風水で南西の方角に合う色と置くもの|家庭運の整え方

風水の南西は、八卦の坤(大地)にあたる土の方角で、家庭運と暮らしの安定を表し、合う色は茶色・ベージュ・黄色です。置くものは背の低い家具や陶器など、どっしりと落ち着いた土の素材の物で、派手な原色を広い面積で使うことは控えます。南西は裏鬼門でもあるので、色を足す前に西日の熱と湿気をためない手入れを済ませておくと、色の働きが生きてきます。

この記事の要点

  • 南西は八卦の坤(地)で、家庭運と安定を表す土の方角
  • 合う色は茶色・ベージュ・黄色。派手な色は広く使わない
  • 置くものは背の低い家具や陶器など、土の素材の物
  • 裏鬼門なので、西日の熱と湿気をためない手入れが先
  • 方角は家の中心から測り、九星の吉方位とは分けて考える

南西の方角が表す運気(八卦の坤との対応)

南西は、八卦では坤(こん)にあたる方角です。坤は大地を表す卦で、すべてを受け止めて育てる母の役目を持ちます。九星気学の後天定位盤でも、南西はもともと二黒土星が座る場所で、二黒土星も大地を象徴する星です。五行は土、十二支では未と申が入り、季節では夏の暑さが秋へ移っていく変わり目にあたります。

この方角が受け持つ運は、次のとおりです。

たとえば「家族がリビングに集まらず、それぞれの部屋にこもりがち」「家計の出入りが毎月ばらばらで落ち着かない」と感じるときは、南西の部屋が散らかっていないか、暗く重い印象になっていないかを見直す、という使い方ができます。

中国の風水の八宅という見方では、生まれ年と性別で決まる本命卦が坤の人にとって、南西は自分の卦の方位そのものです。坤を含む西四命の人には、南西・西・北西・北東がなじむ方位になります。

南西に合う色・避けたい色

南西に合う色は、茶色・ベージュ・黄色です。日本の風水の解説を見ても茶色とベージュを挙げるものが最も多く、次に黄色が続き、五行で土にあたる色とそのまま重なります。北や西のように流派で色が割れることがなく、迷わずに選べる方角です。

色ごとの使い分けは次のように考えます。

五行では火が土を生むので、赤や紫を小さな雑貨で一つ足すと、土の気を下から温める組み合わせになります。ただし南西は午後から西日が差し込み、夏は室温が上がりやすい方角です。真っ赤なカーテンや原色の大きな家具のように派手な色を広く使うと、暑苦しさが増して落ち着きを損ないます。避けたいのは派手な色を大きな面積で使うことで、差し色として小さく使うぶんには構いません。

なお、年ごとに巡る星から決める色は、ここで説明した方角の色とは別のものです。2027年は年盤の南西に六白金星が入るため、白や銀の小物を添える使い方もあります。年の色は2027年の風水カラーで確かめられます。

南西に置くとよいもの

南西に置く物は、土の性質に合う「低く、重く、自然の素材でできた物」を基準に選びます。

リビングが南西にある家なら、家族が囲む低めのテーブルと、ベージュや茶のラグを敷くだけで、この方角らしい落ち着きが出ます。ワンルームの人は、部屋の中心から見て南西の隅に、陶器の小物を載せた低い棚を一つ置く、という小さな取り入れ方で十分です。

反対に、南西に向かないのは、天井近くまで積み上げた荷物、ぐらつく背の高い棚、枯れたままの植物です。不安定な物や手入れの止まった物は、土の方角が持つ「支える力」とちぐはぐになります。置く物の数を増やすより、置いた物をいつも拭いて手入れできる量にとどめてください。部屋ごとの色と置くものの目安を、下の表にまとめました。

南西にある部屋ごとの合う色と置くもの
南西にある場所合う色の使い方置くとよいもの気をつけること
リビングベージュの壁やカーテンに茶色の床・ラグ低めのテーブル、無垢材の家具家族の通り道に物を積まない
寝室ベージュ・薄茶・クリームの寝具低いベッド、陶器の小さなランプ西日を遮り、夏の暑さを残さない
玄関茶色や温かみのあるベージュのマット陶器の傘立て、盛り塩靴を出しっぱなしにしない
キッチン黄色や生成りのふきん・小物土鍋、陶器の器食材を西日の当たる場所に置かない
トイレ・浴室クリームやベージュのマットとタオル素焼きの小物を一つ換気で熱とにおいを逃がす
収納・家事室茶系の収納ケース四角い木箱やかご重い物を下、軽い物を上にしまう

南西に玄関・水回りがあるとき(裏鬼門の整え方)

南西は北東の鬼門の反対側にあたり、家相では裏鬼門と呼んで、玄関や水回りを置くのを避けてきました。理由の中心は、午後の西日で熱がこもり、食べ物や木材が傷みやすいという暮らしの面の事情です。南西に玄関やトイレ、キッチンがあっても、暑さと湿気と汚れをためないように整えれば心地よく使えます。鬼門と裏鬼門の考え方は風水の鬼門で詳しく説明しています。

色や置き物は、手入れのあとに添えるものです。汚れたままの水回りに黄色いマットを足しても、整った印象にはなりません。掃除と換気を先に習慣にし、そのうえで方角の色を小物で一つずつ足していきます。

家の中心から南西を測る方法

南西がどこかは、家の中心から見た角度で決めます。玄関の向きや日当たりの感覚で決めると、境目に近い部屋の方角を取り違えやすくなります。

  1. 地図アプリで自宅の建物を表示し、間取り図に真北の矢印を書き入れる
  2. 家の外形が長方形なら対角線の交点、凹凸のある形なら間取り図を厚紙に貼って切り抜き、釣り合う点を家の中心にする
  3. 中心から真北へ線を引き、そこを0度として時計回りに角度を測る
  4. 195度から255度の範囲を南西とし、その中にある部屋と家具を確かめる

星占堂では、東西南北を各30度、北東・南東・南西・北西を各60度に分けます。南西は60度の広い範囲なので、家の南西の角の部屋だけでなく、南や西に寄った部屋の一部まで入ることがあります。角度の分け方は方位の測り方にまとめています。一部屋の中で家具の位置を決めるときは、その部屋の対角線の交点を中心にして同じように測ります。

ここで測った南西は、家の中の場所としての方角です。九星気学で引っ越しや旅行に使う吉方位は、本命星と年・月の盤で毎年変わる「出かける方角」の話で、家の中の南西の意味とは別の考え方です。出かける方角を調べたいときは、本命星別の吉方位で年ごとの吉凶を確かめてください。

南西を整える順番と家族の時間

南西を整えるときは、一度に模様替えをするより、次の順番で一つずつ進めると続けやすくなります。

  1. 南西の部屋の床に置いた物を片付け、窓と床を拭く
  2. 西日が強い窓に、ベージュや茶系の遮光カーテンを掛ける
  3. ラグやクッションなど、手で替えられる布ものを土の色に替える
  4. 陶器の小物か低い家具を一つ選んで置く
  5. 月に一度、裏鬼門の掃除をする日を決める

家庭運の方角だからといって、南西を整えれば家族の悩みがすべて片付くわけではありません。それでも、家族が自然に集まれる場所ができると会話のきっかけが増え、気持ちを落ち着けて話し合える時間が生まれます。南西は、そうした暮らしの土台を目に見える形で整える場所だと考えてください。

家族の関係や住まいの悩みが重なって、どこから手をつければよいか分からないときは、一人で間取り図を眺め続けるより、誰かに話して整理するほうが早く道筋が見えます。家族の生年月日と間取りを合わせて、自分の家の場合を詳しく見てもらうのも一つの方法です。

よくある質問

風水で南西に赤いものを置いてもいいですか?

置いて構いません。五行では火が土を生むので、赤は南西の土の気を温める色になります。ただし西日で暑くなりやすい方角なので、カーテンや大きな家具ではなく、花や小物など小さな面積にとどめてください。

南西に観葉植物を置いてもいいですか?

置いてよい方角です。陶器やテラコッタの鉢を選ぶと、土の素材が南西の色となじみます。西日が当たる窓辺は葉が焼けやすいので、日差しに強い種類を選ぶか窓から少し離して置き、枯れた葉はすぐに取り除いてください。

南西は裏鬼門なので悪い方角ですか?

悪い方角ではありません。南西は家庭運と安定を表す大切な方角で、裏鬼門として気にかけられてきたのは、西日による暑さや傷みが出やすいためです。熱と湿気と汚れをためないように手入れをすれば、心地よく使える場所になります。

南西の部屋を寝室にしても大丈夫ですか?

寝室に使えます。南西はからだを休め、気持ちを落ち着ける方角なので、ベージュや薄茶の寝具でまとめると穏やかな雰囲気になります。夏は西日の熱が夜まで残りやすいので、遮光カーテンで日中の日差しを遮っておくと休みやすくなります。

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