占い詐欺サイトの特徴|メール鑑定で気をつける点
占いの詐欺サイトは、無料の鑑定や特別な知らせで気を引き、返信のたびにポイントを買わせて支払いを重ねさせるのが典型的な手口です。登録する前に運営者の名前と連絡先、1回あたりの料金、退会の方法が書かれているかを確かめ、おかしいと感じたらやり取りを止めて消費生活センター(188)に相談してください。
この記事の要点
- 無料や特別な知らせで誘い、返信ごとに課金させる手口が多い
- 運営者情報・料金表・退会方法がないサイトには登録しない
- 急がせる・不安をあおる・大金の話が出たら手を止める
- やめたいときは返信をやめ、記録を残して188に相談する
占いの詐欺サイトに多い特徴
占いをうたう詐欺サイトには、共通する特徴があります。一つだけなら問題のないサイトもありますが、いくつも重なっていたら登録を見合わせてください。
- 登録した覚えのないメールアドレスに「あなただけの鑑定結果」「守護霊からの伝言」が届く
- 名の知れた占い師や霊能者の弟子を名乗り、特別な力を強調する
- 大金が受け取れる、運命の人と結ばれる、悩みが消えるといった、結果を約束する言葉が並ぶ
- 「今日中に返信を」「残り3名」のように期限や人数を区切って急がせる
- 返信しないと悪いことが続く、家族に災いが及ぶ、と脅して不安をあおる
- 料金がポイントで表示され、1ポイントが何円なのかが分かりにくい
- 運営者の名前、住所、電話番号がどこにも書かれていない
なかでも見分けやすいのは、結果の約束と急がせる言葉です。まっとうな鑑定は、今の状況や気をつけたい点を読み解くもので、願いがかなうことを約束したり、返信の期限で決断を迫ったりはしません。また、悩みに寄り添うふりをしながら話題がいつの間にかお金の受け渡しに移っていく場合も、警戒が必要です。
返信を重ねさせて料金がかさむ仕組み
詐欺サイトの多くは、一回の支払いではなく、小さな支払いを何度も重ねさせて大きな額にします。よくある流れは次のとおりです。
- 無料の鑑定や無料登録で入り口をつくる
- 「結果の続きは特別な鑑定で」と、開封や閲覧にポイントを求める
- 返信を1通送るごとにポイントが減る仕組みにする
- 「あと一歩で受け取れます」「最後の手続きです」と、終わりそうで終わらないやり取りを続ける
- 気づいたときには支払いの合計が数十万円にふくらんでいる
架空の例で見てみます。恋愛の悩みを抱えた40代の女性に、「あなたの縁を結ぶ特別な儀式の準備が整いました」というメールが届きました。続きを読むために数千円分のポイントを購入し、返信するたびに「確認の返信を」「最終の同意を」と求められ、三か月で合計の支払いが大きく膨らんでいました。
まっとうなメール鑑定は、1件あたり千円台から数千円の幅が中心で、申し込む時点で何を何回のやり取りで答えるかが分かります。料金の決まり方はメール占いの料金相場で確かめられます。終わりの見えないやり取りに支払いが続くこと自体が、立ち止まる合図です。
登録前に確かめる点
登録する前に、サイトの次の部分を見てください。どれも、まっとうな事業者なら利用者が確かめられるように載せている情報です。
まず、ページの下のほうにある運営者の情報です。インターネットで有料のサービスを売る事業者は、事業者の名前、住所、電話番号などを表示することになっています。「特定商取引法に基づく表記」といった名前のページがあるかを探し、名前やメールアドレスしか書かれていないなら登録を見合わせます。
次に、料金です。1件あたり、または1分あたりの料金が円で書かれているか、ポイント制ならその換算がはっきりしているかを見ます。メールを開くだけ、返信を送るだけで料金がかかる仕組みなら、総額の見通しが立ちません。
三つ目は、退会の方法です。退会や解約の手順、問い合わせの窓口が書かれていないサイトは、やめたいときにやめられない恐れがあります。
サイトの名前で検索して、国民生活センターや自治体が出している注意の呼びかけに同じ名前がないかを確かめるのも有効です。確かめるのが面倒に感じても、登録前の数分が、あとの大きな出費を防ぎます。
| 確かめる点 | 安心できる書き方 | 注意したい書き方 |
|---|---|---|
| 運営者の情報 | 事業者名・住所・電話番号が書かれている | 名前やメールアドレスだけで、住所や電話番号がない |
| 料金 | 1件・1分あたりの料金が円で書かれている | ポイントの換算が分かりにくく、開封や返信にも料金がかかる |
| 鑑定の範囲 | 1回で何に答えるか、追加の質問の扱いが書かれている | 「続きは次の鑑定で」が何度も続く |
| 退会・解約 | 退会の手順と問い合わせ先が書かれている | 退会の案内も問い合わせ先も見当たらない |
| 宣伝の言葉 | 鑑定の進め方や使う占術を説明している | 願いがかなう、大金が入るなど結果を約束している |
| 支払い方法 | 記録が残る決まった方法が選べる | 個人の口座への振り込みや、電子マネーの番号を送らせる |
メール鑑定で気をつける点
メール鑑定そのものは、自分の都合のよい時間に文章で相談でき、鑑定文を何度も読み返せる便利な形式です。詐欺サイトを避けながら安心して使うために、次の点に気をつけてください。
- 申し込む前に、1件の料金、鑑定文のおおよその長さ、追加の質問の扱いを確かめる
- 返信までの目安の日数を確かめ、それを過ぎても返事がないときの問い合わせ先を控えておく
- 住所、勤務先、カードの番号や暗証番号をメールの本文に書かない
- サイトの外での支払い(個人の口座への振り込み、電子マネーのカードを買って番号を送るなど)を求められたら応じない
- 鑑定文の中で別の高額な商品やサービスをすすめられたら、その場で申し込まない
とくに、コンビニで電子マネーのカードを買わせ、その番号を送らせる支払い方は、詐欺の手口でよく使われます。まっとうな占いのサービスが、この方法で料金を求めることはまずありません。
電話とメールのどちらで相談するかは、電話とメール鑑定の違いで比べられます。返信の早さで鑑定の良し悪しが決まるわけではないので、返信を急かされる仕組みにも気をつけてください。
やり取りをやめたいとき
おかしいと感じたら、まず返信をやめてください。詐欺サイトは、返信がないと「最後のお知らせ」「あなたのために取り置いています」と、気になる言葉で呼び戻そうとしますが、応じる必要はありません。
やめるときの手順は次のとおりです。
- 返信や支払いを止める
- 届いたメール、サイトの画面、支払いの記録を、日付が分かる形で保存する
- 消費生活センター(局番なしの188)に電話して、経緯を相談する
- 脅すような文面が届く、身の危険を感じるときは、警察の相談窓口(#9110)に相談する。差し迫った危険があれば110番する
- メールの受信拒否の設定をして、新しいメールが目に入らないようにする
支払ってしまったお金や、カードでの支払いの扱いは、状況によって取れる手続きが変わるので、188の相談で確かめてください。また、被害に遭ったあとに「お金を取り戻します」と連絡してくる業者がいます。これも二重の被害につながる手口なので、相談先は公的な窓口に絞ってください。
被害に遭ったことを恥ずかしく思う必要はありません。悩みを抱えて心が弱っているときを狙うのが、こうした手口です。一人で抱え込まずに窓口や身近な人に話すことが、被害を広げないいちばんの近道です。
よくある質問
- 占いの詐欺サイトかどうかはどう見分けますか
運営者の名前・住所・電話番号、円で書かれた料金、退会の方法の三つが載っているかをまず確かめます。そのうえで、結果を約束する言葉や、期限を区切って急がせる言葉が多いサイトは避けてください。いくつも当てはまるなら、登録を見合わせるのが安心です。
- 無料の占いに登録したら、メールが大量に届くようになりました
届いたメールには返信せず、受信拒否の設定をしてください。返信すると、やり取りが続いて料金がかかる仕組みに入ってしまうことがあります。退会の方法が分からない、請求が届いたといったときは、消費生活センター(188)に相談してください。
- 支払ってしまったお金は戻りますか
支払いの方法や時期、相手の状況によって取れる手続きが変わるので、ここで判断することはできません。メールや支払いの記録を残したうえで、消費生活センター(188)に相談してください。「取り戻します」と連絡してくる業者には応じないでください。
- メール鑑定はすべて危ないのですか
危ないわけではありません。運営者と料金がはっきりしていて、1件ごとに何を答えるかが分かるメール鑑定は、文章で落ち着いて相談できる便利な形式です。終わりの見えない返信に支払いが続く仕組みかどうかが、見分けどころです。
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