風水で見る方角と間取り|部屋の中心の求め方と配置

風水で間取りを見るときは、間取り図に真北を書き入れ、家の中心から方位の線を引いて、どの部屋がどの方角にあるかを確かめるところから始めます。方角の良し悪しで家を決めつけるより、玄関や寝室など長く使う場所の方角を確かめ、変えられない部分は家具の配置や過ごし方で整えるのが、暮らしに生かせる使い方です。

この記事の要点

  • 間取り図には地図の真北を入れ、家の中心から方位を分ける
  • 中心は四角なら対角線、凹凸のある形は重心で求める
  • 北東・南西の玄関や水回りは、明るさと清潔さで整える
  • 寝室や書斎は本命卦の東四命・西四命で選ぶと考えやすい
  • 変えられない間取りは、家具の向きと過ごす場所で工夫する

間取り図に方角を入れる方法(風水の方角の見方)

風水で間取りを見る第一歩は、間取り図に正しい北を書き入れることです。不動産の資料の間取り図にも方位記号は付いていますが、図を見やすくするために向きを回していることがあるので、地図で確かめ直します。

  1. 地図アプリで自宅の建物を表示し、画面の上が北になっているか確かめる
  2. 建物の形や面している道路と、間取り図の形を見比べて、間取り図のどちらが真北かを決める
  3. 間取り図に真北の矢印を書き入れる
  4. 次の節の方法で家の中心を求め、中心から真北へ線を引く
  5. 真北の線を0度として、東西南北を各30度、北東・南東・南西・北西を各60度に分ける線を引く

星占堂では、方位を方位の測り方で説明している方式で分けます。東西南北の四正が狭く、四隅が広い分け方で、八方位を45度ずつ等しく分ける考え方とは境目の位置が少し違います。途中で方式を変えると同じ部屋の方位が入れ替わってしまうので、一つの方式で通してください。

家の中で方位磁針を使って北を確かめる方法もありますが、鉄骨や家電の影響で針がずれやすく、そもそも方位磁針の指す北は地図の北と少し違います。間取りの方位は、地図を基準に決めるのが確実です。

部屋の中心の求め方

方位の線を引く起点になるのが、家の中心です。中心がずれると、境目に近い部屋の方位が隣の方位に入れ替わってしまうので、丁寧に求めます。

家の外形が長方形や正方形なら、四隅を対角線で結び、二本の線が交わる点が中心です。L字形やコの字形のように凹凸のある家は、次の方法で重心を求めます。

  1. 間取り図をコピーして、厚紙に貼る
  2. 家の外形の線に沿って切り抜く
  3. 鉛筆の先や画びょうの頭に載せ、水平に釣り合う点を探す
  4. 釣り合った点に印を付け、そこを家の中心とする

切り抜くときは、ベランダやバルコニー、屋外の物置、ウッドデッキは含めません。マンションなら、自分の住戸の外壁の内側の線で切り抜きます。2階建ての家は1階の外形で中心を求め、2階の部屋にも同じ中心と方位線を重ねて使います。

一部屋の中で家具の配置を考えるときは、その部屋の対角線の交点を部屋の中心にします。ワンルームなら、部屋の中心から見て机やベッドがどの方位にあるかを確かめると、限られた広さの中でも方位の考え方を生かせます。

玄関・水回りの方角

家相や風水では、玄関を気の入り口とし、トイレや浴室、台所を水と火を扱う場所として、とくに方位を気にかけます。

玄関は、朝日が差し込む東や、風通しのよい南東が好まれます。人を迎える場所が明るく、出入りのたびに気持ちが整うからです。一方、北東は鬼門、南西は裏鬼門と呼ばれ、家相では玄関や水回りを置くのを避けたい方位とします。北東は日が当たりにくく冷えと湿気がこもりやすい、南西は西日で暑くなり食べ物や木材が傷みやすい、という暮らしの面の理由も重なっています。

鬼門や裏鬼門に玄関や水回りがある家に住んでいても、すぐに住み替える必要はありません。家相が気にかけているのは、暗さ、湿気、汚れがたまることです。次のように整えれば、方位の考え方を暮らしに生かせます。

方位ごとの使い方の目安を次の表にまとめました。間取り図に書き入れた方位と照らし合わせてください。三列目の象意は、九星の定位盤でその方位に置かれる卦と宮の意味です。

方位ごとの部屋の使い方の目安(星占堂の方位の範囲で)
方位範囲(真北から時計回り)象意向く使い方整えるポイント
北345度〜15度休息・信頼(坎)寝室・書斎冷えやすいので、寝具や照明を暖かい色にする
北東15度〜75度変化・つなぎ目(艮)収納・階段鬼門。玄関や水回りがあれば明るく清潔に保つ
東75度〜105度発展・始まり(震)子ども部屋・リビング・玄関朝日を入れるため、窓まわりを片付ける
南東105度〜165度縁・信用(巽)玄関・リビング風通しをよくし、玄関に物を置きすぎない
南165度〜195度注目・明るさ(離)リビング・ダイニング日差しが強いので、カーテンで光を調える
南西195度〜255度家庭・地固め(坤)家事室・収納裏鬼門。西日による暑さや傷みを防ぐ
西255度〜285度楽しみ・実り(兌)ダイニング・趣味の部屋西日を和らげ、くつろぐ場所として使う
北西285度〜345度充実・主の場所(乾)主寝室・書斎落ち着いた家具でまとめ、散らかさない

寝室・リビングの方角

長い時間を過ごす寝室やリビングは、方位の考え方を生かしやすい場所です。リビングは家族が集まる場所なので、日当たりのよい東・南東・南が向いています。子ども部屋は、伸びていく力を表す東がよく選ばれます。寝室は、静かに休める北や、家の主の場所とする北西が落ち着く方位です。

もう一歩踏み込むなら、住む人一人ひとりの本命卦を使います。本命卦は生まれ年と性別から決まる八卦で、坎・離・震・巽の人は東四命で北・南・東・南東が、乾・坤・艮・兌の人は西四命で北西・南西・北東・西がなじみやすい方位です。寝室や書斎のように一人で長く過ごす部屋は、自分のグループの方位から選ぶと考えやすくなります。グループの調べ方は東四命と西四命で確かめられます。

夫婦や家族でグループが分かれることは珍しくありません。その場合は、寝室の方位を一つに決めようとせず、ベッドで枕を置く向きや、机に向かったときの正面を、それぞれのグループの方位に合わせます。全員に合う部屋を探すより、一人ひとりが落ち着ける場所を一つずつ持つほうが、方位の考え方を無理なく使えます。

欠け・張りの考え方

家相では、家の外形のへこみを欠け、出っ張りを張りと呼び、その方位の働きが弱まる、あるいは伸びると読みます。真四角の家は少なく、多くの家にはどこかに凹凸があるので、まずは自分の家の形を落ち着いて確かめるところから始めます。

見分ける目安は、家の一辺の長さに対する凹凸の幅です。星占堂では次の目安で説明します。

たとえば、南側の壁の長さが9mの家で、3mの幅だけ部屋が南へ出ていれば、南の張りです。反対に、9mのうち6m以上が南へ出ていて、残りの3mがへこんでいるなら、そのへこみが欠けになります。中間の形の扱いは流派で分かれるので、迷うときは間取り図を持って詳しく見てもらうと確かです。

欠けがあると分かっても、それだけで暮らしが損なわれると決まるわけではありません。欠けている方位の象意を意識して、その方位に近い部屋を明るく保つ、植物を置いて手入れをする、といった形で補います。張りは、その方位の良さが伸びる形として、素直に生かしてください。

間取りを変えられないときの工夫

賃貸住宅でも持ち家でも、間取りそのものを変えるのは簡単ではありません。それでも、家具の配置と過ごし方で、方位の考え方は十分に取り入れられます。

これから住まいを探すなら、間取りの方位に加えて、引っ越す方角と時期も合わせて考えると安心です。引っ越しの方角は九星気学で年ごとに吉凶が変わるので、引っ越しの方角カレンダーで確かめてから日程を決めてください。

方位の考え方は、日当たりや風通し、家族の動線といった実際の住みやすさの上に重ねて使うものです。図面の上で決めきれないときは、自分と家族の生年月日を添えて詳しく見てもらうと、どこから手をつけるかの順番がつけやすくなります。

よくある質問

風水で方角を見るときの中心はどこですか

家の外形の中心です。長方形の家なら対角線の交点、凹凸のある家は間取り図を厚紙に貼って切り抜き、釣り合う点を中心にします。ベランダやバルコニーは含めずに求めてください。

マンションの間取りでも風水の方角は見られますか

見られます。自分の住戸の外壁の内側の線を外形として中心を求め、そこから方位の線を引きます。建物全体ではなく、自分が暮らす住戸の中の配置を見るのが基本です。

北東に玄関がある家は避けたほうがいいですか

家相では北東を鬼門とし、玄関を置くのを避けたい方位としますが、それだけで住まいの良し悪しは決まりません。これから選ぶなら目安の一つにし、すでに住んでいるなら照明を明るくし、たたきを清潔に保って整えてください。日当たりや通勤のしやすさなど、暮らしの条件と合わせて考えることが大切です。

風水の方角は方位磁針やスマートフォンで測ってもいいですか

家の中では鉄骨や家電の影響で方位磁針がずれやすいので、間取りの方位は地図で決めるのが確実です。スマートフォンの方位表示も、磁北と真北のどちらを示す設定になっているかを確かめてから使ってください。

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