風水でベッドの向きは?枕の方角と配置
風水でベッドは、頭側を壁につけ、部屋のドアから斜め奥の位置に置き、ドアの真正面・窓の真下・梁の下を外すのが基本です。枕の方角は、北が静かな眠りと落ち着き、東が目覚めと活力、西がくつろぎと金運、南東が人の縁を表し、北枕も風水では深く休むための向きとして使われます。自分に合う向きをさらに絞るなら、生まれ年と性別で決まる本命卦の方位に頭を向けます。
この記事の要点
- 頭側は壁につけ、ドアから斜め奥にベッドを置く
- 北は落ち着き、東は目覚め、西はくつろぎ、南東は縁の向き
- 北枕は風水では深く休む向き。気になるなら北東や北西へ
- ドアの真正面、窓の真下、梁の下、鏡に映る位置は外す
- 選べないときは配置を優先し、方角は本命卦で補う
枕の方角ごとの意味
枕の方角は、寝たときに頭のてっぺんが向く方位のことです。寝室が家のどの方角にあるかは家の中心から測りますが、枕の向きはベッドの上で頭がどちらを指すかで見るので、枕元で方位磁石やスマートフォンのコンパスを使って確かめます。真北を基準に八方位を分ける範囲の決め方は方位の測り方にまとめています。
方角ごとの意味は、八つの方位それぞれが表す運から読みます。北は水の方角で、静けさと蓄えを表し、眠りを深めて気持ちを落ち着かせる向きです。東は日の出の方角で、朝の目覚めと仕事への意欲を後押しします。南東は風と縁の方角で恋愛や人間関係を整えたい人に、西は実りと楽しみの方角で一日の疲れをほどいてくつろぎたい人に向きます。北西は主の方角で、責任ある立場にいる人の落ち着きを支えます。
南は火の方角で、直感やひらめきを高める一方、頭がほてって寝つきにくいと感じる人もいます。頭を涼しく足を温める頭寒足熱の考え方から、南枕は寝つきのよい人が気持ちを高めたい時期に使う向きと考えます。方角ごとの意味と向く人は下の表のとおりです。
| 枕の方角 | 五行 | 表す運 | 向く人・時期 |
|---|---|---|---|
| 北 | 水 | 安眠、愛情、蓄え、信頼 | 深く休みたい人、気持ちを落ち着けたい時期 |
| 北東 | 土 | 変化、転機、財産 | 転職や引っ越しなど、切り替えの時期にいる人 |
| 東 | 木 | 仕事、発展、若さ、やる気 | 朝すっきり起きたい人、新しいことを始める時期 |
| 南東 | 木 | 恋愛・結婚、良縁、信用 | 出会いや人間関係を整えたい人 |
| 南 | 火 | 直感、美容、人気、芸術 | 寝つきのよい人、表現や創作に力を入れる時期 |
| 南西 | 土 | 家庭、安定、からだを休める | 家族との時間を大切にしたい人、穏やかに過ごしたい時期 |
| 西 | 金 | 金運、楽しみ、くつろぎ | 一日の疲れをほどきたい人、お金の流れを整えたい時期 |
| 北西 | 金 | 出世、目上の引き立て、事業 | 責任ある立場の人、仕事で評価を得たい時期 |
北枕は悪いのか
北枕を避ける習わしは、お釈迦さまが入滅のときに頭を北に向けて横になったという伝えから来ています。この伝えにならい、日本では亡くなった人を北枕で安置するようになったため、生きている人が北枕で寝るのは縁起が悪いと受け止められるようになりました。北枕を避けるのは仏教の葬送の習わしに由来するもので、風水の考え方から来たものではありません。
風水では、北は水の方角で、静けさと休息を表します。気が落ち着く方角に頭を向けるので、北枕はむしろ深く休むための向きとして使われます。北は寒さを表す方角でもあり、頭を涼しく保つ頭寒足熱の考え方とも合います。眠りが浅いと感じる時期や、考えごとで頭が休まらない時期に北枕を勧める風水の解説は多くあります。
ただ、家族が北枕を気にする、自分でも寝るたびに気になるというなら、無理に北枕にする必要はありません。気持ちが落ち着かないまま眠るのは、風水が目指す休み方とは反対だからです。北に近い北東や北西に少しずらす、東枕にする、といった選び方で十分です。
ドア・窓との位置関係
ベッドの位置は、方角より先に、ドアと窓との関係で決めます。
最もよいのは、ドアから入って斜め奥の位置です。横になったままドアが視界に入り、それでいてドアと一直線には並ばない場所で、風水では部屋全体を見渡せる落ち着いた位置と読みます。人が入ってきてもすぐ気づける安心感があり、眠りに入るときに背後を気にせずにすみます。
ドアの真正面にベッドを置くと、ドアを開けるたびに廊下から流れ込む気がまっすぐ寝ている人に当たります。中国の風水では、足先をドアへまっすぐ向けた配置を特に避けます。ドアの延長線上から少しでもずらし、ずらせない場合は足元にベンチや低い棚を置いて、気の当たりを和らげます。
窓との関係では、頭の上に窓が来る配置を避けます。窓は気の出入り口で、頭のすぐ上で気が動くと落ち着かず、冬の冷気や外の音、朝の光も届きやすくなります。窓の横の壁に頭をつけ、窓が体の横に来る位置にすると、朝日を受けながら起きられます。
避けたい配置
ドアと窓のほかにも、風水でベッドの置き方として避けたい配置があります。どれも、休んでいる間に気が落ち着かない、守りがないという理由です。
- 梁の真下:天井の梁が体の上を横切ると、上から押さえつけられる形になる。梁と平行になるように置くか、位置をずらす
- 部屋の真ん中に浮かせる:頭側に壁がないと後ろ盾がなく、気が四方から流れて落ち着かない。ヘッドボードを壁につける
- 寝姿が鏡に映る:休んでいる間も鏡が気を映し返す。鏡台は扉付きにするか、夜は布を掛ける
- ベッドの下に物を詰め込む:寝ている体の下で気が滞る。収納付きのベッドなら、季節外の寝具など軽く清潔なものにとどめる
- 頭側の壁の向こうがトイレや浴室:水回りの湿った気が頭のそばに来る。動かせないなら、ヘッドボードと壁の間を少し空ける
- 枕元に電化製品を集める:スマートフォンや充電器、テレビが並ぶと火の気が強まり、休む場所にならない。枕元は照明と時計だけにする
二人で寝る場合は、ベッドの両側から上り下りできる配置にすると、どちらか一方が壁際に閉じ込められず、二人の関係も対等に保てると読みます。
部屋の形で向きを選べないとき
ワンルームや細長い部屋では、ドアや窓、収納の位置でベッドの置き場所がほぼ決まってしまいます。すべての条件を満たそうとせず、次の優先順で一つずつ整えます。
- ドアの真正面から外す
- 頭側を壁につける
- 頭の上に窓と梁が来ないようにする
- 寝姿が鏡に映らないようにする
- 最後に枕の方角を選ぶ
方角が最後なのは、配置の落ち着きが眠りに直接関わるのに対し、方角は寝具の色や小物でも補えるからです。枕の方角まで選べる場合は、自分の本命卦を手がかりにします。本命卦は生まれ年と性別で決まる八卦で、東四命(坎・離・震・巽)の人は北・南・東・南東の四方位、西四命(乾・坤・艮・兌)の人は北西・南西・北東・西の四方位に頭を向けると、気持ちが落ち着きます。自分のグループは東四命と西四命で確かめられます。
夫婦で本命卦のグループが違う場合は、ベッドを共有するなら枕の向きはどちらか一方に合わせ、もう一人は机やソファの向きを自分の方位に合わせると、二人とも無理がありません。それでも配置が決められない、引っ越しを考えているので間取りから見てほしい、というときは、住まいの図面と生年月日をもとに詳しく見てもらうと、自分の部屋で何を優先するかが整理できます。
よくある質問
- ベッドの向きは風水でどの方角がよいですか
落ち着いて休みたいなら北、朝すっきり起きたいなら東、人の縁を整えたいなら南東、くつろぎたいなら西が合います。生まれ年と性別で決まる本命卦の方位に合わせると、自分に合う向きがさらに絞れます。方角よりも先に、ドアの真正面や窓の真下を外すことを優先します。
- 北枕で寝ても大丈夫ですか
風水では、北枕は深く休むための向きとして使われます。北枕を避ける習わしは、お釈迦さまの入滅の伝えに由来する仏教の葬送の習わしで、風水の吉凶とは別のものです。気になって落ち着かない場合は、北東や北西、東に変えてかまいません。
- ドアに足を向けて寝るのはよくないですか
ドアの延長線上に足先がまっすぐ向く配置は、廊下から流れ込む気が寝ている体に直接当たるので、風水では避けます。少し斜めにずらすか、足元にベンチや低い棚を置いて、気の当たりを和らげます。
- 窓際にベッドを置くのは風水でよくないですか
窓の真下に頭が来る配置は避けますが、窓が体の横に来る位置なら問題ありません。頭の上の窓は冷気や音、光が届きやすく、落ち着いて休めないからです。窓の下しか置けない場合は、厚手のカーテンを閉め、ヘッドボードで頭の上を守ります。
- 南枕はよくないですか
南枕は直感やひらめきを高める向きで、悪い向きではありません。ただ、頭がほてって寝つきにくいと感じるなら、北や東に変えます。寝つきのよい人が、創作や表現に打ち込みたい時期に選ぶと生きる向きです。
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