タロットで逆位置ばかり出るときの意味と対処法

タロットで逆位置ばかり出るのは、悪いことが続く合図ではありません。多くは、気持ちや物事が内側で滞っている時期を映しているか、シャッフルの癖や質問の立て方が結果に表れているかのどちらかです。全体の流れで読む、混ぜ方を見直す、質問を立て直す、時間を置くの順に試すと、逆位置の多さを落ち着いて扱えます。

この記事の要点

  • 3枚中2枚以上の逆位置は、2回に1回の割合で出る
  • 逆位置が多い並びは、内側に向かう時期として読む
  • どのスートが逆位置かで、滞っている分野が分かる
  • 混ぜ方の癖と問いの形を見直してから引き直す
  • 同じ問いは数日から1週間あけ、結果を記録する

逆位置ばかり出るのは珍しいことか

逆位置が続くと、何か悪いことの印ではないかと不安になります。けれども、上下がよく混ざった状態でカードを引くなら、1枚ごとに正位置と逆位置が出る割合は半々です。3枚引きで3枚とも逆位置になるのは8回に1回、2枚以上が逆位置になるのは2回に1回の割合で、逆位置が多く出ること自体はごく普通の出来事です。

下の表は、並べ方ごとに、逆位置が多いと感じる出方がどのくらいの割合で起きるかを計算したものです。ケルト十字の10枚で7枚以上が逆位置になるのも、6回に1回ほどあります。数字で見ると、逆位置の多さだけで特別な意味を読み取る必要はないと分かります。そのうえで、毎回のように逆位置が大半を占める、何週間も同じ状態が続くといった場合は、次の節からの読み方や見直しを試してください。

上下がよく混ざっているときに逆位置が多く出る割合
並べ方逆位置が多いと感じる出方その出方になる割合
1枚引き引いた1枚が逆位置50%(2回に1回)
3枚引き3枚中2枚以上が逆位置50%(2回に1回)
3枚引き3枚とも逆位置12.5%(8回に1回)
3枚引きを3回続けて3回とも2枚以上が逆位置12.5%(8回に1回)
ヘキサグラム(7枚)7枚中5枚以上が逆位置約23%(4〜5回に1回)
ケルト十字(10枚)10枚中7枚以上が逆位置約17%(6回に1回)

逆位置が多いときの全体の読み方

逆位置は、正位置の意味が十分に働いていない状態を表します。1枚ずつ読む前に並び全体を見て、「今は物事が内側に向かっている時期」と受け止めるのが、逆位置が多いときの基本の読み方です。外に向かって動くより、考えを整理したり、気持ちを休めたり、準備を整えたりする段階にあることを示しています。

次に、逆位置になっているカードのスートに目を向けます。

逆位置の中に1〜2枚だけ正位置が混ざっているなら、その正位置のカードが滞りを抜けるための入り口です。そのカードの意味を、今できる行動に置き換えてみてください。復縁の悩みで逆位置が続くときの考え方は、復縁をタロットで占う方法でも扱っています。

シャッフルの癖が原因のことも

逆位置が毎回のように偏るときは、カードの混ぜ方に癖が出ていることがあります。よくあるのは次のような場合です。

上下を偏りなく混ぜるには、カードをテーブルに広げ、両手で円を描くようにゆっくりかき混ぜる方法が向いています。そのあと束にまとめ、いくつかの山に分けて重ね直すと、上下も順番も混ざります。片付けるときにすべて正位置にそろえておく習慣をつけると、前回の結果を次に持ち込まずに済みます。混ぜ方を変えたあとも同じ偏りが続くなら、それは癖ではなく、今の状況が結果に表れていると読んでください。

質問の立て方を見直す

質問の立て方も、結果の読みやすさを大きく左右します。逆位置が続くときに見直したいのは、次の3つの問いの形です。

  1. 答えがまだ出ていないことを聞いている:「来月どうなるか」のように、自分も相手もまだ決めていないことを聞くと、滞りを表すカードが並びやすくなります。
  2. 不安の確認になっている:「やはりだめなのか」と悪い答えを確かめる問いは、読む側の気持ちも暗い方向へ引っ張ります。
  3. 一度に複数のことを聞いている:「彼の気持ちと今後と私のすべきこと」を一度に聞くと、どの位置のカードが何に答えているのかがぼやけます。

問いは「今の状況を良くするために、私がこの1週間でできることは何か」のように、期間を区切り、自分の行動に向けた形にします。同じ悩みでも、問いを変えるだけで、逆位置の意味を「何を整えればよいか」という形で読み取れるようになります。

続くときは時間を置いて占い直す

逆位置ばかりの結果が続くと、納得できる結果が出るまで何度も引き直したくなります。けれども同じ問いを短い間に繰り返すと、毎回の結果がぶれて、どれを信じればよいか分からなくなります。占い直すときは、次の決まりを守ってください。

記録を並べると、逆位置の割合が減っていく流れや、同じカードが繰り返し出ていることに気づけます。3回続けてソードの逆位置が多いなら、考えを言葉にすることが今の課題だと読めます。一人で引き続けて答えが見えなくなったときは、第三者に並びを見てもらうと、自分では気づかなかった流れが見えてきます。未来の位置のカードを行動に結び付ける読み方は、将来をタロットで占う方法で紹介しています。

逆位置を使わない読み方もある

タロットの読み方には、逆位置を使う流派と、すべて正位置として読む流派があります。逆位置を使わない読み方では、カードの意味の明るさや暗さを、隣り合うカードとの組み合わせや、並んだ位置から読み取ります。逆位置の多さが気になって占うこと自体が苦しくなるなら、しばらく逆位置を使わずに読むのも一つの方法です。

ただし、一度決めた読み方は途中で変えず、同じ問いの中では同じ決まりで読みます。逆位置を使う日と使わない日を気分で切り替えると、結果を比べられなくなるからです。読み方が分かれる理由は占いの流派の違いで説明しています。どちらの読み方でも、カードは今の状態を映す鏡で、映った姿をどう整えるかを決めるのはあなた自身です。

よくある質問

タロットで逆位置ばかり出るのは悪い意味ですか

悪い意味ではありません。逆位置が多いのは、物事が内側に向かっている時期や、気持ちや考えが滞っている状態を映しています。上下がよく混ざっていれば、3枚引きで2枚以上が逆位置になるのは2回に1回の割合で、珍しいことでもありません。

逆位置ばかり出るときは占うのをやめたほうがいいですか

やめる必要はありませんが、同じ問いを続けて引くのは控えてください。数日から1週間あけ、その間に一つ行動を変えてから、問いを「私にできることは何か」の形にして引き直すと、結果を読みやすくなります。

毎回同じカードが逆位置で出るのはなぜですか

同じカードが繰り返し出るときは、そのカードが表すテーマが、今のあなたにとって片付いていない課題だと読みます。シャッフルの偏りで同じ場所に残っている場合もあるので、混ぜ方を変えても出るかを確かめてください。変えても出るなら、そのカードの意味をノートに書き、日々の行動に一つ取り入れてみてください。

逆位置で出たカードを正位置に戻して読んでもいいですか

引いたあとで向きを直して読むのは避けてください。向きも含めて一回の結果なので、都合のよいほうに直すと結果の意味がなくなります。逆位置を使わないと決めるなら、カードを引く前に決めておき、その問いの間は同じ読み方を続けます。

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