引っ越しの吉日の選び方|大安・天赦日と避けたい日

引っ越しの吉日は、天赦日と大安を軸にし、友引・先勝や一粒万倍日・大明日が重なる日を上位に置いて選びます。反対に、仏滅・赤口・不成就日・三隣亡の日は、吉日と重なっていても候補から外すのが星占堂の決め方です。ただし日取りより先に方角と月を九星気学で確かめ、その中で吉日を選ぶと、住まいを移す計画が一本の筋でつながります。

この記事の要点

  • 軸は天赦日と大安。友引・先勝や選日の重なりで上位を決める
  • 仏滅・赤口・不成就日・三隣亡は吉日と重なっても外す
  • 十二直は満・開・成・定・建を、最後の一押しに使う
  • 2027年の天赦日で引っ越しに使えるのは4月29日と5月15日
  • 決める順番は方角、月、日。吉日は最後の絞り込み

引っ越しの吉日を決める暦注(六曜・十二直・選日)

引っ越しの吉日を選ぶときに使う暦注は、大きく三つに分かれます。

三つは別々の仕組みで決まるため、同じ日に大安と不成就日が重なることもあれば、天赦日が仏滅に当たることもあります。そこで星占堂の引っ越しの日取りカレンダーでは、天赦日を3点、大安を2点、友引・先勝・一粒万倍日・天恩日・大明日を1点として重なりを数え、仏滅・赤口・不成就日・三隣亡の日は外しています。点数が高いほど、引っ越しによい要素が重なった日です。

六曜の詳しい決まり方は六曜とはで説明しています。暦注ごとの決まり方と点数は、次の表のとおりです。

引っ越しの吉日を選ぶ暦注と、星占堂の点数
暦注種類決まり方引っ越しでの扱い
天赦日選日季節ごとに決まった干支の日(立冬からは甲子など)3点。年に5〜6回の最上の吉日
大安六曜旧暦の月と日の和を6で割った余りが02点。一日を通して吉
友引六曜余りが31点。11〜13時の搬入は避ける
先勝六曜余りが21点。午前に搬入する
一粒万倍日選日節月ごとに決まった二つの十二支の日1点。新生活の始まりに合う
天恩日選日甲子〜戊辰、己卯〜癸未、己酉〜癸丑の各5日1点
大明日選日決まった17の干支の日1点
仏滅六曜余りが5外す
赤口六曜余りが1外す
不成就日選日旧暦の月ごとに決まった4つの日外す
三隣亡選日節月ごとに亥・寅・午のいずれかの日外す

十二直で見る引っ越しに向く日

十二直は、建・除・満・平・定・執・破・危・成・納・開・閉の12の文字を日ごとに割り当てる暦注です。節月の十二支と同じ十二支の日が建になり、そこから一日ずつ順に進みます。星占堂の引っ越しカレンダーの点数には入れていませんが、候補の日がいくつか並んだときに、最後の一押しとして使えます。

引っ越しと意味が合うのは、満ち足りる日の満、道が開ける日の開、物事が成就する日の成、物事が定まる日の定、物事が建ち始める日の建です。満と開は、星占堂の十二直の表でも引っ越しや移転に向く行いとして挙げています。

反対に、破・危・閉は控えめに整える日です。悪い日として避けるより、引っ越し準備の段取りに当てはめると、十二直をむだなく使えます。除の日に押し入れの整理を始め、破の日に古い家具や不用品を処分し、閉の日に旧居の片づけを締めくくる。こうして準備の日まで暦に沿わせると、引っ越し当日を迎える気持ちも整います。

大安・天赦日・一粒万倍日の扱い

大安は一日を通して吉の日で、時間帯を気にせずに搬入の予定を組めます。土日の大安は希望が集まりやすいので、業者の予約は日にちが決まりしだい押さえておくと、選べる時間帯が広がります。

天赦日は、天がすべての罪を赦す日という意味の最上の吉日で、立春からは戊寅、立夏からは甲午、立秋からは戊申、立冬からは甲子の日が当たります。年に5〜6回しかないうえ、六曜や凶日との重なり方が毎回違うので、引っ越しに使えるかは日ごとに確かめます。たとえば2026年12月16日(水)は天赦日と一粒万倍日が重なりますが、六曜が赤口なので、星占堂の引っ越しカレンダーでは外しています。2027年の天赦日は6回あり、そのうち引っ越しの候補に残るのは、先勝の4月29日(木・祝)と5月15日(土)の2日です。残る4回は、仏滅・赤口・不成就日・三隣亡のいずれかと重なります。

一粒万倍日は、一粒の籾が万倍に実るという意味の日で、始めたことが大きく育つ日です。新しい暮らしの始まりにふさわしく、大安や友引と重なると点数が上がります。2026年の残りの期間(10月中旬以降)では、12月1日(火)が友引・一粒万倍日・天恩日・大明日の重なる4点の日で、引っ越しの最上位です。

引っ越しで避けたい日(仏滅・三隣亡・不成就日)

引っ越しで避ける日として挙がるのは、六曜の仏滅と赤口、選日の不成就日と三隣亡です。

不成就日は、旧暦の月ごとに決まった4つの日で、旧暦1月と7月なら3日・11日・19日・27日というように、ほぼ8日おきに巡ります。何事も実を結びにくいと読む日なので、大安や一粒万倍日と重なっても、星占堂では引っ越しの候補から外します。三隣亡は節月で決まり、寅・巳・申・亥の月は亥の日、卯・午・酉・子の月は寅の日、辰・未・戌・丑の月は午の日が当たります。もとは建築の凶日なので、新築の家へ移るときに気にする人が多い日です。

仏滅は一日を通して控えめに過ごす日、赤口は11時から13時だけが吉の日です。候補を並べる段階でこの四つを外しておくと、後から日取りの悪さで迷わずに済みます。どうしても外せない日に当たったときは、仏滅なら荷ほどきと掃除に専念する日と割り切る、赤口なら昼前後に新居へ入るといった工夫で、自分なりの区切りをつけられます。

吉日と方角はどちらを優先するか

吉日と方角が両立しないときは、方角を優先します。九星気学では、住まいを移す方角を、そこで暮らす年月のあいだずっと関わるものとして読みます。一日の吉凶を表す暦注より、長く影響する要素を先に固めるのが、筋の通った順番です。

  1. 本命星を確かめ、年盤で引っ越し先の方角が吉か凶かを見る
  2. 月盤でも吉になる月を選ぶ
  3. その月の中で、不成就日・三隣亡・仏滅・赤口を外す
  4. 残った日のうち、天赦日・大安・一粒万倍日などが重なる日を選ぶ

本命星ごとの年の吉方位と凶方位は、引っ越しの方角のページで年別に確かめられます。また、天一天上と呼ばれる16日間は、天一神の方角を気にせずに移れる期間で、星占堂の引っ越しカレンダーでは該当する日に印を付けています。2027年5月15日は天赦日と天一天上が重なる日です。天一神の方角と九星気学の吉方位は別の考え方なので、方位を大切にする人は両方を見てください。

吉日に引っ越せないときの考え方

仕事の辞令や契約の都合で、吉日を選ぶ余地がないこともあります。吉日は選べるときに選ぶためのもので、選べなかった引っ越しを悪いものに変えるわけではありません。

そんなときは、引っ越しの中で動かせる部分だけを吉日に寄せます。鍵を受け取る日、最初に新居を掃除する日、新居で初めて眠る日のどれか一つでも吉日にできれば、自分の中の区切りとして十分です。荷物の搬入と暮らし始めを別の日にするだけで、選べる日はぐっと広がります。

家族の本命星が違って方角の吉凶が分かれる、日取りの希望が家族の中で食い違うといった場面では、何を優先するかを決めるのが難しくなります。そうしたときは一人で決めきろうとせず、家族それぞれの事情を書き出してから話し合うか、全員の生年月日をもとに全体を見てもらうと、納得できる日を選びやすくなります。

よくある質問

引っ越しの吉日はどこで調べられますか?

星占堂の引っ越しの日取りカレンダーで、年別と月別に吉日の一覧を確かめられます。天赦日・大安・一粒万倍日などの重なりを点数にし、仏滅・赤口・不成就日・三隣亡の日を外して並べています。天一天上にあたる日にも印を付けているので、方角が気になる人も使えます。

2026年に引っ越しによい日はいつですか?

2026年の10月中旬以降で星占堂の点数が最も高いのは、友引に一粒万倍日・天恩日・大明日が重なる12月1日(火)です。土日では、大安と大明日が重なる10月25日(日)と、大安と一粒万倍日が重なる12月27日(日)が上位に入ります。月ごとの一覧は、引っ越しカレンダーの2026年のページで見られます。

天赦日が仏滅と重なったら引っ越しに使えますか?

星占堂の引っ越しカレンダーでは、天赦日でも仏滅と重なる日は外しています。ただ、仏滅は仏教とは関係のない暦注で、天赦日の意味を大切にしたい人がその日を選ぶこと自体に問題はありません。家族の中に六曜を気にする人がいるかどうかで決めてください。

引っ越しは搬入日と住み始める日のどちらを吉日にしますか?

どちらか一方を吉日にできれば十分です。新居に荷物を入れる日を新しい暮らしの始まりと見る人が多いものの、鍵を受け取った日や、新居で初めて眠る日を区切りにする考え方もあります。選べる日が多い方を吉日に寄せると、日取りの幅が広がります。

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