タロットのスプレッド一覧|種類と選び方

タロットのスプレッドとは、カードを置く位置と、それぞれの位置が表す意味を決めた並べ方のことです。1枚引きから13枚のホロスコープまで種類は多くありますが、小さく急ぐ問いほど枚数の少ない並べ方、こじれた悩みや長い期間を見たい問いほど枚数の多い並べ方を選ぶと迷いません。

この記事の要点

  • スプレッドは、カードを置く形と位置の意味を決めた型
  • 並べ方は、カードを混ぜる前に決めて紙に書いておく
  • 小さな問いは1〜3枚、こじれた悩みは7〜10枚で読む
  • 相手の気持ちはヘキサグラム、深い悩みはケルト十字
  • 迷ったら少ない枚数から始め、引き直しはしない

タロットのスプレッドとは

スプレッドとは、タロットカードを並べる形と、それぞれの位置が何を表すかを決めた型のことです。同じカードでも、置かれた位置によって読み方が変わります。たとえば塔のカードは、「障害」の位置なら思い込みが崩れることが壁になっていると読み、「助言」の位置なら古いやり方を壊して作り直すことをすすめていると読みます。

スプレッドを決めるのは、カードを混ぜる前です。引いてから並べ方を変えると、出たカードに合わせて都合のよい位置を選ぶことになり、読みがぶれます。問いを紙に書いたら、その横に使うスプレッドと位置の意味も書いておくと、読むときに迷いません。

枚数が多いほど詳しく分かるわけではありません。問いが小さいのに10枚を並べると、位置の意味をもてあまして読みが散らばります。下の一覧で、問いの大きさに合うものを選んでください。

タロットの主なスプレッド一覧
スプレッド枚数向いている質問難しさ
1枚引き(ワンオラクル)1枚今日のテーマ、はい・いいえの目安、ひと言の助言やさしい
スリーカード3枚過去・現在・未来の流れ、状況・課題・助言やさしい
二者択一5枚AとBのどちらを選ぶか迷うときふつう
ヘキサグラム7枚相手の気持ち、二人の関係、人間関係ふつう
ホースシュー7枚障害と対策を含めて、目標までの流れを見たいときふつう
ケルト十字10枚長く続く悩みを、原因から行方まで掘り下げたいときむずかしい
ホロスコープ13枚(12枚+中央1枚)暮らし全体の見直し、1年の月ごとの過ごし方むずかしい

1枚引き・スリーカード

1枚引きは、山から1枚だけを引いて読む、最も簡単なスプレッドです。ワンオラクルとも呼ばれます。「今日の私に必要な心構えは?」「この連絡はこちらから送ってよい?」のように、答えが一言で済む問いに向いています。1枚に意味が集まるので、カードの印象をそのまま受け取りやすく、毎朝の練習にもなります。

スリーカードは、3枚を横一列に並べるスプレッドです。位置の決め方にはいくつかの型があり、問いに合わせて選びます。

たとえば「最近、友人と話がかみ合わない」という悩みを状況・課題・助言で占い、ソードの5、カップの2の逆位置、節制が出たら、言い負かし合うような会話が続いて気持ちの通い合いが途切れているので、言い方の加減を整えて歩み寄るとよい、と読めます。1枚引きとスリーカードの細かな手順はタロットの万能スプレッドで紹介しています。

二者択一・ホースシュー

二者択一は、二つの選択肢を比べるためのスプレッドで、5枚を使います。手前に今の自分を表す1枚を置き、その左上にAを選んだ場合の近い先、右上にBを選んだ場合の近い先、さらにその奥にそれぞれの行き着く先を置きます。「今の会社に残るか、転職するか」「AさんとBさん、どちらと付き合うか」のような、二つの道がはっきりしている問いに使います。選択肢が三つ以上あるときは、二つずつ比べるか、選択肢の数だけ列を増やします。

ホースシューは、7枚を馬の蹄鉄(U字)の形に並べるスプレッドです。左から順に、過去、現在、近い先、対策、周りの状況、障害、最終結果と読む形がよく使われ、障害と対策が別々の位置にあるため、「何が壁になっていて、どう動けばよいか」がつかみやすいのが特長です。期限のある目標や、引っ越し・資格の勉強などの段取りを見たいときに向いています。

ヘキサグラム

ヘキサグラムは、7枚で六芒星の形を作るスプレッドです。上向きの三角形に過去・現在・近い先の3枚、下向きの三角形に対策・周りの状況(相手の気持ち)・自分の気持ちの3枚を置き、中央に最終結果の1枚を置きます。

時間の流れと人の気持ちを同時に見られるのが特長で、とくに恋愛や人間関係の問いでよく使われます。「付き合って半年の彼と、この先どう関わっていけばよいか」と占えば、二人の関係の流れに加えて、相手の気持ちと自分の本音を並べて比べられます。相手の気持ちの位置にカップのナイト、自分の気持ちの位置にソードの2が出たら、相手は優しく近づこうとしているのに、自分のほうが決めかねて距離を保っている、という構図が見えてきます。

中央の最終結果は、ほかの6枚を読んでから最後に開くと、全体の流れの中で意味をつかめます。位置ごとの読み方と例はヘキサグラムの並べ方と読み方で解説しています。

ケルト十字

ケルト十字は、10枚を使う代表的なスプレッドで、一つの悩みを原因から行方まで深く掘り下げられます。中央に十字を作る6枚と、その右に縦に並べる4枚でできていて、位置の意味は次のとおりです。

  1. 現在の状況
  2. 障害・課題(1枚目に横向きに重ねる)
  3. 目標・意識していること
  4. 根本の原因・無意識
  5. 過去
  6. 近い先
  7. 自分の立場・姿勢
  8. 周りの状況
  9. 願いと不安
  10. 最終結果

長く続いている悩みや、何から手をつければよいか分からないほどこじれた問題に向いています。反対に、一言で答えが出る問いや、その日の過ごし方を知りたいだけの問いには、10枚は多すぎます。読み終えるまでに時間がかかるので、スリーカードで流れを読めるようになってから挑戦すると、位置どうしのつながりを追えます。並べ方と読む順番はケルト十字スプレッドでくわしく紹介しています。

ホロスコープスプレッド

ホロスコープスプレッドは、西洋占星術の12のハウスにならって12枚のカードを円く並べ、中央に全体のテーマを表す1枚を置くスプレッドです。円の左端(時計の9時の位置)から反時計回りに、次の順で置きます。

  1. 自分自身・今の自分の姿
  2. お金・持ち物
  3. 学び・身近な人とのやり取り
  4. 家庭・住まい
  5. 恋愛・楽しみ
  6. 日々の仕事・暮らしの習慣
  7. パートナー・対人関係
  8. 深いつながり・受け継ぐもの
  9. 遠い場所・学問・旅
  10. 社会での立場・仕事の目標
  11. 友人・仲間・将来の希望
  12. 隠れたもの・心の奥

一つの悩みに絞らず、暮らし全体を見渡したいときに向いています。12枚のうちどの分野に厳しいカードが集まり、どこに明るいカードがあるかを見ると、力を注ぐ場所と休ませる場所が分かります。12枚を1月から12月に当てはめて、1年の過ごし方を月ごとに考える使い方もあります。各ハウスの意味はホロスコープのハウスで確かめられます。

質問別のスプレッドの選び方

どのスプレッドを使うか迷ったら、問いの大きさと、知りたいことの種類で選びます。

迷ったときは、枚数の少ないものから始めるのが基本です。3枚で読み切れないと感じたら、日を改めて7枚や10枚で占います。同じ問いで、結果が気に入らないからとスプレッドを替えて引き直すのは避けます。

恋愛の悩みに絞った選び方は恋愛タロットのスプレッドで紹介しています。枚数が増えるほど、位置どうしのつながりを読む力が要ります。10枚の結果を一人でまとめきれないときは、並びをそのまま占い師に見せて読み解いてもらうと、自分の読みの癖にも気づけます。

よくある質問

初心者におすすめのタロットのスプレッドは?

1枚引きとスリーカードです。1枚引きで1枚の意味を深く読む練習をし、スリーカードでカード同士をつなげて読む練習をすると、どのスプレッドにも通じる基礎が身につきます。

スプレッドの位置の意味は本によって違いますか?

ケルト十字の3と4の位置や、ヘキサグラムの置き方などは、本によって少しずつ違います。どれも筋の通った割り当てなので、一つを選んで紙に書き、占うたびに同じものを使えば読みが安定します。

オリジナルのスプレッドを作ってもいいですか?

作ってかまいません。知りたいことを書き出し、それぞれに1枚ずつ位置を割り当てれば、自分だけのスプレッドになります。たとえば「相手の本音・自分の本音・二人に足りないもの・次の一歩」の4枚のように、問いをそのまま位置にすると読みやすくなります。

カードを混ぜている途中で飛び出したらどうしますか?

山に戻して混ぜ直すのが基本です。気になるときは、飛び出したカードを補足の1枚として脇に置き、読み終えたあとに参考として眺める方法もあります。どちらにするかを占う前に決めておくと迷いません。

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