アスペクトと星座の相性
アスペクトとは、黄道上の二つの位置が作る角度のことで、西洋占星術では天体どうしの関係の質を表します。本サイトの星座の相性は、二人の星座が何度離れているかというアスペクトと、四元素の組み合わせで判定しています。このガイドでは、角度の数え方と意味、相性の印の読み方を解説します。
要点
- アスペクトは、黄道上の二つの位置が作る角度のことです。
- 本サイトの星座の相性は、二人の星座が黄道上で何度離れているかと、四元素の組み合わせで判定します。
- 星座1つ分は30度なので、星座の離れ方を数えれば角度が出ます。
- 120度(トライン)は同じ元素どうしで、本サイトでは最も高い◎とします。
- 60度(セクスタイル)と同じ星座は、120度に次ぐ○とします。
アスペクトの基本
西洋占星術では、太陽の通り道である黄道を360度の円として扱います。二つの天体や星座がこの円の上でどれだけ離れているかを角度で表したものがアスペクトです。0度、60度、90度、120度、180度の五つは主要なアスペクトと呼ばれ、それぞれに決まった性質があります。これに30度と150度を加えると、星座どうしの関係はすべて説明できます。
アスペクトの考え方の根には、円を割る数の意味があります。円を3等分する120度は調和、4等分する90度は緊張と行動、2等分する180度は向き合う関係を表します。6等分の60度は協力のきっかけ、12等分の30度と、その5つ分の150度は、性質の違う相手との調整を表します。角度を単なる数字ではなく関係の形として捉えると、二人の間に何が起きやすいかを具体的に思い描けるようになります。
星座の離れ方で角度を出す
12星座は黄道を30度ずつに分けた区画なので、星座1つ分の離れ方が30度にあたります。二人の星座の角度を出すには、黄道の順番で星座が何個離れているかを数え、30をかけます。順番はおひつじ座、おうし座、ふたご座、かに座、しし座、おとめ座、てんびん座、さそり座、いて座、やぎ座、みずがめ座、うお座で、うお座の次はおひつじ座に戻ります。
円の上では右回りにも左回りにも数えられるので、近いほうの数を使います。おひつじ座とうお座なら1つ隣で30度、おひつじ座とてんびん座なら6つ離れた向かい側で180度です。7つ以上離れることはなく、角度は0度から180度までの7種類に収まります。個人のホロスコープでは、惑星どうしの正確な度数の差を見て、許容する幅(オーブ)の中に入るかどうかで角度を判断します。本サイトの星座の相性は、正確な度数ではなく星座単位で数えるため、誰でも同じ手順で答えが出せます。
| 角度 | 名前 | 星座の離れ方 | 元素の関係 | 印 |
|---|---|---|---|---|
| 0度 | 同じ星座(コンジャンクション) | 同じ星座 | 同じ元素 | ○ |
| 30度 | 隣り合う星座(セミセクスタイル) | 1つ隣 | 性質の異なる元素 | △ |
| 60度 | セクスタイル | 2つ離れる | 互いを活かす元素(火と風、土と水) | ○ |
| 90度 | スクエア | 3つ離れる | 性質の異なる元素 | △ |
| 120度 | トライン | 4つ離れる | 同じ元素 | ◎ |
| 150度 | インコンジャンクト | 5つ離れる | 性質の異なる元素 | △ |
| 180度 | オポジション | 6つ離れる(向かい側) | 互いを活かす元素(火と風、土と水) | ○ |
角度ごとの関係の性質
同じ星座どうし(0度)は、価値観やペースが重なり、説明しなくても通じ合える関係です。似ているからこそ、同じ弱点も重なって表れます。60度のセクスタイルは、性質は違っても互いの得意分野を補い合える関係で、一緒に何かを始めると自然に役割が決まります。120度のトラインは同じ元素どうしで、根本の感じ方が近く、無理のない調和が生まれます。
180度のオポジションは黄道の向かい側に位置する関係で、自分にないものを相手が持っているため強く引き合います。30度は隣り合う星座で、性質が大きく違うのに距離が近い関係です。90度のスクエアは同じ区分どうしで、物事の進め方は似ているのに目指す方向が違うため、ぶつかり合いが刺激になります。150度のインコンジャンクトは元素も区分も重ならず、相手の考えが読みにくい組です。ただし30度・90度・150度の組も、違いを知ったうえで役割を分ければ、一人では届かない成果を生み出せます。
元素と区分が角度に重なる理由
12星座は、火・地・風・水の四元素が黄道の順に繰り返し、活動宮・不動宮・柔軟宮の三区分も順に繰り返して並んでいます。そのため、星座の離れ方が決まると、元素と区分の関係も自動的に決まります。
4つ離れた120度は、四元素がひと回りして同じ元素に戻る位置です。2つ離れた60度と6つ離れた180度は、火と風、土と水という互いを活かす元素の組み合わせになります。3つ離れた90度と6つ離れた180度は、元素は違っても同じ区分どうしです。1つ離れた30度と5つ離れた150度は、元素も区分も重ならない組み合わせです。本サイトが角度と元素をあわせて相性を判定するのは、この重なりがあるからです。角度を見れば元素の関係がわかり、元素の関係を見れば角度の意味が裏付けられるため、二つの物差しで同じ結論を確かめられます。
本サイトの相性の印の読み方
本サイトの星座の相性は、◎・○・△の3つの印で示します。◎はとくに響き合う組で、同じ元素どうしの120度が当てはまります。○は自然に付き合える組で、60度と同じ星座がこれに入り、180度も普通の位置づけとして○に含めます。△は違いを意識すると付き合いやすい組で、30度・90度・150度が当てはまります。
△は相性が悪いという意味ではありません。性質の違いがはっきりしている分、何も意識しないとすれ違いが起きやすく、違いを知って役割を分けると力を発揮する組です。本サイトでは「悪い相性」という言葉を使わず、どの組にも付き合い方のコツがあるという立場で解説しています。相性のページを読むときは、印だけで判断せず、根拠として書かれた角度と元素を確かめてください。二人のどこが似ていてどこが違うのかがわかると、印の意味が自分たちの具体的な場面に結び付きます。
具体例
1994年7月15日生まれのAさん(太陽星座かに座)と、1990年5月3日生まれのBさん(太陽星座おうし座)の相性を求めます。黄道の順でおうし座からかに座までは2つ離れているので、角度は60度のセクスタイルです。元素は水と土で、互いを活かす組み合わせなので、印は○の「自然に付き合える組」になります。
次に、Aさんと1989年10月10日生まれのCさん(太陽星座てんびん座)を比べます。かに座からてんびん座までは3つ離れているので90度のスクエアで、水と風は性質の異なる元素です。印は△で、どちらも活動宮に属し、自分から物事を動かしたい者どうしです。気持ちのつながりを大切にするAさんと、公平さを重んじるCさんが、決める役と整える役を分けると付き合いやすくなります。
よくある質問
- △の相性は付き合わないほうがよいのですか
- そうではありません。△は性質の違いがはっきりしている組で、違いを意識すると付き合いやすくなるという意味です。互いの得意分野を知り、役割を分けて関わると、似た者どうしでは出せない力を発揮できます。
- 180度の星座どうしはどんな関係ですか
- 黄道の向かい側に位置し、自分にない性質を相手が持っているため強く引き合う関係です。元素は火と風、または土と水の互いを活かす組み合わせになります。本サイトでは120度・60度・同じ星座に次ぐ普通の位置づけとして○にしています。
- 太陽星座以外の星座でも相性は見られますか
- 角度の数え方はどの天体の星座にも使えます。たとえば二人の月星座どうしを比べると気持ちの安らぎ方の相性、金星星座どうしを比べると楽しみ方の相性が見えてきます。本サイトの相性のページは太陽星座どうしの組み合わせで判定しています。