風水で北東の方角に合う色と置くもの

風水で北東は、山を象徴する八卦の艮にあたる方角で、転職や引っ越しなどの変化、不動産や財産の蓄え、家を受け継ぐことを表します。北東に合う色は、鬼門を清める白と、土の五行の黄色・茶色・ベージュで、赤を差し色に少し添える使い方もあります。北東は家相で鬼門と呼ばれる方角でもあり、何を置くかより先に、掃除と換気と明るさで清潔に保つことが整え方の土台です。

この記事の要点

  • 北東は山の艮の方角で、変化・不動産・財産を表す
  • 合う色は白と、土の色の黄色・茶色・ベージュ
  • 置くなら盛り塩、明るい照明、整った収納
  • 鬼門の玄関や水回りは清潔と換気で整える
  • 北東は家の中心から15度〜75度の範囲で測る

北東の方角が表す運気(艮との対応)

北東は、八卦の艮(ごん)が置かれる方角です。艮は山を象徴し、九星気学の後天定位盤では八白土星が北東に座ります。季節では冬が終わって春が始まる境目、一日の中では夜が明ける前の時間にあたり、古いものが終わって新しいものが始まる切り替わりの場所を表します。

この切り替わりの性質から、北東は変化運の方角と読みます。転職、引っ越し、独立、家族構成が変わるときなど、暮らしの節目に関わる方角です。また、山は土が長い時間をかけて積み重なってできるものなので、北東は不動産や財産、コツコツ貯めた蓄えも受け持ちます。山が動かずにそこにあり続けるように、家を継ぐことや代々受け継がれるもの、親から子へのつながりを表す方角でもあります。

暮らしの面では、北東は朝日が差すものの日中は日当たりが弱く、冬は冷えて湿気がこもりやすい方角です。日本の家相が北東を鬼門として気にかけてきたのは、季節の境目にあたる陰陽の切り替わりと、この冷えや湿気の問題が重なっていたからです。

北東に合う色・避けたい色

北東に合う色は、白と、土の色の黄色・茶色・ベージュです。日本の風水解説では、鬼門を清める色として白を勧めるものがやや多く、五行どおりに土の色を勧めるものもほぼ同じくらいあります。どちらも多く挙がる色なので、白で清潔感を出し、黄色や茶色で山の落ち着きを足す、という組み合わせにすると両方の考え方を生かせます。

差し色として赤を勧める解説もあります。五行では火が土を生むので、赤は北東の土の気を下から支える色になります。ただし赤は力の強い色なので、花を一輪飾る、小さな置物を一つ置く程度にとどめます。

北東について、避けたい色をはっきり挙げる解説はほとんどありません。それよりも、汚れたまま、散らかったまま、湿ったままにすることのほうを強く避けたい状態として挙げています。たとえば白いカーテンでも、黒ずんでいたり、かびが出ていたりすれば清める色の意味は薄れます。北東では、色を選ぶことと同じくらい、その色をきれいに保てるかを考えて選んでください。色ごとの使い分けは下の表のとおりです。

北東に合う色の使い分け
色北東で使う理由向く使い方組み合わせの例
白鬼門を清める色として日本で多く勧められる壁、カーテン、玄関マット、盛り塩の小皿白をベースに黄色の小物を一つ
黄色土の色で、北東の土の気を伸ばすクッション、花、収納ボックス白い壁に淡い黄色のカーテン
茶色・ベージュ土の色で、山の落ち着きと蓄えを表す木の棚、ラグ、収納家具ベージュのラグに茶色の木の棚
赤(差し色)火が土を生むので、北東を下から支える花一輪や小さな置物など、ごく少量白とベージュの部屋に赤い花を一輪

北東に置くとよいもの

北東に置くとよいのは、場所を清潔で明るく保つ助けになる物です。数を増やすより、手入れできる範囲で選ぶことが大切です。

北東は変化の方角なので、暮らしの節目を迎えるときに整えると、気持ちの区切りをつけやすくなります。転職や引っ越しを考え始めたら北東の収納を見直し、使わなくなった物を手放す。家のことで家族と話し合う時期には、北東にしまってある古い書類やアルバムを整理する。こうした片づけは、次に進む準備を形にする作業にもなります。

盛り塩や置き物の細かな置き方、南西の裏鬼門と合わせた整え方は鬼門の考え方の記事でも扱っています。

北東に玄関・水回りがあるとき

北東は鬼門にあたるため、家相では玄関や水回りを置くのを避けてきました。けれども、北東に玄関やトイレがある家に住んでいても、それだけで住み替える必要はありません。家相が気にかけているのは、冷え、湿気、暗さ、汚れがたまることで、手入れで補えるものばかりです。

北東の玄関は、照明を明るく保ち、たたきに靴や傘を出したままにしないことが基本です。玄関マットは黄色や茶色が多く勧められ、白を選ぶ人もいます。朝日が入る玄関なら、ドアを開けて空気を入れ替える時間を朝に作ると、冷えた空気がこもりません。

北東のトイレや浴室は、湿気とにおいをためないことがいちばんの手入れです。換気扇を回し、使ったあとに水気を拭き、トイレのふたを閉めます。マットやタオルは白やアイボリーなど明るく清潔に見える色にし、汚れたらすぐに替えられる枚数を用意しておくと続けやすくなります。

八宅の風水では、北東は西四命の人になじむ方位で、本命卦が艮の人にとっては自分の卦の方位そのものです。家相で鬼門と呼ばれる方角でも、本命卦が西四命の家族にとっては、書斎や寝室として落ち着ける場所になります。

家の中心から北東を測る方法

北東の範囲は、家の中心から見て、真北を0度として時計回りに15度から75度までの60度です。北東は十二支の丑と寅の二つを含むため、東西南北の30度より広く取ります。

測り方は、間取り図に地図の真北を書き入れ、家の中心を決め、中心から15度と75度の二本の線を引く、という順番です。北東は幅が広いので、二部屋以上がまたがって入ることもよくあります。家相の流派によっては、ちょうど45度の線を鬼門線と呼び、その線の上に何があるかを重く見ます。L字形の家などで北東がへこんでいる場合は欠けと読み、その方角に近い部屋を明るく保って補います。

詳しい測り方は方位の測り方にまとめています。一部屋の中で北東の一角を探すなら、部屋の対角線が交わる点を中心にして同じ角度で区切ります。

家の中の北東は、九星気学の吉方位の北東とは別のものです。吉方位は、住まいから見た出かける先の方角が年盤と月盤でよいかを見るもので、年ごとに入れ替わります。引っ越し先の方角を考えるときは吉方位の求め方を、家の中の配置を考えるときはこの記事を、と使い分けてください。

北東を気にしすぎないための考え方

北東は鬼門のイメージが強いため、ほかの方角より不安を感じやすい方角です。けれども風水で北東が表しているのは、変化、蓄え、受け継ぐことといった、暮らしを前に進める力です。怖い場所としてではなく、節目を迎えるための場所として整えると考えると、手入れも前向きに続けられます。

それでも間取りのことが気になって落ち着かないときは、間取り図と家族の生年月日を手元に置いて、自分の家の場合を詳しく見てもらう方法もあります。気にすべき点とそうでない点を分けてもらうと、できることから順に手をつけられます。北東の次の方角の整え方は、時計回りの隣の東の記事で読めます。

よくある質問

風水で北東は何色がいいですか?

白と、黄色・茶色・ベージュなどの土の色です。白は鬼門を清める色、黄色や茶色は北東と同じ土の五行の色として勧められます。差し色に赤を少し添える使い方もあります。

鬼門の北東に盛り塩は必要ですか?

置かなくてもかまいません。盛り塩は場を清める物の一つで、置くなら白い小皿に盛り、日を決めて取り替えます。置く前に、掃除と換気で北東を清潔に保つことのほうが大切です。

北東にトイレがある家は風水でよくないですか?

北東のトイレだけで住まいの良し悪しは決まりません。換気扇を回す、水気を拭く、ふたを閉めるといった手入れで湿気とにおいをためなければ、心地よく使えます。マットやタオルは白など明るく清潔に見える色が合います。

北東の部屋を寝室にしてもいいですか?

寝室にしてかまいません。北東は冬に冷えやすいので、厚手の寝具やラグで温かくし、寝具の色は白やアイボリー、淡い黄色にすると落ち着きます。湿気がこもらないよう、朝に換気する習慣をつけてください。

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