年盤と月盤
年盤と月盤は、九星気学で方位の吉凶を読むための盤で、年盤はその年の九星を、月盤はその月の九星を中央に置いて、八方位の星の配置を表します。年盤は立春、月盤は各月の節入りで切り替わり、吉方位や凶方位はこの二つの盤から求めます。盤の仕組みがわかると、方位の表示の根拠を自分で確かめられます。
要点
- 年盤は、その年の九星を中宮に置いた方位盤で、立春で切り替わります。
- 月盤は、その月の九星を中宮に置いた方位盤で、各月の節入りで切り替わります。
- 中宮の星がnのとき、各方位の星は定位星にn-5を足した数(9で巡回)です。
- 年盤の中宮の星は毎年一つずつ数が小さくなり、2026年は一白水星です。
- 年盤の中宮の星はその年生まれの本命星、月盤の中宮の星はその月生まれの月命星と同じです。
盤の基本は後天定位盤
年盤も月盤も、後天定位盤を動かしたものです。後天定位盤は五黄土星を中央に置いた基本の配置で、北が一白水星、南が九紫火星、東が三碧木星、西が七赤金星、北東が八白土星、南西が二黒土星、南東が四緑木星、北西が六白金星です。この配置のときの各宮の星を、その宮の定位星と呼びます。
年盤や月盤では、中央に入る星(中宮の星)が五黄土星から別の星に替わり、それに合わせて八方位の星もそろって動きます。中宮の星がnのとき、各方位の星は定位星にn-5を足した数で、9を超えたら9を引き、1より小さくなったら9を足します。中宮の星さえわかれば、盤全体を計算で描けます。中宮の星が一つ小さくなると、八方位の星もそれぞれ一つずつ小さくなります。
年盤の決まり方と切り替え
年盤の中宮に入る星は、その年に生まれた人の本命星と同じです。2026年は一白水星、2027年は九紫火星、2028年は八白土星というように、毎年一つずつ数が小さくなり、9年で一巡します。
年盤が切り替わるのは1月1日ではなく立春です。2026年の年盤は2026年の立春から2027年の立春の前日まで使い、1月に方位を調べるときは前の年の年盤を見ます。年盤は一年を通した大きな流れを表す盤で、引っ越しや長期の計画のように、影響が長く続く動きを考えるときの基準になります。年盤の五黄土星の位置は毎年替わるので、去年避けた方位が今年は使えることも、その反対もあります。年が替わるたびに、新しい年盤で方位を確かめ直してください。
| 方位 | 定位星(後天定位盤) | 2026年の年盤(中宮 一白水星) | 2026年寅月の月盤(中宮 八白土星) |
|---|---|---|---|
| 中央 | 五黄土星 | 一白水星 | 八白土星 |
| 北 | 一白水星 | 六白金星 | 四緑木星 |
| 北東 | 八白土星 | 四緑木星 | 二黒土星 |
| 東 | 三碧木星 | 八白土星 | 六白金星 |
| 南東 | 四緑木星 | 九紫火星 | 七赤金星 |
| 南 | 九紫火星 | 五黄土星 | 三碧木星 |
| 南西 | 二黒土星 | 七赤金星 | 五黄土星 |
| 西 | 七赤金星 | 三碧木星 | 一白水星 |
| 北西 | 六白金星 | 二黒土星 | 九紫火星 |
月盤の決まり方と切り替え
月盤の中宮に入る星は、その月の九星で、その月に生まれた人の月命星と同じです。立春から始まる寅月の中宮は、子・午・卯・酉の年が八白土星、丑・未・辰・戌の年が五黄土星、寅・申・巳・亥の年が二黒土星で、そこから月が進むごとに一つずつ数が小さくなります。
月盤は、立春・啓蟄・清明などの節入りの日に切り替わります。カレンダーの月初めとは数日ずれるので、月の初めに出かける予定があるときは、出発の日が節入りの前か後かを確かめてください。月盤は一か月ごとの細かな流れを表し、旅行や出張のように期間の短い動きを考えるときにも使います。同じ年の中でも、月盤の中宮が五黄土星になる月は、月盤に五黄殺と暗剣殺が出ない月になります。
年盤と月盤を重ねて読む
方位の吉凶は、年盤と月盤のそれぞれで判定します。年盤で吉の方位でも、その月の月盤で凶方位に当たることがあり、反対に月盤だけで吉の方位もあります。本サイトでは、年盤と月盤の両方で吉になる月を選ぶ使い方を勧めています。
たとえば年盤で東が吉の人は、一年のうち月盤でも東が吉になる月を探し、その月に東へ出かける計画を立てます。年盤の吉方位は一年を通して吉ですが、月盤と重ねると、吉の流れがそろう時期を絞り込めます。本命星ごとの吉方位のページには、方位ごとに両方で吉になる月をまとめているので、予定の候補を選ぶときに使ってください。候補の月が決まったら、出発の日付がその月の節入り以降かどうかも確かめると安心です。
盤の図の向きと読み方
九星気学の盤は、伝統的に南を上、北を下に描きます。本サイトの年盤の図も上が南で、ふだん見る地図とは上下と左右が入れ替わって見えます。右側が西、左側が東になるので、図から方位を読むときは、宮に書かれた方位名で確かめると取り違えません。
盤の図を見るときは、まず中央の星を確かめ、次に五黄土星がどの方位にあるか、自分の本命星がどの方位にあるかを探します。五黄土星の方位とその反対、自分の本命星の方位とその反対は凶方位になるからです。さらに、その年や月の十二支の反対側の方位も凶方位になります。そのうえで、自分と相性の良い星が入っている方位を探すと、盤から吉方位が読み取れます。慣れるまでは、方位ごとの表と図を並べて見ると確かめやすくなります。
具体例
2026年の年盤を、計算で描いてみます。2026年の中宮の星は一白水星なので、各方位の星は定位星に1-5=-4を足した数になります。北は定位星の一白に-4を足して-3、9を足して6となり六白金星です。南は九紫に-4を足して五黄土星、東は三碧に-4を足して-1、9を足して八白土星です。同じように計算すると、北東が四緑木星、南東が九紫火星、南西が七赤金星、西が三碧木星、北西が二黒土星になります。この年は南に五黄土星が入るので南が五黄殺、反対の北が暗剣殺です。2026年は午年なので、午の反対の北は歳破にも当たります。
よくある質問
- 年盤と月盤はどちらを優先しますか
- 影響の長い引っ越しなどは年盤を土台にし、そのうえで月盤でも吉になる月を選びます。本サイトは、年盤と月盤の両方で吉になる月を使う方法を勧めています。短い旅行でも、両方がそろう月を選ぶと迷いが少なくなります。
- 1月の方位は今年と去年のどちらの年盤で見ますか
- 1月1日から立春の前日までは、前の年の年盤で見ます。九星気学の年は立春で切り替わるためです。月盤も、1月初めの小寒の前までは子月、小寒からは丑月の盤になります。
- 日盤もありますか
- 日ごとの九星を中宮に置いた日盤もあり、その日の中宮の星が日家九星です。本サイトの吉方位は年盤と月盤で判定していて、日盤による吉凶は出していません。日家九星は、生まれた日の日命星として示しています。
- 年盤の中宮の星と自分の本命星が同じ年はどうなりますか
- 自分の本命星が中宮に入る年は、年盤に本命殺と本命的殺が出ません。凶方位は、五黄殺・暗剣殺・歳破のうち、その年の盤に出るものだけになります。ただし吉の星の入り方によっては吉方位が少ない年もあるので、月盤と重ねて確かめてください。