タロット占いのやり方|初心者の手順と準備

タロット占いは、78枚のカードと問いを用意し、カードを混ぜてカットし、決めた並べ方に置いて、全体の印象から一枚ずつの意味、カードどうしのつながりの順に読みます。初めてなら、問いを一つに絞って3枚の並べ方から始め、読んだ結果を今週の行動ひとつにまとめて記録すると、一人でも筋道を立てて占えます。

この記事の要点

  • 78枚のデッキと布、ノートがあれば始められる
  • 問いは自分を主語にし、期間を区切って一つに絞る
  • 混ぜる・切る・並べるを毎回同じ手順で行う
  • 全体→一枚ずつ→つながり→行動の順に読む
  • 日付と問いとカードを記録し、後で見返す

準備するもの

タロット占いに必要なものは多くありません。

時間は15〜30分ほど取り、スマートフォンの通知を切って、落ち着いて座れる場所で始めます。78枚の意味をすべて覚えてから始める必要はありません。最初は解説書を横に置き、引いたカードを一枚ずつ調べながら読んで構いません。下の表は、タロット占いの手順と、初心者がつまずきやすい点をまとめたものです。

タロット占いの手順と、初心者がつまずきやすい点
手順やることつまずきやすい点
1 準備デッキ・布・ノートをそろえ、落ち着ける場所に座る78枚の意味を覚えてからと思い、始められない
2 問いを決める自分を主語に、期間を区切った問いを一文で書く相手の気持ちや未来ばかりを聞き、行動につながらない
3 シャッフル布の上に裏向きで広げ、両手で混ぜてまとめる混ぜる時間が毎回違い、気持ちが定まらない
4 カット三つの山に分け、順番を入れ替えて一つに戻す上下の向きを決めずに始め、正位置と逆位置が分からなくなる
5 並べる山の上から決めた位置へ裏向きに置き、1枚ずつ表に返すめくるときに上下を返してしまい、向きが変わる
6 読む全体→一枚ずつ→つながり→行動の順に読む1枚目の印象だけで結論を決めてしまう
7 記録と片付け日付・問い・カードをノートに書き、カードをしまう書かずに終わり、後で見返せない

質問の立て方

タロットの答えが分かりやすいかどうかは、カードを引く前の問いでほぼ決まります。問いを作るときは、次の三つを確かめます。

  1. 主語を自分にする。タロットが最もはっきり答えるのは、今の状態と自分にできることです
  2. 期間を区切る。タロットが読みやすいのは、数週間から3か月ほど先までの流れです
  3. 一回に一つだけ聞く。気持ちと時期と行動をまとめて聞かない

よくある問いを、読みやすい形に直した例を挙げます。

体のことや法律、お金の判断のように専門家が答えるべき問いはタロットで決めず、それぞれの窓口に相談します。問いが決まったらノートに一文で書き、引き終わるまで変えないでください。

シャッフルとカットの仕方

シャッフルは、カードを混ぜて並びをまっさらにする手順です。初心者には、布の上で混ぜる方法が向いています。

  1. 78枚を裏向きにまとめて布の中央に置く
  2. 両手で山を崩して布の上に広げ、円を描くように混ぜる。上下の向きもばらばらになるので、逆位置が自然に生まれます
  3. 問いを心の中で繰り返しながら、気持ちが落ち着いたところで手を止める
  4. カードを一つの山にまとめ、縦の向きをそろえる

混ぜる時間に決まりはありませんが、1〜2分を目安に、毎回同じくらいにすると気持ちが整いやすくなります。場所が狭いときは、トランプのように手の中で切る方法でも構いません。その場合は、ときどき山の一部を上下逆にして戻すと逆位置が出るようになります。

カットは、混ぜたカードを分けて重ね直す手順です。まとめた山を三つに分け、たとえば右の山、左の山、中央の山の順に重ねて一つに戻します。重ね直す順番と、山のどちらの端を自分側にするかを最初に決め、毎回同じにしてください。手順をそろえることが、引く前の気持ちの切り替えになります。

スプレッドに並べる

スプレッドは、カードを置く位置と、それぞれの位置の意味を決めた並べ方です。初めてなら、次の二つから選びます。

並べるときは、山の上から1枚ずつ取り、位置の番号順に裏向きのまま置いていきます。全部置き終えたら、1枚目から順に表に返します。返すときは、本のページをめくるように左右に返すと、上下の向きが変わりません。上下に返すと正位置と逆位置が入れ替わるので気をつけてください。

位置の意味は、カードを置く前に紙に書いておきます。引いたあとで意味を入れ替えると、読みたい答えを選ぶことになるからです。恋愛の悩みに合わせた並べ方はタロットの恋愛スプレッドで、イエスかノーかを決める引き方はタロットでイエス・ノーを占う方法で紹介しています。

カードの読み方の順番

カードを表に返したら、すぐに1枚目の意味を調べるのではなく、次の順番で読みます。

  1. 全体を見る:大アルカナが多ければ人生の節目にかかわる大きな話、小アルカナが多ければ日々の出来事の話です。スートの偏りも確かめます
  2. 一枚ずつ読む:絵を見て目に入ったものを確かめてから解説書の意味を読み、位置の意味に当てはめる
  3. 向きを見る:逆位置は、正位置の意味が滞っている、行き過ぎている、内側にこもっている状態として読む
  4. つなげる:隣り合うカードや、過去から未来への流れが一つの話になるように読む
  5. 一文にまとめ、行動に置き換える

小アルカナのスートは、ワンドが情熱や行動、カップが感情や愛情、ソードが考えや言葉と時に対立、ペンタクルがお金や仕事など暮らしの土台を表します。数札はエースが始まり、10が一つの区切りで、人物札はペイジが学び始め、ナイトが行動、クイーンが受け止めて育てる力、キングが責任と決断を表します。

たとえば「来月の仕事で力を入れるとよいこと」をスリーカードで占い、状況にカップの3、課題にソードの5の逆位置、助言にペンタクルのエースが出たら、「チームの雰囲気はよいが、以前の言い争いのわだかまりが残っている。新しい実務の機会を一つ取りにいくと流れが変わる」と読めます。逆位置が多くて読みにくいときは、逆位置ばかり出るときの意味と対処法も参考にしてください。

占った後の片付けと記録

読み終えたら、ノートに次の項目を書き残します。

1〜2週間たったら記録を見返し、実際の出来事と比べます。当たり外れを確かめるためではなく、そのカードが自分の暮らしではどんな場面として現れるのかを知るためです。記録が増えるほど解説書の言葉が自分の言葉に置き換わり、読みが速く深くなります。

カードは表裏と向きをそろえてまとめ、箱か袋に入れて、湿気や直射日光の当たらない場所にしまいます。占った直後に同じ問いをもう一度引くのはやめておきます。状況が動くまで、または2〜4週間ほど待つのが目安で、詳しくはタロット占いの頻度で扱っています。自分のことになると、どうしても不安な読み方に傾くものです。大事な悩みほど、占い師に並びを見てもらい、自分の場合を詳しく読んでもらうと、別の角度から状況を整理できます。

よくある質問

タロットカードは自分で買ったものを使ってもいいですか

自分で買ったデッキで問題なく占えます。タロットは人から贈られたものでないといけないという話を聞くこともありますが、占いの手順や読み方には関係しません。絵が好きで、繰り返し手に取りたくなるデッキを選ぶことのほうが大切です。

初心者は大アルカナ22枚だけで練習してもいいですか

22枚だけで練習するのはよい始め方です。大アルカナは一枚ごとの意味がはっきりしていて、物語のように順番に覚えられます。意味に慣れてきたら小アルカナを加え、日々の出来事や気持ちの細かな動きまで読めるようにしていきます。

逆位置は最初から使ったほうがいいですか

初めのうちは逆位置を使わず、すべて正位置として読む方法でも構いません。78枚の正位置の意味に慣れてから逆位置を取り入れると、意味の違いを落ち着いて読み分けられます。どちらにするかは、カードを混ぜる前に決めておきます。

タロットのシャッフルは何回すればいいですか

回数の決まりはなく、気持ちが落ち着き、問いに集中できたと感じたところで止めます。毎回だいたい同じ時間、同じ手順にすると、引く前の気持ちが整いやすくなります。新しいデッキを開けた直後は並びが偏っているので、いつもより長めに混ぜてください。

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