開業日の選び方 吉日と開店日の決め方

開業の吉日は、天赦日・一粒万倍日・大安の3つが中心で、事業が大きく育つように一粒万倍日を、最上の縁起を担ぐなら天赦日を選びます。仏滅・赤口・不成就日は、ほかの吉日と重なっていても外すのが基本です。会社の設立日は平日にしか登記を申請できないので、設立は平日の吉日に、お客を迎える開店日は土日祝も含めた吉日に、と分けて選ぶと両方に縁起を担げます。

この記事の要点

  • 天赦日・一粒万倍日・大安が開業の吉日の中心
  • 仏滅・赤口・不成就日はほかの吉日と重なっても外す
  • 設立は平日の吉日、開店は土日祝も含めて選ぶ
  • 曜日は客層、月は季節の需要と準備の進み具合で決める
  • 準備の完了日から逆算して吉日を3つ候補にする

開業に向く吉日(天赦日・一粒万倍日・大安)

開業や開店の日取りでよく選ばれるのは、天赦日、一粒万倍日、大安の3つです。星占堂の開業の吉日では、天赦日を3点、一粒万倍日と大安を2点、甲子の日・寅の日・天恩日を1点として数え、重なりが多い日ほど上位に並べています。

天赦日は、年に5〜6日しかない暦の上で最上の吉日で、新しいことを始める日として人気があります。一粒万倍日は、一粒の籾が万倍の稲穂に実る日という意味で、事業や売り上げが大きく育つように願って選ばれます。大安は一日を通して吉の六曜で、取引先や家族にも縁起のよい日だと伝わりやすい日です。

このほか、60日に一度巡る干支の始まりの甲子の日は「新しく始める日」として、出ていったお金が戻ってくる寅の日は「売り上げが巡ってくる日」として、開業に加える人もいます。

星占堂の暦の計算では、2027年に開業の吉日にあたる日は116日あり、点数がいちばん高いのは一粒万倍日・大安・天恩日が重なる10月30日(土)です。天赦日では、寅の日と重なる4月29日(木・祝)が上位に入ります。月ごとの一覧は開業の吉日 2027年で確かめられます。

避けたい日(不成就日・仏滅)

開業日に避ける人が多いのは、不成就日、仏滅、赤口の3つです。不成就日は何事も成就しない日という意味の凶日で、8日に一度ほど巡ってきます。仏滅は六曜でいちばん凶の日、赤口は正午の前後だけが吉の日です。星占堂の開業の吉日では、この3つにあたる日は候補から外しています。

注意したいのは、最上の吉日である天赦日でも、凶日と重なる年があることです。星占堂の暦の計算では、2027年の7月14日(水)は天赦日と一粒万倍日が重なるものの仏滅で、建築の凶日の三隣亡にもあたります。9月26日(日)も天赦日と一粒万倍日の日ですが、不成就日です。12月11日(土)は天赦日・一粒万倍日・甲子の日が重なる一方で、赤口にあたります。

吉日と凶日が重なる日は、吉日の力が打ち消されると読むので、大事な開業の日取りには使いません。とくに不成就日は、カレンダーに書かれていないことも多いので、候補日を決めたら不成就日のカレンダーで重なっていないかを確かめます。店舗の内装工事や建物の工事を始める日を選ぶときは、三隣亡も避けます。

設立日・開店日・オープン日の分け方

開業の日取りで迷う原因の一つは、「開業日」という言葉が、いくつもの日を指していることです。どの日を吉日にしたいのかを先に決めると、選び方がはっきりします。

会社を作る場合、会社の設立日は法務局に設立の登記を申請した日です。申請は平日にしか受け付けられないので、設立日にしたい吉日は平日から選びます。2027年なら、一粒万倍日と大安が重なる4月27日(火)や5月13日(木)、12月22日(水)などが平日の上位の日です。個人で事業を始める場合は、税務署に出す開業の届け出に、事業を始めた日として書く日付が開業日になります。

お店を開く場合は、お客を迎える最初の日である開店日(グランドオープン)がいちばん目立つ日です。開店日は土日祝でも構わないので、点数の高い吉日を選びやすくなります。その前に、知人や近所の人を招いて慣らしの営業をするプレオープンを置くなら、プレオープンは準備の都合を優先し、本番の開店日を吉日にする、という分け方もあります。それぞれの日の決まり方と選び方を下の表にまとめました。

開業に関わる日の種類と吉日の選び方
日の種類何の日か吉日の選び方土日祝
会社の設立日法務局に設立の登記を申請した日平日の吉日から選ぶ申請できない
個人事業の開業日開業の届け出に、事業を始めた日として書く日準備が整った日以降の吉日にする選べる
物件や設備の契約日店舗の賃貸や設備の契約を結ぶ日大安や一粒万倍日を選ぶ人が多い相手の営業日しだい
工事の着工日内装や建物の工事を始める日三隣亡と不成就日を避ける業者と相談する
プレオープン招いた人に先に開く慣らしの日準備の都合を優先する選べる
開店日(グランドオープン)お客を迎える最初の日点数の高い吉日を選ぶ選べる

曜日と月の選び方

吉日の候補がいくつか挙がったら、曜日と月でさらに絞ります。

曜日は、来てほしいお客の動きで決めます。会社員の多いオフィス街の店なら、人の流れがある平日に開けて、最初の週に多くの人の目に留まるようにします。住宅地や観光地の店なら、家族連れや遠方の人が動きやすい土日祝が向いています。飲食店や小売店では、平日の中ほどに開店して接客や仕込みに慣れてから、混み合う週末を迎える段取りをとる店も多くあります。

月は、季節の需要と準備の進み具合で決めます。新生活の始まる3〜4月は、引っ越してきた人が近所の店を探す時期です。年末は贈り物や集まりで人が動く一方、仕入れや人手の確保が難しくなります。会社の場合は、設立日によって最初の事業年度の長さが変わるので、決算の時期をどう置くかは税理士などの専門家と相談して決めます。

占いの面では、九星気学で自分の本命星の年の流れを見て、始める時期の目安にする人もいます。2027年の流れは九星・星座ごとの2027年の仕事運で確かめられます。

開業日の候補の絞り方

開業日は、吉日から先に決めると準備が間に合わなくなり、準備から先に決めると吉日が見つからなくなります。両方を立てるには、次の順で候補を絞ります。

  1. 物件の引き渡し、工事、許可や届け出、仕入れなど、準備がすべて整う日を見積もる
  2. その日から2〜4週間の幅で、開業の吉日を3つ書き出す
  3. 会社の設立日なら平日の吉日に、開店日なら客層に合う曜日の吉日に絞る
  4. 不成就日・仏滅・赤口と重なっていないかを確かめる
  5. 準備が遅れたときのために、次の候補日も決めておく

準備が予定どおりに進まず、選んでいた吉日に間に合わないこともあります。そのときは、無理に開けて不十分な状態でお客を迎えるより、次の吉日に移すほうが、お店の滑り出しにとってよい選択です。吉日は月に何日もあるので、一つを逃しても次があります。

開業の前は、決めることが多く、一人で抱え込みやすい時期です。日取りに迷ったら、家族や仲間に候補を見せて意見を聞くと、自分では気づかなかった都合や段取りが見えてきます。自分の事業の始めどきを詳しく見てもらいたいときは、生年月日から時期の流れを読む占術で相談すると、候補を絞る手がかりが増えます。

よくある質問

開業日は天赦日にするのがいちばんよいですか

天赦日は暦の上で最上の吉日なので、開業日に選ぶ人は多くいます。ただ、天赦日でも仏滅や不成就日と重なる日は、吉日の力が打ち消されると読むので外します。天赦日が使えないときは、一粒万倍日と大安が重なる日を選びます。

仏滅に開業してはいけませんか

仏滅は六曜で凶の日なので、開業日には避ける人が多い日です。ただ、取引先や家族が六曜を気にしないなら、準備の都合を優先して構いません。気になるなら、開店日は仏滅を避け、準備の段階の日は気にしない、という分け方もできます。

会社の設立日を土日の吉日にできますか

会社の設立日は登記を申請した日になり、法務局は土日祝に申請を受け付けていないので、土日祝を設立日にはできません。設立日は平日の吉日から選び、土日祝の吉日はお店の開店日や営業を始める日に使います。

一粒万倍日と不成就日が重なる日に開業してもよいですか

一粒万倍日と不成就日が重なる日は、吉日の力が打ち消されると読むので、開業日には選びません。同じ月の中で、一粒万倍日が不成就日と重ならない日を探します。重なる日の一覧は暦のカレンダーで確かめられます。

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