タロットのケルト十字スプレッド|並べ方と10枚の読み方

ケルト十字は10枚を使うタロットのスプレッドで、中央の十字に置く6枚で今の状況とその原因・流れを、右の縦の列に置く4枚で自分の姿勢・周りの状況・願いと不安・結果を読みます。一つの悩みを原因から行方まで掘り下げたいときに向いていて、1枚ずつ順に読むより、組になる位置どうしを比べながら読み進めると、10枚でも迷わずにまとめられます。

この記事の要点

  • ケルト十字は、一つの悩みを深く掘り下げる10枚の並べ方
  • 中央の十字は状況と流れ、右の縦の列は人と結果を表す
  • 1と2の交差が、悩みの中心とそれを妨げるものを示す
  • 3と4、5と6、7と8を組で比べてから9と10を読む
  • 最後に一文にまとめ、今日できる行動を一つ決める

ケルト十字で占える質問

ケルト十字は、タロットのスプレッドの中でも古くから使われてきた並べ方で、一つの悩みを多くの角度から見られるのが特長です。今の状況だけでなく、その原因、自分でも気づいていない本音、周りの人の状況、この先の行方までを一度に並べるので、次のような問いに向いています。

反対に、はい・いいえで答えを知りたい問いや、今日の過ごし方のような小さな問いには向きません。10枚の答えが返ってくるので、問いが小さいと位置の意味をもてあまします。そうした問いには1枚引きや3枚引きを使います。

10枚をじっくり読むと30分ほどかかります。3枚引きで過去・現在・未来をつなげて読めるようになってから挑戦すると、位置の意味を無理なく追えます。

10枚の並べ方

ケルト十字は、中央に十字を作り、その右側に縦の列を作ります。机の上に、カード4枚分ほどの幅と高さを空けてから始めます。

  1. 問いを一つ決めて紙に書き、10の位置の意味も横に書いておく
  2. カードをよく混ぜ、山を三つに分けてから一つに戻す
  3. 1枚目を中央に置く
  4. 2枚目を、1枚目の上に横向きに重ねて十字に交差させる
  5. 3枚目を1枚目の上、4枚目を下に置く
  6. 5枚目を1枚目の左、6枚目を右に置く
  7. 十字の右側に、下から上へ7枚目、8枚目、9枚目、10枚目と縦一列に置く
  8. 1枚目から順に表に返す

横向きに重ねる2枚目は、向きに関係なく、いつも障害として読みます。3と4の上下、5と6の左右は、本によって入れ替わっていることがあります。どの割り当ても筋が通っているので、一つを選んで引く前に紙に書き、途中で変えないことが大切です。割り当てが本ごとに違う理由は、占いの流派の違いで説明しています。

位置ごとの意味

ケルト十字の10の位置は、大きく二つのまとまりに分かれます。中央の十字の6枚(1〜6)は、悩みの状況そのものと、その上下・前後を表します。右の縦の列の4枚(7〜10)は、その状況に関わる人の姿勢と、最終的な行方を表します。

十字の中では、1の現状を中心に、2が障害として交差し、上の3が頭で意識していること、下の4が心の奥にある本音、左の5が過去、右の6が近い未来です。上下の3と4は意識と無意識、左右の5と6は時間の流れ、と覚えておくと位置を見失いません。

縦の列では、一番下の7が問いに向き合う自分の姿勢、8が周りの人や環境、9が願いと不安、一番上の10が最終的な結果です。9の願いと不安は、一つの位置に両方が表れるのが特徴で、望んでいることと恐れていることが、実は同じものの表と裏であることを教えてくれます。

下の表に、10の位置の意味と、読むときに自分に向ける問いかけをまとめました。カードを読むときは、意味を当てはめるだけでなく、右の列の問いかけに答える形で考えると、言葉が出てきやすくなります。

ケルト十字の10の位置の意味と、読むときの問いかけ
位置意味読むときの問いかけ
1(中央)現状、悩みの中心今、何が起きているか
2(1に交差)障害、妨げているもの何がうまくいかなくさせているか
3(上)顕在意識、意識している望み自分は何を望んでいるつもりか
4(下)潜在意識、心の奥の本音本当はどう感じているか
5(左)過去、ここまでのいきさつ何がこの状況を生んだか
6(右)近い未来このまま進むと、次に何が来るか
7(縦の列の一番下)問いに向き合う自分の姿勢自分はどう振る舞っているか
8(下から2番目)周りの人や環境周りはどう動いているか
9(下から3番目)願いと不安何を望み、何を恐れているか
10(一番上)最終的な結果今の姿勢の先に、何があるか

読み進める順番

10枚を1から順に読むと、途中で最初のカードの意味を忘れ、全体がまとまらなくなりがちです。次の順番で、組になる位置を比べながら読み進めます。

  1. 1と2:悩みの中心と、それを妨げているものを一組で読む。ここで問いの本当の焦点が決まる
  2. 3と4:意識している望みと、心の奥の本音を比べる。食い違っていれば、迷いの原因はそこにある
  3. 5、1、6:過去から現在、近い未来へと、時間の流れを一つの物語にする
  4. 7と8:自分の姿勢と、周りの状況を比べる。自分が抱え込んでいるのか、周りが動いていないのかが見える
  5. 9:願いと不安を読み、3や4のカードとのつながりを探す
  6. 10:結果を読み、6の近い未来から自然につながるかを確かめる

最後に全体を眺め、大アルカナが何枚出ているか、どのスートが多いかを見ます。大アルカナが4枚以上あれば人生の大きな流れに関わる悩み、ソードが多ければ考えすぎや言葉のすれ違い、ペンタクルが多ければお金や仕事など現実の事情が中心です。

10の結果は、今の姿勢のまま進んだ場合の行方です。望まない結果なら、7の自分の姿勢のカードを見直す手がかりとして読み、姿勢を変えると10も変わると受け止めます。

読み方の例

「今の職場で評価されていないと感じる。この半年、どう動けばよいか」という問いで、次の10枚が出たとします。

1と2からは、努力は続けているのに、誰かと張り合う気持ちが評価を妨げていると読めます。3では認められたいと意識しながら、4では差し出されている機会や声に気づいていません。5の過去には協力して評価された経験があり、6の近い未来には先を見た計画が待っています。7と8を比べると、周りは助け合っているのに、自分だけが一人で抱え込んでいます。9の心配は、この孤立から来ています。

まとめると、「張り合うのをやめ、以前のように周りと協力する場に戻る。半年の計画を立て、すでに差し出されている頼みごとや声かけに応えていく」が答えです。10のペンタクルのキングは、その姿勢の先にある確かな信頼を表しています。転職を考え始めたときの並べ方は、転職をタロットで占う方法でも扱っています。

ケルト十字を読むときの注意

10枚もあると、厳しいカードが1枚か2枚は出ます。そのたびに全体を悪く読まないよう、次のことを心がけます。

厳しい結果の受け止め方は、タロットで悪い結果が出たときでさらに詳しく扱っています。

ケルト十字は情報が多いぶん、自分の悩みを自分で読むと、不安な気持ちが特定のカードばかりを大きく見せることがあります。10枚の並びを前に考えがまとまらないときは、並びを誰かに見せ、一緒に読みながら話してみてください。自分の場合を詳しく見てもらうと、見落としていた位置のつながりに気づき、答えが一つの文にまとまります。二人の関係を中心に見たいときは、相手の気持ちを見るスプレッドのように、相手の位置を持つ並べ方と使い分けると読みやすくなります。

よくある質問

ケルト十字は初心者には難しいですか

10の位置を覚える手間はありますが、3枚引きで過去・現在・未来をつなげて読めるなら挑戦できます。位置の意味と問いかけを紙に書いて横に置き、組になる位置どうしを比べる順番で読むと、初めてでも全体をまとめられます。最初は自分の小さな悩みで練習し、読み終えたら一文にまとめる練習をすると上達が早まります。

3と4の位置が本によって逆なのはなぜですか

ケルト十字は長く使われてきたぶん、読み手ごとに位置の割り当てが工夫され、3を上、4を下に置く本と、その逆の本があります。どちらも意識と無意識を上下に分けて読む点は同じです。使う割り当てを一つ決め、引く前に紙に書いてから並べれば迷いません。

10の結果に厳しいカードが出たらどうすればいいですか

10の結果は、今の姿勢のまま進んだ場合の行方です。望まない結果なら、7の自分の姿勢と2の障害を読み直し、何を変えればよいかを探します。姿勢を変えれば流れも変わるので、10は決まった結末ではなく、見直しの合図として受け取ってください。

ケルト十字はどのくらい先まで見られますか

6の近い未来は数週間から1〜2か月ほど、10の結果は数か月から半年ほど先までの流れとして読むのが目安です。それより先は、途中の出来事や自分の選択で流れが変わるため、答えがぼやけます。期間を問いに入れておくと、10の結果を読みやすくなります。

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