の予約が取りやすい日を先に見てから入籍日を決める方法もあります。婚姻届の受付の時間や持ち物は自治体ごとに違うので、日取りが決まったら届け出る役所に確かめておきます。

二人の記念日がちょうど仏滅や不成就日にあたる、という場合もあります。記念日の意味を大切にしたいなら、婚姻届は記念日に出し、結婚式や両家の顔合わせを吉日に合わせるというように、用事ごとに日を分けると両方を生かせます。

日取りで二人や家族の意見が割れたとき

寅の日を気にするかどうかは、育った家の習慣で感じ方が大きく分かれます。一方は全く気にしないのに、もう一方の親が強く気にする、という食い違いはよくあることです。暦の意味を説明して説得するより、両家が気持ちよく祝える日を優先したほうが、結婚の始まりに小さなしこりを残しません。

それでも決めきれないときは、二人の本命星や生年月日から、二人にとって動きやすい月を見てもらうのも一つの方法です。暦の吉日に二人の事情を重ねて整理してもらうと、候補を一つに絞る理由がはっきりします。結婚の時期の流れは、2027年の結婚運でも本命星・星座ごとに確かめられます。

よくある質問

寅の日に入籍すると離婚しやすいのですか

寅の日に入籍したことで離婚しやすくなるという暦の決まりはありません。出戻りを連想させる言葉の縁起から避ける人がいるだけで、寅の日そのものは吉日です。気にならないなら、ほかの条件で選んだ日が寅の日でもかまいません。

巳の日に入籍してもいいですか

巳の日は弁財天の縁日で、入籍を避ける理由はありません。弁財天が嫉妬するという俗説を気にする場合は、当日に弁財天の社寺へ二人でお参りしなければ済みます。大安や天赦日と重なる巳の日は、入籍日の有力な候補です。

天赦日と寅の日が重なる日に入籍してもいいですか

天赦日は暦の上で最上の吉日なので、寅の日を気にしないなら入籍に向く日です。星占堂の暦では春の天赦日がいつも寅の日にあたるため、出戻りの連想を避けたい二人は夏・秋・冬の天赦日を選びます。

寅の日と一粒万倍日が重なる日は入籍に向いていますか

一粒万倍日は二人の幸せが大きく育つ日として入籍に選ばれる日なので、寅の日を気にしないなら候補に入れてかまいません。出戻りの連想が気になるなら、一粒万倍日は月に4〜7日ほどあるので、寅の日でない一粒万倍日に移すと迷いが残りません。

寅の日に結婚式を挙げるのはどうですか

結婚式でも考え方は入籍と同じで、星占堂の結婚式のカレンダーでも寅の日に注意の印を付けています。式は親族や招待客も関わるので、入籍以上に家族の受け止め方を確かめてから決めると安心です。

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