タロットでイエス・ノーを占う方法と読み方

タロットでイエス・ノーを占うときは、「〇〇したらうまく進むか」のように自分の行動について一つだけ問い、カードを引く前にどの方法でイエスとノーを決めるかを決めておきます。初めてなら、大アルカナ22枚から1枚を引き、カードの意味と正位置・逆位置でイエスかノーかを読む方法がいちばん迷いません。

この記事の要点

  • 問いは自分の行動について、一度に一つだけ立てる
  • 決め方(1枚・3枚・正逆)は引く前に決めておく
  • 大アルカナはカードの意味で、正逆は勢いの強弱で読む
  • 保留のカードは、条件や時期を確かめる合図として読む
  • 同じ問いは、状況が変わるまで引き直さない

イエス・ノーで占える質問、占いにくい質問

イエス・ノーのタロットがうまくいくかどうかは、カードを引く前の質問でほとんど決まります。占いやすいのは、自分がこれから取る行動について、近い時期のことを一つだけ尋ねる質問です。

反対に、次のような質問はイエス・ノーでは占いにくくなります。

占いにくい質問も、言い換えれば使えます。「彼は私を好きか」は「今週、私から食事に誘ってよいか」に、「10年後に幸せか」は「今の仕事を続けながら資格の勉強を始めてよいか」に直すと、答えがそのまま行動の指針になります。

1枚引きで決める方法

いちばん手軽なのが、大アルカナ22枚だけを使う1枚引きです。小アルカナを混ぜた78枚でも占えますが、初めのうちは意味の強い大アルカナに絞ると、答えがはっきりします。

  1. 質問を声に出すか紙に書き、一つに絞れているか確かめる
  2. 大アルカナ22枚をよく混ぜ、山にまとめる
  3. 山を左手で好きなところから二つに分け、上下を入れ替えてまとめ直す
  4. 一番上のカードを、左右に返して表にする(上下は動かさない)
  5. カードの意味と、正位置か逆位置かを見て、次の表の目安でイエス・ノーを読む

表は星占堂の読み方による目安です。たとえば「この求人に応募してよいか」と尋ねて戦車の正位置が出たら、勢いがあるうちに動いてよいというイエスです。同じ質問で隠者の正位置が出たら、応募の前にもう少し一人で考える時間を取ってほしいという保留の答えになります。

読み方に迷ったら、表の右の列の言葉を、自分の質問に当てはめて一文にしてみてください。「始める力がそろっているから、応募してよい」のように文にすると、カードの答えが行動の言葉に変わります。

大アルカナ22枚のイエス・ノーの目安(星占堂の読み方)
カード正位置逆位置読みの要点
0 愚者イエス保留身軽に始めてよい。逆位置は準備不足に気をつける
1 魔術師イエスノー始める力がそろっている
2 女教皇保留ノー情報を集め、静かに見極める段階
3 女帝イエス保留実りが育つ。逆位置は与えすぎに気をつける
4 皇帝イエスノー計画を立てて自分から動けば進む
5 教皇イエス保留周りの理解や正しい手順を得れば進む
6 恋人イエスノー心が向くほうを選んでよい
7 戦車イエスノー勢いがあるうちに動く
8 力イエス保留焦らず粘れば進む
9 隠者保留ノー一人で考える時間が要る
10 運命の輪イエス保留流れが来ている。逆位置は時期がずれている
11 正義保留ノー条件や釣り合いを確かめてから決める
12 吊るされた男保留ノー今は動かず、見方を変える時期
13 死神ノー保留今の形では進まない。区切りをつけて出直す
14 節制イエス保留無理のないペースなら進む
15 悪魔ノー保留執着や誘惑から決めていないか見直す
16 塔ノーノー計画の前提から見直す
17 星イエス保留希望を持って進んでよい
18 月保留保留見えていない事情がある。逆位置は迷いが晴れつつある
19 太陽イエスイエス正逆とも前向き。逆位置は少し時間がかかる
20 審判イエス保留もう一度挑戦してよい
21 世界イエス保留形がまとまる。逆位置はあと一歩の詰めが要る

3枚で決める方法

1枚では心もとないときや、答えの強さまで知りたいときは、3枚を引きます。大アルカナ22枚を混ぜて3枚を横に並べ、イエスのカードが何枚あるかで答えを読みます。

保留のカードは、イエスにもノーにも数えず、答えに条件をつけるカードとして読みます。たとえば、イエスが2枚と正義が1枚なら「条件をきちんと確かめればイエス」、イエスが1枚と月が1枚、ノーが1枚なら「まだ見えていない事情があるので、確かめてから決める」と読みます。

3枚引きのよいところは、ノーのカードが出ても、それが何に気をつければよいかを教えてくれる点です。「この習い事を始めてよいか」でイエス2枚と塔が1枚なら、始めてよいけれど、最初に立てた計画にこだわらず途中で見直す前提で、と読めます。真ん中のカードを答えの中心に置き、左右のカードで補う読み方もあります。

正位置・逆位置で決める方法

もっとも単純なのは、カードの意味を問わず、正位置ならイエス、逆位置ならノーと決める方法です。今日の昼に何を食べるか、どちらの道で帰るかといった、気軽な二択をすぐに決めたいときに向いています。78枚のどのカードでも使え、意味を覚えていなくても答えが出せます。

ただし、この方法はカードの意味を読まないので、大切な質問には向きません。大切な質問では、カードの意味と向きを組み合わせて読みます。

たとえば星の逆位置は、希望はあるものの、今はまだ自信が持てない状態として読みます。悪魔の逆位置は、縛られていたものから離れつつある状態です。

逆位置を使うかどうか、どのカードをイエスとするかは、読み手や流派によって違いがあります。大切なのは、引く前に自分の決め方を決めておき、出た結果を後から都合よく読み替えないことです。占いの決まりごとが分かれる理由は占いの流派の違いで説明しています。

どちらとも言えないカードが出たとき

女教皇、隠者、正義、吊るされた男、月のように、イエスともノーとも言い切れないカードが出ることがあります。これはタロットが答えをはぐらかしているのではなく、「今は決める時期ではない」「判断するための材料が足りない」「条件しだいで答えが変わる」という答えを返していると読みます。

保留のカードが出たときは、次のどれかを試してください。

  1. 質問を分け直す:「転職してよいか」で保留なら、「今の職場で異動を願い出てよいか」「年内に求人を探し始めてよいか」のように、小さな行動に分けて一つずつ占う
  2. 補助の1枚を引く:「イエスにするための条件は何か」と問いを変えて、もう1枚だけ引く
  3. 期限を決めて待つ:一週間後や次の給料日など、状況が少し動いたところで占い直す

一方で、望む答えが出るまで同じ質問で引き直すのは避けます。引くたびに答えが変わると、どれを信じればよいか分からなくなり、迷いが深まるだけです。保留のカードは、急いで決めようとしている自分に、いったん立ち止まって確かめることを勧めるカードだと受け止めてください。

イエス・ノー占いを生かす心得

イエス・ノーの答えは、出た瞬間より、その後の行動に結び付けたときに意味を持ちます。答えを受け取ったら、次のように使います。

ノーが出たからといって、あきらめる必要はありません。ノーは「今のやり方、今の時期では進みにくい」という答えで、やり方や時期を変えれば、同じ願いに別の道からたどり着けます。

仕事を辞める、引っ越す、結婚を決めるといった大きな決断を、1枚のイエス・ノーだけで決めるのはやめておきましょう。大きな決断ほど、生年月日で読む性質や時期の流れ、現実の条件と組み合わせて考えるほうが納得できます。自分で何度引いても気持ちが落ち着かないときは、占い師に第三者の目でカードを読んでもらうと、自分の願望が混ざらない読みが聞けます。鑑定の料金の目安はタロット占いの料金にまとめています。

よくある質問

タロットのイエス・ノー占いは大アルカナだけで行うのですか

大アルカナ22枚だけで行うと、一枚ごとの意味が強く、答えがはっきり出ます。78枚すべてを使うこともできますが、小アルカナは日々の細かな状況を表すので、イエス・ノーの判断が難しくなります。初めてなら大アルカナから始めるのがおすすめです。

イエス・ノー占いで同じ質問を何度も引いてもいいですか

同じ質問は、状況が実際に動くまで引き直さないのが基本です。引き直すたびに違うカードが出ると、迷いが深まります。どうしても気になるときは、質問を小さな行動に分け直すか、「イエスにするための条件」を問う1枚を足してください。

恋愛の質問もイエス・ノーで占えますか

自分の行動についての質問なら占えます。「今週、私から連絡してよいか」「次のデートで気持ちを伝えてよいか」のような形です。相手の気持ちそのものは二択に収まらないので、表の気持ちと本音を分けて読む並べ方で占うほうが向いています。

ノーが出たらあきらめたほうがいいですか

あきらめる必要はありません。ノーは、今のやり方や時期では進みにくいという答えです。「どうすればイエスに近づくか」を問いにしてもう一度占うと、やり方や時期の変え方が見えてきます。

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