水星逆行とは|起きやすいことと過ごし方、2027年までの期間

水星逆行とは、地球から見て水星が星座の上をふだんとは逆向きに進んで見える期間のことで、年に3回、1回につき3週間ほど起こります。占星術では、水星が受け持つ連絡・言葉・移動・機械の分野で行き違いや遅れが目立ちやすい時期と読みますが、悪いことが起きる期間ではなく、見直しと確認に向く期間です。2026年は10月24日〜11月13日、2027年は2月10日〜3月2日、6月11日〜7月4日、10月7日〜27日が逆行の期間です。

この記事の要点

  • 水星逆行は、地球から見た水星の見かけの逆向きの動き
  • 年に3回、1回につき3週間ほど起こる
  • 連絡・移動・機械・予定の確認不足が表に出やすい時期
  • やめる時期ではなく、読み直し・やり直しに向く時期
  • 終わったあとは、保留していたことを決めて動かす

水星逆行とは(地球から見た見かけの逆行)

水星は太陽にいちばん近い惑星で、約88日で太陽の周りを一周します。地球より内側を、地球よりずっと速く回っているため、水星が地球と太陽の間を追い越していく時期には、地球から見ると星座の上を後ろ向きに進んでいるように見えます。これが水星逆行です。水星が本当に逆回りしているわけではなく、見る位置との関係で生まれる「見かけの動き」です。

逆行に入る前と、逆行が終わる前後には、水星が空の上でほとんど止まって見える時期があります。これを「留(りゅう)」と呼びます。水星は留でいったん足を止め、逆向きに進み、再び留を経てふだんの向きに戻ります。

西洋占星術では、水星は知性と言葉、情報、交通、商売を受け持つ天体で、ふたご座とおとめ座の支配星です。その水星が後ろへ下がって見える時期を、占星術では「水星の働きが外へ向かうより内へ向かう時期」と読みます。話す・送る・進めるといった前向きの動きより、考え直す・読み返す・振り返るといった後ろ向きの動きが合う時期だと捉えると、水星逆行の意味がつかみやすくなります。

水星逆行は年に3回ほど起きる

水星逆行は、ほぼ4か月おきに年3回起こり、1回の長さは3週間前後です。年によっては、年末から年始にかけて逆行がまたがることもあります。1年のうち水星が逆行している日数を合わせると、およそ2か月あまりになります。

2026年と2027年の水星逆行の期間は、下の表のとおりです。期間は日本時間の正午の位置で判定しています。2026年の残りは10月24日から11月13日までの1回で、水星はさそり座を逆行します。2027年は2月、6月、10月の3回です。

表の「通る星座」が二つ書いてある回は、逆行の途中で水星が一つ前の星座へ戻ることを表します。たとえば2027年2月の逆行は、うお座で始まり、途中でみずがめ座へ戻ります。逆行が起きる星座は、その期間に見直しやすいテーマの手がかりになります。表の右の列は、その星座の性質から見た、見直しに向く事柄の例です。

自分の水星星座と同じ星座で逆行が起きる期間は、自分の考え方や話し方の癖に気づきやすい時期と読みます。2026年10月の逆行なら、水星星座がさそり座の人がこれにあたります。

2026年・2027年の水星逆行の期間(日本時間の正午で判定)
期間水星が通る星座見直しに向く事柄の例
2026年02月26日〜03月20日うお座あいまいにしていた約束や、思い込みで進めていた予定
2026年06月30日〜07月23日かに座家族との連絡、家の中の書類や持ち物の整理
2026年10月24日〜11月13日さそり座言えずにいた本音、契約書や約束の細かな条件
2027年02月10日〜03月02日うお座・みずがめ座仲間うちの連絡の仕方、データやアカウントの整理
2027年06月11日〜07月04日かに座・ふたご座身近な人との会話、たまったメールやメッセージ
2027年10月07日〜10月27日さそり座・てんびん座パートナーとの話し合い、人と交わした約束の中身

水星逆行で起きやすいこと(連絡・機械・予定の乱れ)

占星術で水星逆行中に起きやすいと読むのは、水星が受け持つ分野での「行き違い」と「遅れ」です。具体的には次のような場面が挙げられます。

これらは、水星逆行の期間でなくても起こることです。占星術の読み方としては、ふだんなら見過ごせていた確認不足が、この時期には表に出やすくなる、と考えます。つまり、水星逆行は新しいトラブルを生む期間ではなく、急ぎすぎていた部分や、あいまいにしていた部分に気づかせてくれる期間です。

また、最後の項目のように、昔の知人との再会や、途中で止めていた計画の再開といった「戻ってくる出来事」も、水星逆行らしい動きです。逆行は後ろを振り返る動きなので、過去に置いてきたものに、もう一度向き合う機会になります。何かがうまくいかなかったとき、すべてを水星逆行のせいにするのではなく、どこで確認が足りなかったかを振り返る材料にしてください。

水星逆行中の過ごし方

水星逆行中は、何かをやめるよりも、いつもより一段丁寧に確かめることを意識すると落ち着いて過ごせます。次のような工夫が役に立ちます。

  1. 送る前に読み返す。宛先、日時、金額、添付の有無を送信ボタンの前で確かめるだけで、行き違いの多くは防げます。
  2. 予定に余裕を持たせる。移動は一本早い電車にし、大事な約束の前日には相手に確認の連絡を入れます。
  3. 書類や契約は、内容を読み直してから手続きする。分からない言葉や条件は、その場で質問して残さないようにします。
  4. データを保存しておく。機器の更新や買い替えの前に、写真や連絡先を控えておくと安心です。
  5. 「再」のつくことに取り組む。読み直し、見直し、やり直し、修理、整理、再会など、過去のものに手を入れる作業は、水星逆行と相性のよい行動です。

水星逆行中に契約や買い物、引っ越しをしてはいけない、ということはありません。仕事や暮らしの都合で日程を動かせないことも多いので、決める時期をずらすより、確認の手間を一つ増やすほうが現実的です。引っ越しの日取りをほかの暦の考え方でも見たい人は、引っ越しのカレンダーも参考になります。気持ちの面でも、言葉の行き違いを感じたら文章を重ねるより声で話して確かめると、誤解がほどけやすくなります。

水星逆行が終わるとき

水星逆行が終わると、水星は留でいったん止まったあと、ふだんの向きへ進み始めます。占星術では、逆行の終わりを、止まっていたやりとりや保留にしていた物事が、再び前へ動き出す区切りとして読みます。逆行中に見直したことを形にしたり、迷っていたことに結論を出したりするのに向く時期です。

ただし、逆行が終わった直後の水星は、まだ動きがゆっくりです。逆行を始めた位置まで水星が戻ってくるには、さらに2週間ほどかかります。流派によっては、逆行の前後のこの期間を「シャドー期間」と呼び、逆行中と同じように確認を丁寧にする時期として扱います。逆行が明けたらすぐに全力で走り出すのではなく、見直した内容を一つずつ実行に移していく、くらいの速さがちょうどよい進み方です。

水星逆行が終わったときにしておきたいのは、次のようなことです。

逆行中に気づいたことは、終わったあとに生かしてこそ意味を持ちます。見直しの期間と動き出しの期間をひと続きのものとして使うのが、水星逆行との上手な付き合い方です。

水星逆行の時期に生まれた人の読み方

生まれたときに水星が逆行していた人もいます。1年のうち水星が逆行している日数はおよそ2割なので、だいたい5人に1人がこの配置です。ホロスコープでは、水星の記号の横に「R」や「℞」の印がついて示されます。

占星術では、生まれつき水星が逆行している人を、考えを外に出す前に、自分の中でじっくり練り上げる人と読みます。会議ではすぐに発言しなくても、あとから要点を押さえた意見を出す、話すより書くほうが考えを整理しやすい、一度学んだことを何度も復習して自分のものにする、といった形で表れます。テンポの速いやりとりでは出遅れて見えることがありますが、そのぶん深く考えた言葉を持っています。

水星逆行の期間を、生まれつき逆行の人はかえって落ち着いて過ごせることがあります。ふだんから見直しや振り返りが習慣になっているためです。自分の水星がどの星座にあり、どのハウスで働いているかは、ホロスコープの天体の考え方とあわせて読むと、話し方や学び方の個性が具体的に見えてきます。言葉の行き違いが続いて悩んでいるときは、自分の水星の配置を詳しく見てもらいながら人に話すと、伝え方の癖がどこにあるのかを整理しやすくなります。

よくある質問

水星逆行中に契約や買い物をしてはいけませんか?

してはいけないということはありません。占星術では確認不足が表に出やすい時期と読むので、契約書の内容や商品の条件をいつもより丁寧に確かめてから決めれば十分です。日程を動かせる場合は、逆行が終わってから決めるという選び方もあります。

水星逆行が終わると、何が変わりますか?

占星術では、止まっていた連絡や保留していた物事が前へ動き出す区切りと読みます。逆行中に見直したことを実行に移したり、迷っていたことに結論を出したりするのに向く時期です。終わった直後の2週間ほどは水星の動きがまだゆっくりなので、確認の習慣は続けると安心です。

水星逆行はなぜ起こるのですか?

水星が地球より内側を速く回っていて、地球と太陽の間を追い越すときに、地球から見ると後ろ向きに進んで見えるためです。水星が実際に逆回りするわけではありません。天文学では見かけの逆行と呼ばれる現象です。

水星逆行中に昔の恋人から連絡が来たのはなぜですか?

水星逆行は過去を振り返る動きなので、占星術では昔の知人との再会や連絡が目立ちやすい時期と読みます。連絡が来たこと自体に特別な意味を決めつけず、今の自分がその人とどう関わりたいかを落ち着いて考える機会にしてください。気持ちの整理がつかないときは、誰かに話してみると考えがまとまります。

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