タロットの7枚スプレッド|ヘキサグラムの並べ方と読み方
タロットで7枚を使う代表的なスプレッドは六芒星の形に並べるヘキサグラムで、過去・現在・近い未来の流れに、周りや相手の状況、自分の気持ち、対策を重ね、最後に中央の1枚で結論を読みます。ほかに、課題を越える道筋を馬蹄の形で追うホースシューと、1週間を1日1枚で見る並べ方があり、相手のいる悩みならヘキサグラム、一人の課題ならホースシューが向いています。
この記事の要点
- 7枚の代表はヘキサグラムで、ほかにホースシューと1週間の並べ方がある
- ヘキサグラムは二つの三角形と中央の1枚で読む
- 上向きの三角形は時の流れ、下向きの三角形は人と心を表す
- 二人の関係は、相手の位置と自分の位置を比べて読む
- 中央の結論は、対策の位置と合わせて行動に変える
7枚を使うスプレッドの種類
7枚のスプレッドは、3枚引きより多くのことを一度に見たいけれど、10枚のケルト十字ほど時間をかけずに読みたいときにちょうどよい大きさです。よく使われるのは次の三つです。
- ヘキサグラム:上向きと下向きの三角形を重ねた六芒星の形に6枚を置き、中央に結論の1枚を置く。時の流れと、自分・相手・周りの状況を一度に見られるので、相手のいる悩みに向く
- ホースシュー:7枚を馬蹄(U字)の形に並べ、過去から結果までを一本の道として読む。障害の位置があるので、一人で抱えている課題をどう越えるかを見たいときに向く
- 1週間の7枚:月曜日から日曜日までを1日1枚で横に並べる。予定の組み方や、どの日に力を入れるかを決めたいときに向く
三つのうち、恋愛や職場の人間関係のように相手がいる悩みで最もよく使われるのがヘキサグラムです。この記事では、ヘキサグラムの並べ方と読み方を中心に説明し、最後にホースシューと1週間の並べ方の使いどころも紹介します。
ヘキサグラムの並べ方
ヘキサグラムは、まず上向きの三角形、次に下向きの三角形を作り、最後に中央にカードを置きます。並べる場所が広く要るので、カード5枚分ほどの高さがある机の上で行います。
- 問いを一つ決めて紙に書く。例:「職場の先輩との関係を、この3か月でどう良くしていけるか」
- カードをよく混ぜ、山を三つに分けてから一つにまとめ直す
- 上から順に、1枚目を一番上の頂点、2枚目を右下、3枚目を左下に置き、上向きの三角形を作る
- 4枚目を一番下の頂点、5枚目を右上、6枚目を左上に置き、下向きの三角形を作る
- 7枚目を中央に置く
- 1枚目から順に表に返して読む
出来上がると、上から1、その少し下の左右に6と5、中央に7、その下の左右に3と2、一番下に4が並びます。カードの位置の割り当て、とくに2と3の左右は本によって入れ替わることがあります。どれが正しいということはなく、読み手が決めた割り当てを引く前に紙に書き、途中で変えないことが大切です。割り当てが本ごとに違う理由は占いの流派の違いで説明しています。
7つの位置の意味
ヘキサグラムの上向きの三角形(1・2・3)は時の流れを、下向きの三角形(4・5・6)は人と心の動きを表します。中央の7は、二つの三角形が重なった場所にある結論です。
- 1 過去:問いに関わることが、少し前までどうだったか。今の状況の原因が出やすい
- 2 現在:今どうなっているか。問いの中心になる1枚
- 3 近い未来:今の流れのまま進んだ場合に、数週間から3か月ほどで向かう先
- 4 対策:流れを望む方向へ向けるために、自分が取るとよい行動
- 5 周りの状況・相手の気持ち:相手や周囲の人が、この件をどう見ているか
- 6 自分の気持ち:自分が本当はどう感じているか。口に出している希望と違うカードが出ることもある
- 7 結論:すべてを合わせた答え
読み慣れないうちは、1から7まで順に1枚ずつ意味を書き出し、そのあとで三角形ごとにまとめると混乱しません。上向きの三角形の3枚で流れの物語を作り、下向きの三角形の3枚で誰が何を感じているかを整理してから、中央の7で全体を締めます。下の表には、ホースシューの7つの位置も並べました。同じ7枚でも、ホースシューは心の動きより、課題と道筋に重心があることが分かります。
| 位置 | ヘキサグラム | ホースシュー |
|---|---|---|
| 1 | 過去(一番上の頂点) | 過去 |
| 2 | 現在(右下) | 現在 |
| 3 | 近い未来(左下) | 近い未来 |
| 4 | 対策(一番下の頂点) | 対策(折り返し点) |
| 5 | 周りの状況・相手の気持ち(右上) | 周りの状況 |
| 6 | 自分の気持ち(左上) | 障害 |
| 7 | 結論(中央) | 最終結果 |
二人の関係を読むときの使い方
ヘキサグラムが二人の関係を見るのに向いているのは、5に相手の気持ち、6に自分の気持ちが左右に向かい合って置かれるからです。二人の関係を読むときは、次の順で見ます。
- 5と6を比べる。同じスートなら気持ちの種類が近く、違うスートなら関心の向きがずれている。たとえば5がペンタクル、6がカップなら、相手は現実の段取りを気にかけ、自分は気持ちの通い合いを求めている
- 5と6に大アルカナが出たかを見る。大アルカナが出た側にとって、この関係は心の中で大きな位置を占めている
- 1・2・3の流れで、二人の関係がどこから来てどこへ向かうかを読む
- 4の対策を、5と6のずれを埋める行動として読む
- 7の結論を、4の対策を取ったうえでの二人の行方として受け取る
恋人や夫婦だけでなく、上司と部下、親と子、友人どうしなど、二人の関係ならどれにも使えます。相手の表の態度と本音まで分けて見たいときは、相手の気持ちを見るスプレッドのように、表と裏の位置を持つ並べ方を組み合わせるとよく見えます。職場や家族の関係で使うときの問いの立て方は、人間関係をタロットで占う方法が参考になります。
読み方の例
「付き合って2年になる彼との関係を、この3か月でどう深めていけるか」という問いで、次のカードが出たとします。
- 1 過去:ペンタクルの3(協力して何かを築く)
- 2 現在:ソードの4(休息、動きが止まっている)
- 3 近い未来:ワンドのエース(新しい情熱の始まり)
- 4 対策:カップのペイジ(素直な気持ちを言葉にする)
- 5 相手の気持ち:ペンタクルの8(目の前の仕事にこつこつ打ち込む)
- 6 自分の気持ち:カップの7(あれこれ想像して迷う)
- 7 結論:星(希望、願いに向かう)
上向きの三角形から読むと、二人は協力し合って関係を築いてきたものの、今は少し動きが止まっている時期です。けれども近い未来には新しい情熱の芽があり、流れは止まったままではありません。下向きの三角形では、相手は仕事に気持ちを向けていて、関係に不満があるというより、手元のことで手一杯です。一方の自分は、相手の気持ちをあれこれ想像して迷っています。5と6は地と水で支え合う組み合わせなので、気持ちが離れているわけではありません。
4の対策は、想像で迷い続けるより、素直な気持ちを短い言葉で伝えることです。7の星は、その一歩の先に、二人で先の希望を描ける関係があることを示しています。まとめると、「相手の忙しさを冷めたと読み違えず、今週のうちに会いたい気持ちを一言で伝える」が、このヘキサグラムの答えです。
ホースシューと1週間の7枚の使い方
ホースシューは、7枚を左上から下へ向かって並べ、一番下の4を折り返し点にして右上へ上がっていく形です。左の3枚で過去から近い未来までの流れを、真ん中の4で対策を、右の3枚で周りの状況、障害、最終結果を読みます。「転職の準備を進めたいが、何が足かせになっているか」のように、相手より自分の課題が中心の問いに向いています。6の障害の位置に出たカードは、避けて通る壁ではなく、越えるために向き合う課題として読み、4の対策と結び付けます。
1週間の7枚は、日曜日の夜などに翌週分を一度に引き、月曜日から順に横に並べます。各日のカードを「その日に心がけること」として読み、ワンドの日は新しい用事を始める、ペンタクルの日は手続きや片づけを進める、というように予定の組み方の目安にします。
どの並べ方でも、望む結果が出るまで引き直すと、どの答えを信じればよいか分からなくなります。一度読んだら紙に書き留め、状況が動くまで同じ問いは引かないと決めておくと、結果を行動に生かせます。7枚の並びが一人では読みきれないときは、並びを書き留めて誰かに見せ、話しながら一緒に読んでもらうと、自分の気持ちの位置に出たカードの意味がふっと腑に落ちることがあります。
よくある質問
- ヘキサグラムは初心者でも使えますか
使えます。3枚引きで過去・現在・未来の読み方に慣れていれば、ヘキサグラムの上向きの三角形はその延長として読めます。最初は位置の意味を紙に書いて横に置き、1枚ずつ意味を書き出してから三角形ごとにまとめると、7枚でも迷わずに読めます。
- ヘキサグラムの位置の意味が本によって違うのはなぜですか
位置の割り当ては読み手ごとに工夫されてきたため、2と3の左右や、5と6に何を置くかが本によって違います。どれも筋の通った割り当てなので、使う割り当てを一つ決め、引く前に紙に書き、引いたあとで変えないことが大切です。
- ヘキサグラムは恋愛以外にも使えますか
上司と部下、親と子、友人どうしなど、二人の関係を見る悩みならどれにも使えます。相手がいない悩みでは、5を周りの状況として読みます。一人の課題をどう越えるかを中心に見たいなら、障害の位置があるホースシューのほうが読みやすくなります。
- 7枚のスプレッドは大アルカナだけで占えますか
大アルカナの22枚だけでも並べられます。その場合は7枚すべてが大きなテーマを表すので、関係や状況の大きな方向をつかむのに向きます。日々の接し方や気持ちの細かな動きまで読みたいときは、78枚すべてを使ってください。
あわせて読みたい
- タロットのスプレッドで相手の気持ちを占う相手の表の態度と本音を分けて読む並べ方が分かります。
- タロットの恋愛スプレッド片思い・復縁・交際中など、悩みに合わせた恋愛の並べ方が分かります。
- 人間関係をタロットで占う職場や家族、友人との関係をカードで読むときの問いの立て方が分かります。
- 転職をタロットで占う転職の迷いをカードで整理するときの並べ方と読み方が分かります。
- 将来をタロットで占う方法長めの先行きを読むスプレッドと、未来の位置のカードの読み方が分かります。
- 占いの流派の違いスプレッドの位置の割り当てが本や読み手で違う理由が分かります。
- タロットを引く頻度同じ問いを引き直すまでに空けたい間隔の目安が分かります。