吉方位の求め方(本サイトの方式)
吉方位は、本命星から見て相性の良い星が入っていて、六殺と呼ぶ凶方位に当たらない方位です。星占堂は、生気・退気・比和の三つを吉の星とし、年盤と月盤のそれぞれで判定したうえで、両方で吉になる月を選ぶ方法を勧めています。このページでは、その手順を順に説明します。
要点
- 吉方位は、本命星から見て生気・退気・比和の星が入る方位のうち、六殺に当たらない方位です。
- 生気は自分を生む五行の星、退気は自分が生む五行の星、比和は同じ五行の星です。
- 五黄土星と自分の本命星は、吉の星に含めません。
- 六殺は、五黄殺・暗剣殺・本命殺・本命的殺・歳破(月盤では月破)です。
- 吉方位は、年盤と月盤のそれぞれで判定します。
本命星と吉の星の決め方
吉方位を求める最初の手順は、自分の本命星を確かめることです。本命星は生まれ年の九星ですが、年の区切りは立春なので、1月1日から立春の前日までの生まれなら前の年の星を使います。生年月日のページに出ている本命星をそのまま使うと、この境目を間違えずに済みます。
次に、本命星の五行から吉の星を決めます。五行には、木は火を、火は土を、土は金を、金は水を、水は木を生む相生の関係があります。自分を生む五行の星を生気、自分が生む五行の星を退気、自分と同じ五行の星を比和と呼び、この三つを吉の星とします。たとえば本命星が一白水星(水)なら、水を生む金の六白金星と七赤金星が生気、水が生む木の三碧木星と四緑木星が退気です。五黄土星の入る方位は五黄殺、自分の星の入る方位は本命殺になるため、この二つの星は吉の星に含めません。
年盤で吉の星が入る方位
吉の星が決まったら、調べたい年の年盤で、その星がどの方位に入っているかを見ます。年盤は、その年の九星を中宮に置き、八方位の星を定位盤から同じ数だけずらした盤です。吉の星が入っている方位が、吉方位の候補になります。吉の星が二つ以上ある本命星は、それぞれの星の方位を一つずつ書き出しておくと、後の手順で外す方位を確かめやすくなります。
吉の星が中宮に入っている年は、その星の方位はありません。また、吉の星が入る方位がすべて凶方位に重なり、その年の年盤に吉方位がない本命星もあります。たとえば2033年の四緑木星の人は、年盤に吉方位がありません。候補が一つもない年は、大きな移動を急いで決めず、翌年以降の年盤を見比べて時期を選ぶと、落ち着いて計画を立てられます。
| 本命星 | 生気(自分を生む星) | 退気(自分が生む星) | 比和(同じ五行の星) |
|---|---|---|---|
| 一白水星 | 六白金星・七赤金星 | 三碧木星・四緑木星 | なし |
| 二黒土星 | 九紫火星 | 六白金星・七赤金星 | 八白土星 |
| 三碧木星 | 一白水星 | 九紫火星 | 四緑木星 |
| 四緑木星 | 一白水星 | 九紫火星 | 三碧木星 |
| 五黄土星 | 九紫火星 | 六白金星・七赤金星 | 二黒土星・八白土星 |
| 六白金星 | 二黒土星・八白土星 | 一白水星 | 七赤金星 |
| 七赤金星 | 二黒土星・八白土星 | 一白水星 | 六白金星 |
| 八白土星 | 九紫火星 | 六白金星・七赤金星 | 二黒土星 |
| 九紫火星 | 三碧木星・四緑木星 | 二黒土星・八白土星 | なし |
六殺に当たる方位を外す
候補の方位のうち、六殺に当たる方位は吉方位から外します。六殺は、五黄土星が入る方位の五黄殺、その反対の暗剣殺、自分の本命星が入る方位の本命殺、その反対の本命的殺、そしてその年の十二支の反対側の歳破です。月盤で判定するときは、歳破の代わりにその月の十二支の反対側の月破を使います。
吉の星が入っていても、その方位が暗剣殺や歳破に重なれば吉方位にはなりません。たとえば2026年の年盤では北に六白金星が入りますが、北は五黄殺の反対の暗剣殺で、午年の歳破にも当たります。六白金星が吉の星である人でも、2026年の北は吉方位に数えません。本サイトの方式では、定位対冲と小児殺は判定に使わず、この六殺だけで凶方位を決めています。
月盤と重ねて時期を選ぶ
年盤で吉方位がわかったら、同じ手順を月盤にも当てはめます。月盤はその月の九星を中宮に置いた盤で、各月の節入りで切り替わります。月盤でも吉の星が入り、六殺(月盤では月破)に当たらない方位が、その月の吉方位です。月盤の判定でも、吉の星は年盤と同じ本命星から決めた星を使います。
本サイトでは、年盤と月盤の両方で吉になる月を選ぶことを勧めています。年盤の吉方位は一年を通して吉ですが、月盤でも吉になる月を重ねると、年と月の流れがそろった時期になります。引っ越しや長い旅行のように大きな動きほど、両方がそろう月を候補にし、出発や移動の日がその月の節入り以降になっているかを確かめてください。月の替わり目の数日は、節入りの日付を暦で見てから日程を決めると確実です。
方位の範囲と測り方
方位を当てはめるときは、自宅など今いる場所を中心にし、地図の真北を基準にして方位を分けます。方位磁針が指す北とは少しずれるため、地図の上の北を使ってください。本サイトでは、北・東・南・西を各30度、北東・南東・南西・北西を各60度とする方式で説明しています。四正の方位が狭く、四隅の方位が広い分け方です。
目的地の方角を確かめるときは、地図の上で自宅から目的地へ線を引き、真北からの角度を見ます。真東は真北から90度で、東の範囲は75度から105度までです。北東の範囲は15度から75度までなので、真東より少し北寄りの場所は北東に入ることがあります。方位の境目近くの目的地は、角度を測ってから判定してください。
具体例
本命星が七赤金星の人の、2026年の吉方位を求めます。七赤金星(金)の吉の星は、生気の二黒土星と八白土星、退気の一白水星、比和の六白金星です。2026年の年盤では、一白水星が中宮、六白金星が北、八白土星が東、二黒土星が北西に入ります。このうち北は暗剣殺と歳破に当たるので外れ、年盤の吉方位は東と北西の二つです。次に月盤と重ねると、東は寅月(2月4日から)・午月(6月6日から)・亥月(11月7日から)、北西は卯月(3月5日から)・酉月(9月7日から)・戌月(10月8日から)・子月(12月7日から)に、年盤と月盤の両方で吉になります。
よくある質問
- 吉方位がない年はどうすればよいですか
- 年盤で吉の星がすべて中宮や六殺に重なると、その年の吉方位はなくなります。その年は大きな移動を急がず、翌年以降の年盤で吉方位が出る時期を確かめて計画を立ててください。近所への外出や日々の用事まで控える必要はありません。
- 定位対冲や小児殺を見ないのはなぜですか
- 本サイトは、本命星を中心にした吉の星と六殺の判定に絞り、誰が調べても同じ結果になる方式にしているためです。定位対冲と小児殺を判定に含める暦とは、結果が違うことがあります。違いがあるときは、どの凶方位を判定に入れているかを比べてください。
- 生気・退気・比和に違いはありますか
- 本サイトの吉方位の判定では、三つとも吉の星として同じように扱います。読み分けるなら、生気は支えを受ける方位、退気は自分の力を注ぐ方位、比和は仲間と調子を合わせる方位です。目的に合わせて、どの星の方位を使うかを選んでください。
- 移動の日がその月の節入り前だった場合はどうなりますか
- 月盤は節入りの日に切り替わるので、節入り前の日付は前の月の月盤で判定します。年盤も立春で切り替わるため、2月初めの移動は立春の前か後かで使う年盤が変わります。移動の日付を決めたら、その日がどの月盤に属するかを確かめてください。