寅の日とは 金運の意味と向くこと・向かないこと
寅の日とは、日の十二支が寅にあたる日で、12日に一度巡ってくる金運の吉日です。虎が「千里を行って千里を帰る」ことから、出ていったお金や人が無事に戻ってくる日として、財布の新調や使い始め、旅行の出発に選ばれ、反対に戻ってきては困る結婚や弔事には向かない日と読みます。
この記事の要点
- 寅の日は日の十二支が寅の日で、12日に一度巡る
- 千里を行って千里を帰る虎にちなみ、お金が戻る日
- 財布・旅行・開業に向き、結婚や弔事は避ける
- 一粒万倍日と重なるのは啓蟄から清明前の卯の月だけ
- 春の天赦日は戊寅なので、いつも寅の日と重なる
寅の日の意味と由来
寅の日(とらのひ)は、暦の日ごとに割り当てられた干支の十二支が、寅にあたる日です。十二支は子・丑・寅・卯と続き、寅は三番目にあたります。年や月だけでなく日にも十二支が順に巡っているので、12日に一度、寅の日がやってきます。
寅の日が金運の吉日として親しまれてきたのは、虎の言い伝えによります。虎は一日に千里を駆けて出かけ、また千里を駆けて帰ってくるという言い伝えがあり、そこから、寅の日に出ていったお金は持ち主のもとへ戻ってくる、寅の日に旅立てば無事に帰ってこられる、という意味が生まれました。
寅の日は、財宝の神としても信仰される毘沙門天の縁日でもあります。毘沙門天が姿を現したのが寅の年・寅の月・寅の日・寅の刻だったという言い伝えがあり、寅の日に毘沙門天を祀る寺へお参りして、金運や商売繁盛を願う人もいます。
五行では、寅は木の支にあたります。木は芽吹いて伸びていく五行なので、寅の日は物事を始めて育てていく勢いを持つ日でもあります。お金が戻るという言い伝えと、伸びていく木の性質が重なることが、寅の日が財布の吉日として好まれる理由です。
寅の日はいつ? 12日ごとに来るしくみと2027年の寅の日
日の干支は、十干の10と十二支の12を組み合わせた60通りが、一日ずつ順に巡ります。十二支だけを見ると12日で一回りするので、寅の日は12日ごとに来ます。一年は365日なので、寅の日は年に30回か31回です。星占堂の暦の計算では、2026年は31回、2027年は30回あります。
寅の日の干支は、十干との組み合わせで甲寅・丙寅・戊寅・庚寅・壬寅の5種類があり、それぞれ60日に一度巡ります。このうち戊寅(つちのえとら)は、春の天赦日にあたる干支です。
2026年の残りの寅の日は、10月19日、10月31日、11月12日、11月24日、12月6日、12月18日、12月30日です。このうち10月19日、11月12日、12月6日は不成就日と重なるので、財布の新調など結果を期待する用事には外します。10月31日は大安と重なる寅の日です。
2027年の寅の日を、重なる吉日と注意したい日とあわせて表にまとめました。星占堂の計算では、2027年の寅の日には不成就日と重なる日がありません。日ごとの詳しい暦注は寅の日 2027年カレンダーで確かめられます。
| 月 | 寅の日 | 重なる吉日 | 注意 |
|---|---|---|---|
| 1月 | 11日(月)・23日(土) | 23日は大明日 | なし |
| 2月 | 4日(木)・16日(火)・28日(日) | 28日は天赦日、16日は天恩日 | なし |
| 3月 | 12日(金)・24日(水) | 両日とも一粒万倍日、24日は大明日も | 両日とも三隣亡(建築の用事のみ) |
| 4月 | 5日(月)・17日(土)・29日(木・祝) | 29日は天赦日、17日は天恩日 | なし |
| 5月 | 11日(火)・23日(日) | 23日は大明日 | なし |
| 6月 | 4日(金)・16日(水)・28日(月) | 16日は天恩日 | 16日・28日は三隣亡 |
| 7月 | 10日(土)・22日(木) | 22日は大明日 | なし |
| 8月 | 3日(火)・15日(日)・27日(金) | 15日は天恩日 | なし |
| 9月 | 8日(水)・20日(月) | 20日は大明日 | 両日とも三隣亡 |
| 10月 | 2日(土)・14日(木)・26日(火) | 3日とも大安、14日は天恩日も | 2日は三隣亡 |
| 11月 | 7日(日)・19日(金) | 19日は大明日 | なし |
| 12月 | 1日(水)・13日(月)・25日(土) | 13日は天恩日 | 13日・25日は三隣亡 |
寅の日に向くこと(財布・旅行・開業)
寅の日に向くのは、「出ていったものが戻ってくる」意味が生きる用事です。
- 財布を買う・使い始める: 支払いで出ていったお金が戻ってくるように、という願いを込めます。星占堂の財布の日取りでは、寅の日を一粒万倍日や己巳の日と同じ2点としています
- 旅行や出張に出発する: 千里を行って千里を帰る虎にちなみ、無事の帰りを願って出発の日に選ばれます
- 開業・開店: 事業に使ったお金が売り上げとして戻ってくるように、という意味で選ばれます。星占堂の開業の日取りでは、寅の日を1点として数えています
- 必要な買い物や学びへの支払い: 寅の日に使ったお金は巡って戻る、という考え方から、仕事道具や資格の勉強など、先に生きる支払いをこの日にまとめる人もいます
- 毘沙門天へのお参り: 寅の日は毘沙門天の縁日なので、金運や仕事の守りを願うお参りに向きます
財布の日取りで、買う日と使い始める日のどちらを寅の日にするか迷うときは、使い始めを優先します。お金を入れて持ち歩き始める日こそ、お金が戻る意味が最もよく生きるからです。候補の日は財布を買う日のカレンダーで、ほかの吉日との重なりを見ながら選べます。
寅の日に避けること
寅の日の「戻ってくる」意味は、戻ってきては困る用事には逆に働くと読みます。
- 結婚・入籍: 嫁いだ人が実家に戻る「出戻り」を連想させるため、気にする人がいます。暦の上で禁じられた日ではないので、本人や家族が気にしないなら選んでかまいません。迷うときの考え方は寅の日の入籍で詳しく説明しています
- 葬儀・法事などの弔事: 悲しみごとが繰り返さないように、という気持ちから、寅の日を避ける習わしがあります
- お見舞い: 同じ考え方から、相手の体調を気づかって寅の日を外す人もいます
建築の用事には、別の注意があります。節月が卯・午・酉・子の月(啓蟄から清明の前日、芒種から小暑の前日、白露から寒露の前日、大雪から小寒の前日)には、寅の日が三隣亡にあたります。三隣亡は家の建築に関わる凶日で、地鎮祭や着工、上棟の日取りでは避けられてきました。財布や旅行など建築以外の用事には関係ないので、三隣亡と重なる寅の日も、金運の用事には使えます。
どの用事でも、寅の日が不成就日と重なる日は、吉日の効果が打ち消されると読むので、大事な用事には選びません。
一粒万倍日・天赦日と重なる寅の日
寅の日がほかの吉日と重なる日は、金運の用事に特に人気があります。中でも一粒万倍日と天赦日との重なりは、暦のしくみから時期が決まっています。
一粒万倍日は、節月ごとに決まった二つの十二支の日です。寅の日が一粒万倍日になるのは、啓蟄から清明の前日までの卯の月だけで、毎年3月ごろに限られます。2027年は3月12日と3月24日が、一粒万倍日と重なる寅の日です。この二日は卯の月の寅の日なので三隣亡にもあたりますが、先に書いたとおり、財布や旅行には差し支えありません。
天赦日は季節ごとに決まった干支の日で、立春から立夏の前日までの春は戊寅の日です。戊寅は寅の日の一つなので、春の天赦日はいつも寅の日と重なります。2027年は2月28日と4月29日がこれにあたり、最上の吉日とお金が戻る日が一日にそろいます。
春の天赦日が卯の月に入る年は、天赦日・一粒万倍日・寅の日の三つが重なります。2026年3月5日がその日で、大安とも重なりました。星占堂の計算では、次に三つがそろうのは2032年4月2日で、この日も大安と重なります。年ごとの天赦日とほかの吉日との重なりは、天赦日のカレンダーで確かめられます。
暦の吉日は、願いを込めて行動するきっかけです。寅の日を選んで財布を新しくしても、お金の悩みそのものが重いときは、一人で抱え込まずに今の状況を誰かに話してみてください。
よくある質問
- 寅の日は年に何回ありますか?
寅の日は12日に一度なので、年に30回か31回です。星占堂の暦の計算では、2026年は31回、2027年は30回あります。月に2回か3回巡ってくるので、予定に合わせて選びやすい吉日です。
- 寅の日に財布を買うのと使い始めるのはどちらがいいですか?
どちらか一方なら、使い始めを寅の日にします。お金を入れて持ち歩き始める日に、出ていったお金が戻る意味が最もよく生きるからです。両方を吉日にしたいなら、一粒万倍日や天赦日に買い、次の寅の日から使い始める組み合わせがよく選ばれます。
- 寅の日に結婚や入籍をしてもいいですか?
暦の上で禁じられた日ではないので、本人や家族が気にしないなら選んでかまいません。「出戻り」を連想して気にする人がいるなら、前後の大安や天赦日にずらすと安心です。
- 寅の日にお金を使うと本当に戻ってきますか?
寅の日の「お金が戻る」は虎の言い伝えから生まれた縁起で、使ったお金が戻ることを約束するものではありません。寅の日を、必要な支払いを見直したり、先に生きるお金の使い方を考えたりするきっかけにすると、お金との付き合い方が整います。
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