不成就日とは してはいけないことと気にしない考え方

不成就日(ふじょうじゅび)は、何事も成就しない日という意味の凶日で、旧暦の月ごとに決まった4つの日が当たり、8日に一度ほど巡ってきます。入籍や契約、開業、新しい習いごとなど、結果を期待して始める用事は別の日に回すのが基本ですが、日々の買い物や家事、決まった仕事まで避ける必要はありません。大事な日取りを決めるときにだけ確かめる、という付き合い方で十分な凶日です。

この記事の要点

  • 不成就日は「何事も成就しない日」と読む暦の凶日
  • 旧暦の月ごとに4日、8日に一度ほどで年に50日前後
  • 入籍・契約・開業など結果を期待する始めごとを避ける
  • 日常の用事や日程を選べない予定は気にしなくてよい
  • 不成就日の六曜は先勝・先負・大安のどれかになる

不成就日の読み方と意味

不成就日は「ふじょうじゅび」と読み、「ふじょうじゅにち」と読む暦もあります。成就は願いや物事がかなって形になることで、不成就日はその反対に、何事も成就しない日という意味を持つ凶日です。この日に始めたことは実を結びにくく、願いごとも届きにくいと読むので、結果を期待する用事を避ける日として暦に書かれてきました。

不成就日は、平安時代の宮中の暦に並んでいた古い暦注ではなく、江戸時代以降の民間の暦で広まった選日です。由来ははっきりしておらず、暦の本によって数え方が違うこともあります。星占堂では、旧暦の月ごとに決まった4つの日を不成就日として数えています。

名前の響きが強いので不安に感じる人もいますが、不成就日は8日に一度ほど巡ってくる、ごくありふれた日です。悪い出来事を招く日という意味はなく、「新しく始めることを別の日に回すとよい日」という程度に受け止めると、暦と上手に付き合えます。

不成就日の決まり方(旧暦の日)

不成就日は、旧暦(月の満ち欠けで日付を数える暦)の月と日で決まります。旧暦の1月と7月は3日・11日・19日・27日、2月と8月は2日・10日・18日・26日、3月と9月は1日・9日・17日・25日というように、半年ずつ同じ組み合わせが繰り返され、どの月も8日おきに4日ずつ当たります。閏月は、もとの月と同じ日を不成就日とします。旧暦の数え方は旧暦で確かめられます。

旧暦の月は29日か30日なので、月の変わり目では間隔が縮み、新しい暦のカレンダーで見ると「8日に一度ほど」の間隔が少し揺れます。そのため年間の日数は年ごとに変わり、星占堂の計算では2026年が49日、2027年が48日です。新暦の月の中に5日入る月もあり、2027年は9月がそうです。

旧暦の日付で決まるため、不成就日の六曜にも決まりがあります。六曜は旧暦の月と日の数を足して6で割った余りで決まるので、不成就日の六曜は先勝・先負・大安のどれかになり、仏滅・赤口・友引の日とは重なりません。大安と重なる不成就日が毎月のように出てくるのは、このしくみのためです。旧暦の月ごとの不成就日と六曜を表にまとめました。

旧暦の月ごとの不成就日と、その日の六曜
旧暦の月不成就日になる旧暦の日その日の六曜(日付の順)
1月・7月3日・11日・19日・27日先負・大安・先勝・先負
2月・8月2日・10日・18日・26日先負・大安・先勝・先負
3月・9月1日・9日・17日・25日先負・大安・先勝・先負
4月・10月4日・12日・20日・28日先勝・先負・大安・先勝
5月・11月5日・13日・21日・29日先負・大安・先勝・先負
6月・12月6日・14日・22日・30日大安・先勝・先負・大安

不成就日にしてはいけないこと

不成就日に避けるのは、「始めて、結果を待つ」用事です。次のような用事は、日を選べるなら不成就日以外にします。

どれも、その日を起点に物事が育っていくことを期待する用事です。不成就日は「芽が出にくい日」と読むので、種をまく日を別の日にずらすという考え方です。星占堂の入籍日カレンダーや引っ越し・財布のカレンダーは、不成就日を候補から外して並べているので、日取りを決めるときはそのまま使えます。

告白やプロポーズ、面接の日のように、相手のある予定は自分だけでは日を選べません。気になる人は、伝えたい言葉の準備や練習を吉日に始め、当日は予定どおり臨む、という分け方をすると落ち着きます。

不成就日を気にしなくてよい場面

不成就日は年に50日前後あり、すべての予定を避けようとすると暮らしが窮屈になります。次のような場面は、不成就日を気にしなくて構いません。

最後の「終わらせる用事」は、始めごとに向かない不成就日の性質と、むしろよく合います。新しく始める前の下準備として、身の回りを整理する日にあてると、暦の意味を前向きに使えます。

すでに不成就日に入籍や契約をしていたと後から気づいても、慌てる必要はありません。暦の吉凶は、その日の結果を決めるものではなく、日取りを選ぶときの目安です。気になるなら、結婚式や記念日のお祝い、新しい暮らしで始めたいことを次の吉日に合わせて、気持ちの区切りを作り直します。それでも気持ちが晴れないときは、一人で抱え込まずに家族や詳しい人に話してみると、何を大切にしたいかが整理できます。

吉日と重なる不成就日

不成就日は、大安や一粒万倍日、天赦日と同じ日になることがあります。星占堂では、不成就日と重なる日は吉日の力が弱まると読み、開運日や入籍日、財布のカレンダーの候補から外しています。

2027年の例を挙げると、9月26日(日)は天赦日と一粒万倍日がそろう日ですが、不成就日でもあります。5月25日(火)は一粒万倍日・大安・大明日、12月10日(金)は一粒万倍日・大安が重なる不成就日です。2027年は不成就日48日のうち13日が大安にあたり、吉日の数だけを見て日を選ぶと、気づかずに不成就日を選んでしまうことがあります。

重なる日の扱いに迷ったら、次の順番で考えます。

  1. その日にする用事が、結果を期待する始めごとかどうかを確かめる
  2. 始めごとなら、同じ月の別の吉日に移せるかを探す
  3. 動かせない用事なら予定どおり行い、気になる手続きだけを別の吉日に分ける

吉日と凶日が重なる日の詳しい読み方は、不成就日と大安が重なる日でまとめています。年ごとの日付は2027年の不成就日カレンダーで確かめられます。

よくある質問

不成就日の読み方は何ですか

不成就日は「ふじょうじゅび」と読みます。「ふじょうじゅにち」と読む暦もあります。何事も成就しない日という意味の凶日です。

不成就日にしてはいけないことは何ですか

入籍や結婚式、契約、開業、引っ越し、財布の新調など、始めて結果を期待する用事です。新しい習いごとや願掛けの始まりも、日を選べるなら別の日に回します。毎日の買い物や家事、いつもの仕事まで避ける必要はありません。

不成就日は気にしなくていいですか

日常の用事や、日程を自分で選べない予定なら気にしなくて構いません。入籍や契約など、日を選べる大事な始めごとのときだけ不成就日を外す、という使い方で十分です。家族や相手が気にするときは、その気持ちに合わせて日を選びます。

不成就日に入籍や契約をしてしまったらどうすればいいですか

暦の吉凶はその日の結果を決めるものではないので、慌てる必要はありません。気になるなら、結婚式や記念日のお祝い、新しく始めたい習慣を次の吉日に合わせて、気持ちの区切りを作ります。

不成就日は月に何日ありますか

旧暦の月ごとに4日ずつで、8日に一度ほど巡ります。新暦のカレンダーでは月に3〜5日で、星占堂の計算では2026年が49日、2027年が48日です。

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