四柱推命の命式の見方|わからない人向けの読む順番
四柱推命の命式は、日干、通変星、十二運、五行バランス、空亡の順に読むと迷いません。最初に日柱の上の字である日干で「自分はどの五行の人か」を決め、ほかの項目はすべて日干から見た関係として読み進めます。表の全部を一度に理解しようとせず、一項目ずつ順番に確かめれば、初めてでも命式の意味がつかめます。
この記事の要点
- 読む順番は日干→通変星→十二運→五行→空亡
- 日干は日柱の上の字で、本人自身を表す
- 通変星は性格、十二運は力の出し方を表す
- 五行は最も多い五行と0の五行に目を向ける
- 空亡は年柱・月柱の地支に重なるかを確かめる
命式の表のどこに何が書いてあるか
命式は、生まれた年・月・日をそれぞれ干支に置き換えた柱を横に並べた表です。星占堂の命式表では、年柱・月柱・日柱の三つの柱が列になり、各列に上から天干、地支、蔵干、通変星、十二運が並びます。自分の命式は生年月日から調べるページで出せます。
- 天干:柱の上の字で、甲・乙・丙など十干のどれか
- 地支:柱の下の字で、子・丑・寅など十二支のどれか
- 蔵干:地支の中に含まれる干で、星占堂では主たる本気の一字だけを示す
- 通変星:日干から見た年柱・月柱の天干の関係で、日柱の欄は基準なので「日主」になる
- 十二運:日干から見た各柱の地支の段階
表の外には、空亡の二支と五行バランスの数が添えられています。本や別のサイトでは、右から年柱・月柱・日柱・時柱と並べた表や、時柱を加えた四列の表もありますが、柱の中身の読み方は変わりません。
見方がわからなくなる原因の多くは、表を左上から順番に読もうとすることにあります。命式は表の並び順ではなく、下の表の順番で読むと、項目どうしのつながりが見えてきます。
| 読む順 | 見る欄 | 表すもの | 最初に確かめること |
|---|---|---|---|
| 1 | 日干(日柱の天干) | 本人自身の性質 | 五行と陰陽はどれか |
| 2 | 通変星(年柱・月柱) | 性格と人との関わり方 | 日干から見てどの組の星か |
| 3 | 十二運(三つの柱) | 力の出し方 | 外へ出る段階と内で深める段階のどちらが多いか |
| 4 | 五行バランス | 得意な分野と補いたい性質 | 最も多い五行と0の五行 |
| 5 | 空亡 | 足元を整える時期 | 年柱・月柱の地支に重なるか |
最初に日干を見る|見方がわからないときの出発点
命式で最初に見るのは、日柱の上の字である日干です。四柱推命では日干を本人自身として扱い、通変星も十二運も、日干から見たほかの字との関係に名前をつけたものです。日干を決めずに通変星の欄から読み始めると、「劫財」「偏印」といった名前が誰から見た話なのかわからず、そこで手が止まります。
日干は十干のどれかで、五行と陰陽の組み合わせが性質の骨格になります。甲は陽の木で大樹、乙は陰の木で草花、丙は陽の火で太陽というように、自然のものにたとえると覚えやすくなります。十干ごとの性質は日干の解説で確かめられます。
日干がわかったら、メモの一行目に「私は戊、陽の土、山の人」のように書き出してください。この一行が、このあと通変星や十二運を読むときの基準点になります。同じ年に生まれた友人と命式を並べると、年柱は同じでも日干が違うことがよくあり、性格の読み方を大きく分けているのが日干だと実感できます。
通変星と十二運の読み方|意味を簡単につかむコツ
通変星と十二運は、どちらも日干を起点に求める項目です。通変星は日干と天干どうしの関係、十二運は日干と地支の関係を表すので、見る欄が違うことを最初に押さえておくと混乱しません。
通変星は五つの組に分けて読む
通変星は、日干と年柱・月柱の天干がどの五行の関係にあるかを十種類に分けた名前です。十の名前を一度に覚えなくても、五つの組に分ければ意味は簡単につかめます。
- 比肩・劫財:日干と同じ五行で、自分の意志や独立心
- 食神・傷官:日干が生む五行で、表現力や感性
- 偏財・正財:日干が剋す五行で、人との縁や財を動かす力
- 偏官・正官:日干を剋す五行で、規律や責任
- 偏印・印綬:日干を生む五行で、学びや知恵
月柱の星は職場など社会の中での振る舞いに、年柱の星は家の中で身についた持ち味に表れると読みます。二つの星が同じ組なら、その性質が場所を選ばず表に出る人です。
十二運は力の出し方で読む
十二運は、日干の力が各柱の地支のもとでどの段階にあるかを、長生から養までの十二の名前で表したものです。冠帯・建禄・帝旺は力が外へ出る段階、衰・病・死・墓・絶は内側で深める段階、胎・養・長生・沐浴は伸び始めの段階と、三つにまとめると読みやすくなります。
病・死・墓という名前に驚く人は多いのですが、これは力の巡りを人の一生にたとえた言葉で、出来事を表すものではありません。星占堂では病を感受性、死を集中力、墓を蓄える力として読みます。日柱の十二運は内面の質、月柱の十二運は仕事の場での力の出し方として見ると、名前の印象に引きずられずに意味がつかめます。
五行のバランスを見る
五行バランスは、三つの柱の天干三つと地支の本気三つ、合わせて六つの字が木・火・土・金・水のどれに当たるかを数えたものです。星占堂の命式では数が表で示されるので、自分で数えなくてもかまいません。見るポイントは三つです。
- 最も多い五行を見る。2つ以上ある五行は、意識しなくても出てくる持ち味です
- 0の五行を見る。欠けているのではなく、暮らしの中で意識して取り入れると伸びる性質です
- 日干の五行と比べる。日干と同じ五行や日干を生む五行が多ければ、自分の考えで押し進む形です。日干が生む・剋す五行や日干を剋す五行が多ければ、人や仕事に力を注ぐ形です
数える字が六つだけなので、0の五行が一つ二つあるのは珍しくありません。土の地支は辰・戌・丑・未の四つあるため、土が多めに出る命式もよく見かけます。0の五行の補い方は五行バランスの見方で五行ごとに紹介しています。
空亡の位置を確かめる
最後に空亡を見ます。空亡は日柱から決まる二つの十二支で、戌亥・申酉・午未・辰巳・寅卯・子丑の六種類があります。命式の見方として大事なのは、その二支が自分の年柱や月柱の地支に入っているかどうかです。
年柱の地支に空亡が重なる人は、生まれ育った家のやり方に収まりきらず、自分なりの形を探していく人として読みます。月柱に重なる人は、仕事の進め方や社会での役割を、人のまねではなく自分で組み立てるほど力が出ます。どちらにも重なっていなければ、空亡は命式の性質ではなく、時期を見るときの目安として使います。
空亡の二支は年や月としても巡ってきます。たとえば午未空亡の人にとっては、午年の2026年と未年の2027年が空亡の年です。この時期は新しいことを大きく広げるより、足元を整えて見直すのに向く時期として読みます。12年のうち2年ずつ誰にでも巡ってくるもので、怖がるものではありません。
読み方の例|1991年7月17日生まれの命式
ここまでの順番で、1991年7月17日生まれの人の命式を読んでみます。三柱は年柱が辛未、月柱が乙未、日柱が戊子です。
- 日干:日柱の上の字は戊で、陽の土、どっしりした山にたとえられる人です
- 通変星:年柱の辛は陰の金で、土が金を生む関係なので傷官です。月柱の乙は陰の木で、木が土を剋す関係なので正官です
- 十二運:戊は寅が長生なので、年柱と月柱の未は衰、日柱の子は胎に当たります
- 五行バランス:木1・火0・土3・金1・水1で、日干と同じ土が最も多く、火が0です
- 空亡:日柱の戊子は甲申旬に属するので空亡は午未です。年柱と月柱の地支がどちらも未なので、二つの柱に空亡が重なっています
五つを一言でまとめると、「足場のしっかりした山の人が、鋭い感性の傷官と、筋を通す正官を場面で使い分け、落ち着いた衰の力で全体を見渡す形」です。年柱と月柱の両方に空亡が重なっているので、家や職場の決まったやり方に合わせるより、自分に合った手順を作るほど力が出ます。火が0なので、人前で話す場や好きなことを表現する時間を持つと、命式全体の流れがよくなります。
このように、項目ごとに一文を書いてから最後にまとめると、表の字の並びが自分の説明に変わります。同じ日の生年月日のページを開くと、ここで読んだ項目が表のどこに並んでいるかを確かめられます。
命式の見方で迷いやすい点
自分で命式を読んでいると、ほかの本やサイトと結果が違って戸惑うことがあります。結果が食い違う理由は、たいてい次の三つのどれかです。
- 時柱の有無:出生時刻から時柱を出す方式では柱が四つになり、通変星や五行の数も変わります。星占堂は時刻を使わない三柱の方式で、時刻がわかる人の読み方は時柱の解説で扱っています
- 年と月の境目:四柱推命の年は立春で、月は節入りで切り替わります。1月から2月初めの生まれや、月の初めの数日に生まれた人は、カレンダーの年や月と柱がずれます
- 流派の違い:十二運を数える向きや、蔵干をどこまで使うかは流派によって異なります。結果が違うときは、どの方式で出した命式かを確かめてから見比べます
命式の字は一生変わりませんが、どの星をどの場面で生かすかは自分で選べます。読み方を一通り覚えたうえで、「この星の組み合わせを仕事にどう生かすか」「空亡の年をどう過ごすか」と具体的に聞きたくなったら、四柱推命を扱う占い師に命式を一緒に見てもらうのも一つの方法です。柱どうしの関係まで読んでもらうと、自分一人では気づかなかった持ち味が見えてきます。
よくある質問
- 四柱推命の命式はどこから見ればいいですか
日柱の上の字である日干から見ます。通変星も十二運も日干を基準に決まるため、日干の五行と陰陽を先に押さえると、ほかの項目の意味が自然につながります。そのあと通変星、十二運、五行バランス、空亡の順に進めてください。
- 四柱推命の見方がわからないときの簡単な覚え方はありますか
通変星は五つの組、十二運は外へ出る・内で深める・伸び始めの三つの段階にまとめて覚えると簡単です。十や十二の名前を一つずつ暗記するより、まず大まかな組で意味をつかみ、気になる星だけを詳しく調べると途中で投げ出さずに済みます。項目ごとに一文ずつメモに書き出すのも効果があります。
- 命式に「死」や「墓」があるのは悪い意味ですか
悪い意味ではありません。十二運の名前は力の巡りを人の一生にたとえたもので、死は一つのことを突き詰める集中力、墓は物事を蓄えて守る力を表します。内側で深める段階なので、研究や専門の技術など、時間をかけて積み上げる場面で持ち味が生きます。
- 出生時刻がわからなくても命式は読めますか
読めます。年柱・月柱・日柱の三柱から、日干・通変星・十二運・五行バランス・空亡はすべて求められます。時刻がわかる場合は時柱が加わり、読む材料が一つ増えます。
あわせて読みたい
- 命式の三柱(年柱・月柱・日柱)三つの柱の求め方と、それぞれの柱が表すものが分かります。
- 通変星とは十の星の決まり方と、二つの星の組み合わせの読み方が分かります。
- 十二運とは十二の段階のたとえと、三つの柱の十二運の読み方が分かります。
- 空亡(天中殺)とは自分の空亡の求め方と、空亡の年や月の過ごし方が分かります。
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