オラクルカードとは|タロットとの違いと占い方

オラクルカードとは、1枚ごとに絵と言葉で「メッセージ」が決められたカードを引き、今の自分に向けた助言として受け取るカード占いです。オラクルは英語で神託を意味し、タロットのような共通の枚数や意味の決まりがないため、デッキごとに付属の解説書を読みながら使います。

この記事の要点

  • オラクルカードは、メッセージを引いて受け取るカード
  • 枚数も意味も作者がデッキごとに決め、共通の決まりはない
  • 心構えや励まし、気持ちの整理を求める問いに向いている
  • 細かな状況分析や相手の行動を読むならタロットが向く
  • 引いた言葉は自分の状況に重ね、行動に置き換えて使う

オラクルカードとは

オラクルカードは、作者が決めたテーマに沿って、1枚ごとに絵とメッセージを込めたカードのセットです。オラクル(oracle)は英語で神託、つまり神や目に見えない存在から受け取るお告げを意味します。カードを引くことで、今の自分に届けられた言葉を受け取る、という考え方から生まれた呼び名です。

天使、女神、動物、花、月、日本の神様など、デッキごとに世界観が違い、1組の枚数も40〜50枚前後のものを中心にさまざまです。占いの技術を身につけてから使うタロットと違い、解説書を開けばその日から使えるため、占いに初めて触れる人や、毎朝の習慣にしたい人に広く親しまれています。

なお、タロットで1枚だけ引く方法を「ワンオラクル」と呼ぶことがありますが、これは引き方の名前で、オラクルカードとは別のものです。名前が似ているので混同しないようにしてください。

カードごとにメッセージが決まっている仕組み

オラクルカードの1枚には、たいてい次の三つの要素があります。

カードの意味は作者が決めていて、解説書がその基準になります。同じ蝶の絵でも、あるデッキでは変化を、別のデッキでは軽やかさを表すというように、デッキが違えば意味も違います。

読むときは、メッセージを自分の状況に当てはめる作業が欠かせません。たとえば「職場の人間関係に疲れている」と思いながら引いたカードが「手放す」だったら、相手の機嫌まで背負い込もうとする気持ちを手放し、自分の担当の仕事に集中するという助言として受け取れます。書かれた言葉をそのまま信じるより、「この言葉は自分のどの場面に当てはまるか」と考えるほうが、カードは役に立ちます。

オラクルカード占いでできること・向いている使い方

オラクルカードが力を発揮するのは、答えを当てるための問いより、気持ちを整えるための問いです。次のような場面で使うと、カードの言葉がそのまま自分への声かけになります。

反対に、「彼は来週連絡をくれるか」「この契約はうまくいくか」のように、相手の行動や出来事の結果を細かく知りたい問いには向きません。メッセージの多くが、自分に向けた助言として書かれているためです。こうした問いは、「彼との関係で、今の私が大切にすることは?」のように自分の在り方を聞く形に言い換えると、オラクルカードでも答えを受け取れます。

オラクルカードを使う場面と問いかけの例
場面問いかけの例引く枚数の目安
朝の習慣今日の私が大切にするとよいことは?1枚
落ち込んだとき今の私にかけてあげたい言葉は?1枚
迷っているとき今の状況・気をつけること・助言は?3枚
新しいことを始める前始めるにあたって心に留めておくことは?1枚
人間関係に疲れたときあの人との関係で、私が手放してよいものは?1〜2枚
一日の終わり今日の私が受け取った学びは?1枚

タロットとの違い

オラクルカードとよく比べられるタロットは、78枚の構成と1枚ごとの意味がどのデッキでも共通しているカードです。違いを短くまとめると、次のようになります。

タロットは状況を分析し、物事の筋道を読み解くのが得意です。オラクルカードは、分析より、今の自分の心に寄り添う言葉を受け取るのが得意です。どちらが上ということはなく、知りたいことに合わせて使い分けます。比べ方のくわしい解説はオラクルカードとタロットカードの違いにあります。

初めて使うときの流れ

初めてオラクルカードを使うときは、次の流れで進めます。

  1. 絵柄を見て心が落ち着くデッキを一つ選ぶ
  2. 解説書の最初のページを読み、作者が込めたテーマと使い方を知る
  3. 全部のカードを表向きにして眺め、どんな絵と言葉があるかを知っておく
  4. 問いを一つ決めて、ノートに書く
  5. カードをよく混ぜ、1枚引く
  6. 絵を見て浮かんだ言葉を書いてから、解説書のメッセージを読む
  7. メッセージを今日の行動に一つ置き換える

3の「全部を眺める」は飛ばされがちですが、デッキの世界観をつかむのに役立ちます。厳しめの言葉がどのくらい含まれているか、どんな言葉づかいで語りかけてくるかを知っておくと、引いたときに受け止めやすくなります。混ぜ方や飛び出したカードの扱いなどの細かな手順はオラクルカードのやり方で紹介しています。デッキ選びに迷ったら、オラクルカードの種類でテーマごとの違いを確かめてください。

結果の受け止め方

オラクルカードは前向きな言葉で書かれたものが多いものの、「立ち止まる」「手放す」のように、今の自分には耳の痛い言葉が出ることもあります。そんなときは、カードが責めているのではなく、見落としている面に光を当てていると受け取ります。すぐに意味が分からなくても、ノートに書いておき、数日後に読み返すと、出来事とのつながりが見えてきます。

気をつけたいのは、気に入る言葉が出るまで引き続けることと、大事な決断をカードの言葉だけで決めることです。カードは自分の気持ちに気づくきっかけで、決めるのは自分です。不安な気持ちが強くて何度も引きたくなるときは、カードから離れて、信頼できる人に話してみてください。悩みの中身を言葉にして誰かと整理すると、カードだけでは届かない落ち着きが得られます。カードとの付き合い方はオラクルカード・ルノルマンは危険?でも扱っています。

よくある質問

オラクルカードは当たりますか?

オラクルカードは、出来事を言い当てるより、今の自分に必要な視点を受け取るためのカードです。引いた言葉が今の気持ちに重なると感じるのは、自分でもまだ言葉にしていなかった思いに、カードが形を与えてくれるからです。当たるかどうかより、受け取った言葉をどう生かすかに目を向けると役に立ちます。

オラクルカードは毎日引いてもいいですか?

毎日引いてかまいません。朝に1枚引いてその日の心構えにする使い方は、オラクルカードに最も合った使い方の一つです。ただし同じ問いを1日に何度も引き直すのは避け、一つの問いには一度の答えを受け取ります。

オラクルカードは人に触らせてはいけませんか?

人が触れても、カードの働きが変わることはありません。気になる場合は、使う前に手でそろえ直したり、布で包んでしまったりして、気持ちを切り替える習慣にすると落ち着きます。友人を占うときに相手に混ぜてもらうのも、よく行われる方法です。

オラクルカードに逆位置はありますか?

逆位置を使わないデッキが多く、その場合は上下を気にせず正しい向きに直して読みます。解説書に逆位置の意味が書かれているデッキだけ、逆さまに出たカードを別の意味で読みます。

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