祐気取りとは

祐気取りとは、九星気学で自分の本命星にとっての吉方位へ出かけ、その土地で過ごすことで、よい気を取り入れようとする行動です。本サイトでは、年盤と月盤の両方で吉になる方位と時期を選ぶことを祐気取りの基本とします。旅行や外出の計画に吉方位を取り入れたいときの手順として読んでください。

要点

  • 祐気取りは吉方位へ出かけて過ごし、よい気を取り入れる九星気学の行動
  • 吉方取りとも呼ばれる
  • 吉方位は本命星から見た生気・退気・比和の星が入り、六殺に当たらない方位
  • 本サイトは年盤と月盤の両方で吉になる月を選ぶことを勧める
  • 年盤は立春、月盤は各月の節入りで切り替わり、節入りの日は新しい月に属する

祐気取りの意味

祐気取りは、吉方位へ移動して、その方位が持つよい気を自分に取り込むという九星気学の考え方にもとづく行動です。吉方取りと呼ばれることもあります。「祐」には助けや恵みという意味があり、自分を助けてくれる気を取りに行くという発想が名前に表れています。

九星気学では、年や月ごとに九つの星が方位盤の上を巡り、どの方位にどの星が入るかが変わります。自分の本命星と相性のよい星が入っている方位へ出向くことが、祐気取りの中心です。旅行のように楽しみを兼ねて行えるため、九星気学を日々の暮らしに取り入れる入口として親しまれています。何かを我慢する方法ではなく、行き先と時期の選び方にひと工夫を加える方法だと考えると、気軽に始められます。

吉方位の選び方

祐気取りに使う吉方位は、本命星から見て生気・退気・比和に当たる星が入っている方位です。生気は自分の五行を生む星、退気は自分の五行が生む星、比和は自分と同じ五行の星を指します。たとえば三碧木星の人なら、水の星である一白水星が生気、火の星である九紫火星が退気、同じ木の星である四緑木星が比和に当たります。

ただし、吉の星が入っていても、六殺に当たる方位は吉方位から外します。六殺は五黄殺・暗剣殺・本命殺・本命的殺・歳破・月破を指し、年盤では歳破を、月盤では月破を見ます。本サイトでは、年盤と月盤の両方でこの条件を満たす方位を探し、両方がそろう月を祐気取りの時期として勧めています。年盤だけで選ぶと、その月の月盤では凶方位に当たっている場合があるため、二つを重ねて確かめることが欠かせません。

祐気取りを計画する手順(本サイトの方式)
手順すること確かめる点
1. 本命星を知る立春で区切った生まれ年から本命星を求める1月1日〜立春の前日生まれは前年の星
2. 吉方の星を知る生気・退気・比和に当たる星を確かめる五黄土星と本命星自身は含めない
3. 年盤を見るその年に吉方の星が入る方位を探す六殺に当たる方位を除く
4. 月盤を見る年盤と同じ方位が吉になる月を選ぶ節入りの日から月が切り替わる
5. 方位を測る住まいから目的地までの角度を測る真北を基準に、四正30度・四隅60度
6. 現地で過ごす土地の水や食べ物、自然に触れる予定を詰め込みすぎない

時期を決めるときの境目

九星気学の年盤は立春で、月盤は各月の節入りで切り替わります。1月1日に新しい年盤へ変わるわけではないため、1月の旅行は前の年の年盤で判定します。月盤も暦の月とは区切りが違い、寅の月は立春から啓蟄の前日まで、卯の月は啓蟄から清明の前日までというように、節入りの日から次の節入りの前日までが一つの月です。

旅行の日程を決めるときは、出発から帰宅までが一つの節月の中に収まるようにすると、月盤の吉凶が途中で変わらず、判定が一つで済みます。節入りの日は新しい月に属するため、節入りをまたぐ日程では前後二つの月盤を両方確かめます。本サイトの吉方位のページでは月ごとの始まりの日を示しているので、その日付を目安にして予定を組み立てると、境目を取り違えずに済みます。

現地での過ごし方

吉方位の土地に着いたら、その土地のものに触れて過ごすことが祐気取りの基本です。土地の水を飲む、温泉に入る、地元の食材を使った料理を味わう、神社や公園など自然の多い場所を歩くといった過ごし方が、昔から祐気取りの楽しみ方として親しまれてきました。湧き水を汲んで持ち帰る「お水取り」も、その一つです。

大切なのは、特別な儀式をすることより、ゆったりとした気持ちで土地の空気を味わうことです。予定を詰め込みすぎず、朝の散歩や地元の店での食事など、その土地の暮らしに近い時間を持つと、旅そのものが心に残ります。帰宅したあとは、旅先で感じたことや決めたことを書き留めておくと、日常に戻ってからも気持ちの切り替えに生かせます。

距離と日数の考え方

祐気取りでどれくらい遠くへ出かけ、何日滞在するかについては、流派によって考え方が分かれますが、本サイトでは距離や日数の数値基準を設けず、年盤と月盤の両方で吉になる方位と時期を選ぶことを祐気取りの基本と定義します。近い場所への日帰りでも、遠方への宿泊旅行でも、方位と時期を判定する手順は同じです。

無理のない範囲で計画することも大切です。費用や体力を削ってまで遠くへ出かけるより、続けやすい距離で季節ごとに吉方位の土地を訪れる方が、暮らしの中に定着します。また、仕事の出張や家族の用事で凶方位へ出かける必要があるときは、恐れずに予定どおり出かけてかまいません。祐気取りは吉の方位を選べるときに生かす工夫であり、凶方位への外出をとがめる考え方ではありません。

具体例

1990年5月3日生まれの架空の人が、祐気取りの準備を進める例です。立春で区切った生まれ年は1990年なので、本命星は一白水星です。一白水星は水の星なので、水を生む金の星である六白金星と七赤金星が生気、水が生む木の星である三碧木星と四緑木星が退気に当たります。同じ水の星はほかにないため、比和の星はありません。次に、旅行したい年の年盤でこの四つの星が入る方位を探し、六殺に当たる方位を除きます。さらに月盤でも同じ方位が吉になる月を選び、その月の節入りの日以降に出発と帰宅を収めます。最後に、住まいから候補地までの角度を地図で測り、方位が合っていることを確かめてから宿を予約します。

よくある質問

祐気取りと吉方位旅行は同じものですか。
同じ考え方を指す言葉です。吉方位へ出かけてその土地で過ごすことを、九星気学では祐気取りや吉方取りと呼びます。本サイトでは、年盤と月盤の両方で吉になる方位と時期を選ぶ旅を祐気取りとして扱います。
祐気取りは日帰りでもできますか。
本サイトでは距離や日数の数値基準を設けていないため、日帰りでも方位と時期を判定する手順は同じです。続けやすい距離を選び、季節ごとに吉方位の土地を訪れることを勧めます。
年盤だけで吉方位を選んでもよいですか。
年盤だけで選ぶと、その月の月盤では凶方位に当たる場合があります。本サイトでは年盤と月盤の両方で吉になる月を選ぶことを勧めています。二つの盤を重ねて確かめると、時期と方位の判断がそろいます。
凶方位へ出張しなければならないときはどうすればよいですか。
仕事や家族の用事で凶方位へ出かけることは、暮らしの中でよくあることです。予定を無理に変える必要はなく、落ち着いて出かけてかまいません。祐気取りは、吉方位を選べる機会に取り入れる工夫として使います。

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