方位の測り方
方位の測り方とは、九星気学で吉方位や凶方位を使うために、住まいを中心として目的地がどの方角に当たるかを決める手順です。本サイトは地図の真北を基準にし、東西南北を各30度、北東・南東・南西・北西を各60度に分けて判定します。方位盤の吉凶を生かすには、まずこの測り方をそろえることが出発点です。
要点
- 方位は住まいを中心に、目的地がどの角度に当たるかで決める
- 基準は地図の真北で、方位磁針が指す磁北ではない
- 角度は真北を0度として時計回りに数える
- 東西南北は各30度、北東・南東・南西・北西は各60度とする
- 四隅が60度なのは、十二支を二つずつ含むため
方位の中心と基準の北
方位を測るときの中心は、ふだん寝起きしている住まいです。旅行先や勤め先から測るのではなく、自分が暮らしている家の位置を地図の中心に置き、そこから目的地へ結んだ線がどの方角を向くかを見ます。出発する駅や空港が住まいと離れていても、判定に使うのは住まいと目的地を結んだ線です。
基準にする北は、地図の真北です。真北は北極の方向を指す北で、多くの地図は上を真北にして描かれています。方位磁針の針が指す北は磁北と呼ばれ、真北とは向きが少し違います。九星気学の方位盤は地図の東西南北に合わせて読むものなので、本サイトでは真北を0度として時計回りに角度を数えます。東は90度、南は180度、西は270度に当たります。
東西南北30度と四隅60度の分け方
本サイトは、東西南北をそれぞれ30度、北東・南東・南西・北西をそれぞれ60度とする方式で方位を分けます。真北の左右15度ずつ、つまり345度から15度までが北です。続いて北東は15度から75度、東は75度から105度というように、東西南北の四正は狭く、四隅は広くなります。
この幅の違いは十二支の配置から来ています。円を十二支で割ると、一つの支が30度を受け持ちます。北は子、東は卯、南は午、西は酉の一支だけですが、北東には丑と寅、南東には辰と巳、南西には未と申、北西には戌と亥の二支が入ります。そのため四隅は二支分の60度になります。流派によって八方位を45度ずつ均等に分ける考え方もありますが、本サイトでは十二支に沿った30度と60度の方式と定義します。歳破や月破の方位が十二支から決まるのも、この分け方と結び付いています。
| 方位 | 角度の範囲 | 幅 | 含まれる十二支 |
|---|---|---|---|
| 北 | 345度〜15度 | 30度 | 子 |
| 北東 | 15度〜75度 | 60度 | 丑・寅 |
| 東 | 75度〜105度 | 30度 | 卯 |
| 南東 | 105度〜165度 | 60度 | 辰・巳 |
| 南 | 165度〜195度 | 30度 | 午 |
| 南西 | 195度〜255度 | 60度 | 未・申 |
| 西 | 255度〜285度 | 30度 | 酉 |
| 北西 | 285度〜345度 | 60度 | 戌・亥 |
地図で角度を測る手順
方位を測る手順は四つです。まず地図の上で住まいの位置に印を付けます。次に目的地の位置に印を付け、二つを直線で結びます。三つ目に、住まいから真北へ向かう線と目的地へ向かう線の間の角度を、分度器や地図アプリの計測機能を使って時計回りに読み取ります。最後に、その角度を本サイトの区分に当てはめて方位を決めます。
紙の地図を使うときは、地図の上辺が真北に合っているかを確かめます。観光地の案内図などには、見やすさのために北が上になっていないものがあるため、方位記号を見てから測ります。地図アプリでは、画面を回転させていない状態にして、北が真上にあることを確かめてから線を引きます。結んだ線が境目の角度に近いときは、目的地の中でも建物や宿の位置まで絞り込んで測り直すと、方位がはっきりします。
方位磁針と磁北のずれ
方位磁針は手軽な道具ですが、針が指す磁北は真北と一致しません。日本では磁北が真北より西に数度ずれており、北の地域ほどずれが大きくなります。方位磁針の目盛りをそのまま使うと、境目の近くでは一つ隣の方位と取り違えることがあります。
現地で方角を確かめたいときに方位磁針を使う場合は、ずれの分を補って読みます。磁北が西にずれている地域では、方位磁針で読んだ角度からずれの度数を引くと、真北からの角度になります。地形図には地域ごとのずれの大きさが記されているので、正確に知りたいときはそれを見ます。スマートフォンの方位表示も、設定によって磁北と真北のどちらを示すかが変わるので、使う前に確かめておきます。目的地の方位を決める作業は地図で行い、方位磁針は現地での確認に使うと、両方の道具の長所を生かせます。
遠い目的地と境目の扱い
海外のように遠い目的地では、地図の描き方によって方位の見え方が変わります。世界地図でよく見かけるメルカトル図法の地図と、住まいを中心に描いた正距方位図法の地図では、同じ二点を結んでも線の向きが違って見えます。国内の旅行先のように距離が近い場合はこの差が小さく、ふだん使う地図で十分に判定できます。遠方の方位を見るときは、どの地図で測ったかを書き留めておくと、あとで見直すときに混乱しません。
境目の角度に近い目的地は、測り方のわずかな違いで隣の方位に入ります。北東と東の境目である75度付近や、南と南西の境目である195度付近がその例です。吉方位を使う旅行では、方位の中央寄りにある目的地を選ぶと、誤差に左右されず落ち着いて計画できます。方位が決まったら、年盤と月盤でその方位の吉凶を確かめるという順番で進めます。
具体例
架空の住まいから、ある温泉地の宿までの方位を測る例です。地図アプリで住まいと宿に印を付けて直線で結び、真北からの角度を時計回りに読むと68度でした。本サイトの区分では15度から75度が北東なので、この宿は北東に当たります。同じ宿の方角を現地で方位磁針を使って確かめると、目盛りは75度付近を指しました。仮にその地域の磁北が真北より西へ7度ずれているとすると、75度から7度を引いた68度が真北からの角度になり、地図で測った結果と一致します。目盛りをそのまま読むと東との境目に見えるため、地図で測る手順を先に済ませておくことが大切です。
よくある質問
- 方位は自宅と最寄り駅のどちらを中心に測りますか。
- 方位は自宅、つまりふだん寝起きしている住まいを中心に測ります。最寄り駅や出発する空港から測ると、目的地によっては方位が変わってしまいます。出発地点にかかわらず、住まいと目的地を結んだ線で判定します。
- 方位磁針の北と地図の北はどちらを使いますか。
- 本サイトでは地図の真北を基準にします。方位磁針が指す磁北は真北より西に数度ずれているため、目盛りをそのまま使うと境目付近で方位を取り違えます。方位磁針を使うときは、ずれの分を補ってから区分に当てはめます。
- 八方位を45度ずつに分けないのはなぜですか。
- 九星気学の方位は十二支の配置と結び付いており、四隅にはそれぞれ二つの支が入るためです。本サイトでは東西南北を30度、四隅を60度とし、歳破や月破の方位もこの区分で判定します。
- 目的地が方位の境目にあるときはどうしますか。
- 境目付近の目的地は、宿や建物の位置まで絞って測り直します。それでも境目に近い場合は、方位の中央寄りにある別の目的地を選ぶと、判定に迷わず計画を立てられます。