巳の日とは 読み方とするといいこと

巳の日の読み方は「みのひ」で、日の十二支が巳にあたる日を指し、12日に一度めぐってきます。巳(蛇)は金運と芸事の神である弁財天の使いなので、財布などの買い物、弁財天へのお参り、習い事の始めに向く日です。巳の日のうち60日に一度の己巳の日(つちのとみのひ)は、弁財天とのご縁がいっそう強い日です。

この記事の要点

  • 巳の日の読みは、みのひ。12日に一度めぐる
  • 蛇を使いとする弁財天の縁日で、金運と芸事の日
  • 財布の買い物、弁財天へのお参り、習い事の始めに向く
  • 己巳の日は巳の日のうち60日に一度の特別な日
  • 暦の上で避ける用事はなく、不成就日の重なりだけ注意

巳の日の読み方と意味

巳の日は「みのひ」と読みます。巳は十二支の6番目で、動物では蛇に当てられます。日にも年と同じように干支が割り当てられていて、その日の十二支が巳になる日が巳の日です。十二支は12日で一巡するので、巳の日は12日に一度、月に2〜3回、年に30日前後めぐってきます。2026年は30日、2027年は31日です。

巳の日が縁起のよい日として親しまれてきたのは、蛇が弁財天の使いと考えられてきたからです。蛇は脱皮を繰り返して大きくなるので、古いものを脱ぎ捨てて新しく生まれ変わる生き物として、豊かさや再生の象徴にもなってきました。

巳の日は、六曜や一粒万倍日とは別の決まり方で、日の十二支だけで決まります。そのため、巳の日と大安、巳の日と一粒万倍日のように、ほかの吉日と重なる日も出てきます。十二支の並びと、日の十二支の数え方は十二支のページで確かめられます。

弁財天と巳の日

弁財天は七福神の一柱で、もとはインドの川の女神です。水の流れる音から音楽や弁舌、学問の神として信仰され、日本に伝わってから「弁才天」の「才」に「財」の字が当てられて、財運や商売繁盛の神としても親しまれるようになりました。

弁財天と蛇が結びついたのは、日本で古くから信仰されていた、頭が人で体が蛇の姿をした宇賀神(うがじん)と重ねて祀られるようになったためです。弁財天の像の頭上に、とぐろを巻いた宇賀神をのせたものもあり、蛇は弁財天の使い、巳の日は弁財天の縁日と考えられるようになりました。

弁財天は水の神でもあるので、池の中の島や海辺、川のほとりなど、水に縁のある場所に祀られていることが多くあります。巳の日に弁財天へお参りするなら、水辺の社寺を選ぶと、この日の由来に沿ったお参りになります。

巳の日にするといいこと(買い物・お参り)

巳の日にするといいのは、金運や芸事に関わることです。

巳の日の買い物は、「お金や才能が育つものを迎える」と考えると選びやすくなります。財布なら、一粒万倍日や寅の日が重なる巳の日がさらによく、星占堂の財布カレンダーでは巳の日を1点、己巳の日を2点として数えています。巳の日と一粒万倍日が重なるのは芒種から小暑の前日までの節月だけで、2027年は6月7日・6月19日・7月1日です。

水回りの掃除を勧めるのは、弁財天が水の神だからです。お参りに行けない日でも、蛇口やシンクを磨いて水の通り道を整えると、巳の日らしい過ごし方になります。財布の日取りを詳しく決めたいときは財布の吉日カレンダーで候補を比べられます。

巳の日と己巳の日の違い

己巳の日(つちのとみのひ)は、巳の日のうち、十干まで合わせた干支が己巳になる日です。巳の日が12日に一度なのに対し、己巳の日は60日に一度、年に6回ほどしかめぐってきません。巳の日5回のうち1回が己巳の日になる計算です。

己(つちのと)は五行の土の陰、巳は火の陰にあたり、火が土を生む相生の組み合わせです。積み重ねたものが形になる日と読めるので、弁財天とのご縁が深いだけでなく、貯金を始める、長く続けたい習い事を始めるといった「積み上げる」始めごとに向いています。

2026年の残りの己巳の日は10月22日(木)と12月21日(月)で、12月21日は大安と重なる一方、不成就日にも当たります。2027年は2月19日・4月20日・6月19日・8月18日・10月17日・12月16日の6回で、6月19日(土)は一粒万倍日も重なる週末です。己巳の日だけを一覧にした己巳の日のカレンダーもあります。

巳の日に避けること

星占堂の暦では、巳の日に避ける用事は特にありません。巳の日はもともと吉日として使われてきた日で、凶の意味を持たないからです。気をつけたいのは、巳の日そのものより、同じ日に重なる凶日です。

不成就日と重なる巳の日は、財布の新調や習い事の始めなど、結果を期待する用事を別の巳の日に回すと安心です。2026年は、4月25日・8月23日・12月21日の3回の己巳の日が、どれも大安と重なりながら不成就日にも当たる年です。

もう一つ、巳の日の結婚や入籍を気にする人がいます。弁財天は女神なので、恋人や夫婦でお参りすると嫉妬されるという俗説があるためです。暦の上で巳の日の結婚を避ける決まりはないので、気になる場合は、その日に二人で弁財天へお参りする予定を入れなければ済みます。入籍の日取りでの考え方は寅の日・巳の日の入籍はいい?で詳しく扱っています。

蛇を使いとする日なので、蛇を見かけても追い払ったり傷つけたりしない、という昔ながらの心がけもあります。生きものを大切にする日と考えて、穏やかに過ごしてください。

巳の日はいつ?2026年10月〜2027年の巳の日

巳の日がいつかは、12日おきに数えれば先まで分かります。2026年10月以降の巳の日は10月10日・22日、11月3日・15日・27日、12月9日・21日で、2027年は1月2日から始まり、12日ごとに続きます。

下の表は、2026年10月から2027年6月までの巳の日を、六曜と重なる暦注と一緒に並べたものです。財布や買い物の日を選ぶなら、己巳の日と一粒万倍日が重なる2027年6月19日(土)や、大安と重なる2027年1月2日(土)が候補になります。反対に、不成就日と重なる2026年12月21日は、始めごとを避けたい日です。

金運の日取りを決めるとき、巳の日を待つか、ほかの吉日にするかで迷うこともあります。自分の金運の流れや九星の巡りまで含めて、どの時期に何を始めるとよいかを詳しく見てもらうと、暦の吉日を自分の事情に合わせて選べるようになります。

2026年10月〜2027年6月の巳の日と重なる暦注
日付六曜重なる吉日注意
2026年10月10日(土)先勝なしなし
2026年10月22日(木)友引己巳の日なし
2026年11月3日(火・祝)友引天恩日なし
2026年11月15日(日)仏滅なしなし
2026年11月27日(金)仏滅大明日なし
2026年12月9日(水)大安大安なし
2026年12月21日(月)大安大安・己巳の日不成就日
2027年1月2日(土)大安大安・天恩日なし
2027年1月14日(木)赤口なしなし
2027年1月26日(火)赤口大明日なし
2027年2月7日(日)先勝なしなし
2027年2月19日(金)先勝己巳の日なし
2027年3月3日(水)先勝天恩日なし
2027年3月15日(月)先負なしなし
2027年3月27日(土)先負大明日なし
2027年4月8日(木)仏滅なしなし
2027年4月20日(火)仏滅己巳の日なし
2027年5月2日(日)仏滅天恩日なし
2027年5月14日(金)赤口なしなし
2027年5月26日(水)赤口大明日なし
2027年6月7日(月)先勝一粒万倍日なし
2027年6月19日(土)先勝一粒万倍日・己巳の日なし

よくある質問

巳の日の読み方は?

「みのひ」と読みます。日の十二支が巳(へび)にあたる日のことで、12日に一度めぐってきます。干支が己巳になる日は「つちのとみのひ」と読み、巳の日の中でも特別な日です。

巳の日に買い物をするといいのは本当ですか?

巳の日は金運と芸事の神である弁財天の縁日なので、財布や楽器、学びの道具など、お金や才能を育てるものの買い物に向いています。日用品の買い物まで巳の日に合わせる必要はありません。財布なら一粒万倍日や寅の日と重なる巳の日を選ぶと、金運の吉日がそろいます。

巳の日にしてはいけないことはありますか?

暦の上で巳の日に避ける用事はありません。不成就日と重なる巳の日だけは、財布の新調などの始めごとを別の日に回すと安心です。結婚を避ける俗説もありますが、暦の決まりではありません。

巳の日と己巳の日はどちらがいいですか?

どちらも弁財天の縁日ですが、己巳の日は60日に一度しかなく、ご縁がいっそう強い日と読みます。大事な財布の新調や金運の願いごとは己巳の日、日ごろのお参りや小さな買い物は巳の日、と使い分けると無理なく続けられます。

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