電話占いに依存してやめたいときの対処|気づくサインと距離の取り方

電話占いに頼りすぎてやめたいと感じたら、意志の力だけで断とうとせず、月の利用額と回数の上限を先に決め、電話したくなったときの代わりの行動を用意し、お金や気持ちの負担が大きいときは身近な人や公的な窓口に話すことが、抜け出す近道です。電話占いに頼りすぎてしまうのは心が弱いからではなく、不安なときにすぐ声で答えをもらえる仕組みが、安心したい気持ちと結び付きやすいからです。

この記事の要点

  • 頼りすぎるのは心の弱さではなく、仕組みと不安の結び付き
  • 予算超え、同じ質問の繰り返し、決められないことが主なサイン
  • 月の上限額と回数は、気持ちが落ち着いているときに決める
  • 電話したくなったら、まず15分待って気持ちを書き出す
  • 支払いに困ったら、消費生活センター188など公的窓口へ

電話占いに頼りすぎてしまう理由

電話占いがやめられなくなったとき、多くの人は自分の意志の弱さを責めます。けれども、頼りすぎてしまう背景には、電話占いならではの仕組みと、不安なときの心の動きが重なっています。

とくに大きいのは最後の点です。誰にも話せない悩みを抱えているときほど、受け止めてもらえる場所は手放しがたくなります。電話占いに頼りすぎている自分に気づいたら、それは占いが好きだからというより、それだけ一人で抱えている不安が大きいという合図です。自分を責めるより、不安の置き場所を少しずつ増やしていくことを考えます。

依存に気づくサイン

電話占いの使い方が、気持ちの整理から不安を鎮めるための繰り返しに変わっていないかは、下の表のサインで確かめられます。三つ以上当てはまるなら、使い方を見直す時期です。

表の中でも、使った額を家族や友人に隠している、支払いのために生活費を削っているという二つは、とくに早めに手を打ちたいサインです。隠しごとが増えると、相談できる相手がますます減り、電話占いだけが頼りになる循環が強まります。

自分が依存症かどうかを、占いや記事で決める必要はありません。やめたいのにやめられず、暮らしに支障が出ていると感じるなら、それだけで誰かに相談してよい理由になります。相談先は最後の節にまとめました。まずは表を見ながら、この1か月の自分の使い方を振り返り、当てはまったサインの横にある「まず試すこと」から一つだけ始めてください。

電話占いへの依存に気づくサインと、まず試すこと
サイン起きていることまず試すこと
不安になるとすぐ電話をかけている電話が不安を鎮める唯一の方法になっている電話の前に15分待ち、気持ちを紙に書き出す
同じ質問を、占い師を変えて何度も聞いている望む答えが出るまで探している言ってほしい答えを先に書いてみる
決めた予算を毎月超えている1分ごとの料金で合計が見えなくなっている1回の時間を決め、タイマーをかける
占ってもらわないと小さなことも決められない決める力を占いに預けている今日の小さな決めごとを自分で決める
使った額を家族や友人に隠している後ろめたさで相談相手が減っている信頼できる一人に、一言だけ打ち明ける
支払いのために生活費を削っている暮らしに影響が出ている利用を止め、公的な相談窓口に状況を話す

利用額と回数の上限を決める

電話占いとの距離を取るには、その場の気持ちで判断しなくて済むよう、上限を先に決めておくことが効きます。決めるのは、気持ちが落ち着いている昼間がよく、不安が強い夜は避けます。

  1. この3か月に電話占いに使った額を、明細で確かめて書き出す。思っていた額と比べて、差を知ることが出発点になる
  2. 月の上限額を決める。家賃や食費などの生活費とは別に、使い切っても暮らしに響かない額にする
  3. 1回の時間を決める。料金は1分あたり数百円の幅が多く、20分話せば数千円から1万円ほどになる。時間を決めたら、電話の前にタイマーをかける
  4. 回数を決める。同じ悩みは月に1回まで、または状況が動いたときだけ、と決める
  5. すぐに電話できない仕組みを作る。アプリの通知を切る、ホーム画面から外す、登録した支払い情報を消すなど、かけるまでの手間を一つ増やす
  6. 電話したら、日付・時間・金額・言われたことを記録する

上限を超えそうになったら、その月はもう使わないと決めます。超えてしまっても、自分を責めずに翌月の上限を守り直せば十分です。相談の間隔の目安は電話占いの頻度、料金の仕組みは電話占いの料金で詳しく扱っています。

電話したくなったときの代わりの行動

上限を決めても、不安が押し寄せたときには電話をかけたくなります。そのときのために、電話の代わりにすることを先に決めておきます。

  1. 15分待つ。電話したい気持ちは波のように強まり、しばらくすると弱まる。タイマーをかけ、15分たってからもう一度考える
  2. 紙に三つ書き出す。今聞きたいこと、占い師に言ってほしい答え、その答えを聞いたら自分は何をするか
  3. 前回の鑑定の記録を読み返す。同じことをすでに聞いていないか、言われたことを試したかを確かめる
  4. 体を動かす。外を少し歩く、温かい飲み物をいれる、湯船につかるなど、気持ちを切り替える
  5. 身近な人に話す。占いの話をしなくてもよいので、声を聞くだけでも落ち着く

二つ目の書き出しは、とくに役に立ちます。「言ってほしい答え」を書くと、自分がすでに答えを持っていて、背中を押してほしいだけだと気づくことがあります。「答えを聞いたら何をするか」が書けないなら、電話しても安心は一時的で、また次の電話につながります。

夜中は不安が膨らみやすく、昼間なら気にならないことも大きく感じます。夜に電話したくなったら、書き出したものを枕元に置き、朝になってから読み返して、それでも話したいかを決めます。一人で何度もカードを引くのも、電話と同じ繰り返しになりやすいので、代わりの行動には入れないでおきます。

一人で抱えないための相談先

電話占いへの頼りすぎから抜け出すとき、いちばんの支えになるのは、話を聞いてくれる人が占いのほかにもいることです。家族や友人に全部を打ち明けなくても、「最近つい電話占いに頼ってしまう」と一言話せる相手が一人いるだけで、気持ちの逃げ場ができます。

お金や気持ちの負担が大きいときは、次のような公的な窓口に相談できます。

占い師に「やめると悪いことが起きる」と言われて不安になっているなら、それは利用を続けさせるために不安をあおる言葉です。一人で抱えずに188に相談してください。だまされたと感じる場面の見分け方は、占い詐欺の手口と対処にまとめています。

距離を置いたあとの付き合い方

電話占いとの付き合い方は、完全にやめるか、決まりを作って使い続けるかのどちらかを選べます。占いを見たあと気持ちが軽くなり、次にすることが決まるなら、上限を守って使い続けても構いません。電話のたびに不安が増し、次の電話が欲しくなるなら、しばらく完全に離れるほうが楽になります。どちらを選ぶかの考え方は、占いを信じるのをやめた人の距離の取り方が参考になります。

使い続ける場合は、すぐに声で答えが返ってくる電話より、返事が届くまでに時間のかかる文章の鑑定に切り替えるのも一つの方法です。相談を書き出す手間がかかるぶん、送る前に自分の考えが整理され、衝動で何度も相談することが減ります。文章での相談の特徴はメール占いとはで紹介しています。

距離を置いたあと、大きな悩みが起きた途端に、また電話したくなることがあります。それは失敗ではなく、不安なときに手がかりを求める自然な心の動きです。そのときは決めた上限と代わりの行動に戻り、月に1回の相談の中で、自分の場合を落ち着いて詳しく見てもらう使い方に立て直せば十分です。

よくある質問

電話占いをやめたいのにやめられないのはなぜですか

不安なときにすぐ声で答えをもらえる仕組みが、安心したい気持ちと結び付いているからです。良い結果でも悪い結果でも、もう一度確かめたくなるので、電話が次の電話を呼びます。意志の弱さのせいではないので、上限を決める、代わりの行動を用意するなど、仕組みの側で歯止めをかけてください。

電話占いへの依存を克服するには、何から始めればいいですか

まず、この3か月に使った額を明細で確かめて書き出すことから始めます。そのうえで、月の上限額と1回の時間を決め、電話したくなったら15分待って気持ちを書き出す習慣を作ります。一人で続けるのがつらいときは、身近な人に一言話すだけでも支えになります。

電話占いをやめると運気が下がりますか

下がりません。占いは運気を支えたり保ったりするものではなく、悩みを整理するための道具です。やめることで、迷ったときに自分で決める場面が増え、気持ちやお金の使い方が落ち着いたと感じる人も多くいます。

占い師に「やめると悪いことが起きる」と言われたらどうすればいいですか

利用を続けさせるために不安をあおる言葉なので、その言葉に従って相談を続ける必要はありません。高額な鑑定や品物を勧められて困っているなら、消費者ホットラインの188に電話すると、近くの消費生活センターで相談できます。脅されるなど身の安全に不安があるときは、警察相談専用電話の#9110に相談してください。

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