十二支とは
十二支は、子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の12の文字で、年・月・日・時刻・方位を順に表すための記号です。それぞれに動物が当てられ、「〇年生まれ」という言い方で親しまれています。十干と組んで干支を作り、命式の地支としても使います。
要点
- 十二支は子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の12の文字である
- もとは年・月・時刻・方位を数える記号で、動物はあとから当てられた
- 年の十二支は西暦を12で割った余りでわかる(余り4が子、10が午)
- 干支ページの「〇年生まれ」は1月1日で区切る
- 四柱推命の年柱と九星の本命星は立春で区切る
12の文字と動物
十二支は、子(ね)・丑(うし)・寅(とら)・卯(う)・辰(たつ)・巳(み)・午(うま)・未(ひつじ)・申(さる)・酉(とり)・戌(いぬ)・亥(い)の順に並びます。もともとは年や月、方角を数えるための記号で、動物はあとから覚えやすさのために当てられました。
日本で当てる動物は、ねずみ・うし・とら・うさぎ・たつ・へび・うま・ひつじ・さる・とり・いぬ・いのししです。亥にいのししを当てるのは日本の習慣で、ほかの国では別の動物を当てる例もあります。動物のイメージは親しみやすい一方で、十二支そのものの意味とは区別して考えると、占いの説明が理解しやすくなります。
十二支は十干と組んで六十干支を作るほか、単独でも年・月・日・時刻・方位を表します。一つの文字がこれだけ多くの場面で使われる点が、十二支の大きな特徴です。
年の十二支と二つの区切り
年の十二支は、西暦を12で割った余りで求められます。余りが0なら申、1なら酉、2なら戌、3なら亥、4なら子、5なら丑、6なら寅、7なら卯、8なら辰、9なら巳、10なら午、11なら未です。2026年は余りが10なので午年になります。
年の十二支が替わる日は、使う場面で違います。干支のページで示す「〇年生まれ」は、年賀状や日常の会話と同じく1月1日で区切ります。一方、四柱推命の年柱や九星気学の本命星は立春で区切るため、1月1日から立春の前日までに生まれた人は、命式の年の十二支が前年のものになります。
1月や2月初めに生まれた人が、ある占いでは午年、別の占いでは巳年と出るのはこのためです。どちらかが誤っているわけではなく、年の始まりをどこに置くかの違いなので、見ているページがどちらの区切りを使っているかを確かめてください。
| 十二支 | 読み | 動物 | 五行 | 方位 | 節月の始まり |
|---|---|---|---|---|---|
| 子 | ね | ねずみ | 水 | 北 | 大雪 |
| 丑 | うし | うし | 土 | 北東(北寄り) | 小寒 |
| 寅 | とら | とら | 木 | 北東(東寄り) | 立春 |
| 卯 | う | うさぎ | 木 | 東 | 啓蟄 |
| 辰 | たつ | たつ | 土 | 南東(東寄り) | 清明 |
| 巳 | み | へび | 火 | 南東(南寄り) | 立夏 |
| 午 | うま | うま | 火 | 南 | 芒種 |
| 未 | ひつじ | ひつじ | 土 | 南西(南寄り) | 小暑 |
| 申 | さる | さる | 金 | 南西(西寄り) | 立秋 |
| 酉 | とり | とり | 金 | 西 | 白露 |
| 戌 | いぬ | いぬ | 土 | 北西(西寄り) | 寒露 |
| 亥 | い | いのしし | 水 | 北西(北寄り) | 立冬 |
月と時刻の十二支
月の十二支は、二十四節気の節で区切った節月に割り当てます。立春で寅の月に入り、以後は啓蟄で卯、清明で辰、立夏で巳、芒種で午、小暑で未、立秋で申、白露で酉、寒露で戌、立冬で亥、大雪で子、小寒で丑の月に替わります。冬至を含む時期が子の月になるように並んでいます。
時刻にも十二支が当てられ、一日を2時間ずつ12に分けます。子の刻は23時から1時、丑の刻は1時から3時と続き、午の刻は11時から13時です。正午や午前・午後という言葉は、この午の刻から来ています。
本サイトの命式は出生時刻を使わないため、時刻の十二支である時柱は出していません。時刻の十二支は、言葉の由来や古い時刻の呼び方を知るための知識として役立ちます。
方位と五行
十二支は方位も表し、子が北、卯が東、午が南、酉が西です。そのあいだの北東には丑と寅、南東には辰と巳、南西には未と申、北西には戌と亥が入ります。北東を「丑寅」、南東を「辰巳」、南西を「未申」、北西を「戌亥」と呼ぶのはこの配置によるものです。
五行では、寅と卯が木、巳と午が火、申と酉が金、亥と子が水にあたり、それぞれ春・夏・秋・冬の季節と結び付きます。残る丑・辰・未・戌の四つは土で、季節の変わり目に置かれています。
十二支の五行は、四柱推命で命式の五行のバランスを見るときに使います。本サイトでは、三柱の天干と地支の五行を数え、地支は主たる蔵干である本気の五行で数えます。丑の本気は己、辰は戊のように、どの地支も本気の五行は十二支そのものの五行と同じです。
命式の地支としての十二支
四柱推命では、年柱・月柱・日柱のそれぞれ下の文字を地支と呼び、ここに十二支が入ります。年柱の地支は生まれ年の十二支、月柱の地支は生まれた節月の十二支、日柱の地支は60日周期で巡る日の十二支です。地支は、天干よりもその人が置かれた環境や季節の土台を表す文字です。
地支の中には蔵干と呼ぶ天干が含まれていると考え、本サイトでは主たる蔵干である本気だけを示します。子の本気は癸、丑は己、寅は甲、卯は乙、辰は戊、巳は丙、午は丁、未は己、申は庚、酉は辛、戌は戊、亥は壬です。また、日干と各柱の地支の関係から、長生・帝旺などの十二運を求めます。
日柱の地支は、本人にとって最も身近な場所や関係を表します。自分の日柱の地支を確かめ、十二支の季節や方位と合わせて読むと、命式の印象がより具体的になります。
具体例
1990年1月20日生まれの人を例にします。干支のページは1月1日で区切るので、この人は1990年の午年生まれです。一方、命式では立春前の生まれになるため、年柱は1989年の己巳で、年の十二支は巳です。月柱は小寒から立春の前日までの丑の月にあたる丁丑、日柱は乙酉です。同じ1990年でも2月4日生まれになると、この年の立春は11時13分で正午より前なので、年柱は庚午、月柱は寅の月の戊寅になり、干支のページと命式の十二支がそろって午になります。
よくある質問
- 1月生まれの人の十二支はどちらを使えばよいですか
- 年賀状や日常の会話で使う「〇年生まれ」は、1月1日で区切った十二支を使います。四柱推命や九星気学で自分を占うときは、立春で区切った命式の十二支を使います。目的に合わせて使い分けてください。
- 十二支の動物は何を表していますか
- 動物は十二支を覚えやすくするために当てられたもので、十二支の本来の役割は年・月・時刻・方位の順番を表すことです。動物の性格をそのまま人に当てはめるより、十二支の五行や季節と合わせて読むと意味をつかみやすくなります。
- 自分の十二支と命式の年柱の十二支が違うのはなぜですか
- 干支のページは1月1日で、命式の年柱は立春で年を区切るためです。1月1日から立春の前日までの生まれでは、命式の十二支が一つ前になります。二つの区切りはどちらも本サイトの方式で、使う場面が違うだけです。
- 十二支の方位は何に使いますか
- 北東を丑寅と呼ぶように、方角を細かく表すのに使います。本サイトの九星気学の方位は東西南北を各30度、北東・南東・南西・北西を各60度としており、四隅に十二支が二つずつ入る配置と一致します。