玄関の風水|置くもの・避けたいものと方角

玄関の風水は、家に入る気の入口を明るく清潔にし、人と気の通り道を空けておくことが基本です。置くとよいのは明るい照明、洗える玄関マット、扉の正面を外した鏡、生花や元気な観葉植物で、避けたいのは出しっぱなしの靴や濡れた傘、枯れた花、宅配の段ボールです。そのうえで玄関の方角に合う色を、マットや花瓶など小物一つから足します。

この記事の要点

  • 玄関は気の入口。明るさと通り道の確保が最優先
  • 置くのは照明・洗えるマット・横の壁の鏡・元気な植物
  • 出しっぱなしの靴、濡れた傘、枯れた花、段ボールは片付ける
  • 方角は家の中心から測り、色はマットや花瓶で一つ足す
  • 靴は家族の人数分だけ出し、傘は乾かしてからしまう

玄関が風水で大事な理由

風水では、玄関を「気口(きこう)」と呼び、外の気が家に入ってくる最初の場所と考えます。扉を開けるたびに外の空気と一緒に気が流れ込み、廊下から各部屋へと配られていくため、入口で気がつかえたり濁ったりすると、家全体の空気まで重くなると読みます。窓も気の出入り口ですが、人が毎日出入りし、来客や荷物を迎える玄関は、家の顔としていちばん大切に扱われてきました。

暮らしの面から見ても、玄関は気分の切り替え口です。朝、靴を探して慌ただしく出かけるのと、そろった靴を履いて明るい玄関から出るのとでは、一日の始まりの気持ちが違います。帰宅したときに暗く散らかった玄関が目に入ると、疲れが増したように感じ、片付けや家事に手が伸びにくくなります。

風水で玄関を整える順番は、まず明るさ、次に通り道、最後に色や飾りです。高価な置き物を探すより、電球を明るくして床を空けるほうが、玄関の気は大きく変わります。玄関の位置が鬼門にあたる家でも、この順番で整えれば気持ちよく使えます。

玄関に置くとよいもの

玄関に置くものは、明るくする、清める、気をやわらかく巡らせる、のどれかの役目を持つものに絞ります。代表的なものと置き方は次のとおりです。

置くものは多いほどよいわけではありません。靴箱の上は、花か植物を一つと、鍵を入れるトレーを一つ程度にとどめると、玄関に入った瞬間の広がりが保てます。

玄関で避けたいもの

玄関で避けたいのは、気と人の通り道をふさぐものと、湿気や汚れ、古い気をためるものです。どれも片付ければその日のうちに変えられるので、目についたものから順に減らします。

ベビーカーや部活の道具、ゴルフバッグのように、置き場所がなく玄関に出ているものもあります。毎日使うものは、壁のフックや靴箱の一段を専用の場所にして、床に直接置かない形にすると、使い勝手を損なわずに通り道を空けられます。

方角別の玄関の整え方

玄関の方角は、家の中心から見て玄関がどちらにあるかで決めます。間取り図に真北を書き入れ、家の中心から玄関までの角度を測ります。中心の求め方と各方位の範囲は方位の測り方にまとめています。ここで見る方角は住まいの中の場所の方角で、九星気学で本命星ごとに年や月で変わる吉方位とは別の考え方です。引っ越しや旅行の方角を選ぶときは、吉方位のほうを確かめます。

方角ごとの色は、玄関マット、スリッパ、靴箱の上の花瓶や小物で取り入れます。北の玄関は日が入りにくく冷えやすいので、オレンジやピンクの暖色で温めます。東は朝日が入る方角なので、青の小物で爽やかさを足します。南の玄関は流派で色が分かれ、五行どおりに火の色の赤・紫を使う考え方と、強い日差しと火の気を緑や白で落ち着かせる考え方があります。日当たりがよく暑くなりやすい玄関なら緑や白、日中も薄暗い玄関なら赤や紫を差し色に、と玄関の明るさで選ぶと迷いません。

色は一度にたくさん入れず、玄関マットで一色、花や小物で一色の二色までにすると、狭い玄関でもまとまります。方角ごとの色と整えるポイントは下の表のとおりです。

玄関の方角別に合う色と整えるポイント(家の中心から見た方角)
玄関の方角五行マット・小物の色整えるポイント
北水オレンジ・ピンクなどの暖色冷えやすいので照明を電球色にし、足元を暖かく見せる
北東土黄色・茶色、白鬼門にあたる。たたきの水拭きと換気をこまめにする
東木青朝に扉や窓を開け、朝日と風を入れる
南東木緑、ピンク・オレンジ人の縁を表す方角。風通しをよくし、季節の花を飾る
南火赤・紫、または緑・白日差しが強ければ緑や白、暗ければ赤や紫を差し色にする
南西土茶色、暖色裏鬼門にあたる。物をため込まず、陶器の花瓶などで落ち着かせる
西金白・ピンク・黄色西日で暑くなりやすい。黄色い花や丸い形の小物が合う
北西金白・ベージュ・金色主の方角。上質な小物を一つ置き、余計なものを出さない

靴・傘の扱い

玄関の風水で、毎日の差が最も出るのが靴と傘です。

靴は、たたきに出しておくのを家族の人数分までと決め、帰宅したら脱いだ靴をそろえ、翌日履かない靴は靴箱へ戻します。履いたばかりの靴は湿気を含んでいるので、一晩たたきで乾かしてからしまうと、靴箱ににおいがこもりません。靴箱の中も玄関の一部と考え、季節の変わり目に一度、全部出して見直します。何年も履いていない靴、サイズの合わなくなった子どもの靴、底のすり減った靴は、気のこもる原因として手放します。晴れた日に靴箱の扉を開けて風を通す習慣も、見えない場所の気を入れ替えます。

傘は、家族の人数に予備を一本足した本数を目安にします。出先で買ったビニール傘が増えていく家は多いので、本数を超えた分は譲るか処分します。濡れた傘は扉の外で水気を切り、外か浴室で乾かしてから傘立てに戻します。傘立ては扉の外側か靴箱の中に置ける形にすると、たたきに湿気をためずにすみます。

スリッパは来客用と家族用を分け、使わない来客用は靴箱にしまいます。玄関に出しておくのは家族がすぐ履く分だけにすると、床の広さが保てます。

今日から玄関を整える順番

玄関を一度にすべて変えようとすると続きません。次の順で一日一つずつ進めると、1週間ほどで玄関全体が整います。

  1. 扉を開けて風を通し、たたきに出ている靴を家族の人数分まで減らす
  2. 段ボールや傘、ベビーカーなど床に置いているものの置き場所を決める
  3. たたきを掃き、固く絞った雑巾で水拭きする
  4. 電球の明るさを確かめ、暗ければ替える
  5. 玄関マットを洗う。古くなっていれば方角の色の新しいものに替える
  6. 靴箱の上を拭き、花か植物を一つだけ飾る

整えた後は、朝出かける前にたたきの靴をそろえ、週末にマットをはたく程度で十分に保てます。

玄関の方角が気になる、家族それぞれの本命星に合わせて色を選びたい、という場合は、間取り図と生年月日をもとに詳しく見てもらうと、自分の家で何から手を付けるかがはっきりします。迷いを一人で抱えるより、話しながら整理すると、できることから始められます。

よくある質問

玄関に置いてはいけないものは何ですか

たたきに並んだ靴、濡れた傘、宅配の段ボールやごみ、枯れた花、扉の正面を向いた大きな鏡は、気の通り道をふさぐものとして避けます。置いていたことを気に病む必要はなく、片付ければその日のうちに玄関の印象が変わります。

玄関マットは何色がよいですか

玄関の方角に合わせるのが基本で、北はオレンジやピンク、東は青、南東は緑、西は白や黄色、北西は白やベージュが合います。方角が分からないときは、明るさを保てるベージュを選び、金運を願うなら黄色、厄よけなら白やラベンダーにします。

靴を玄関に出しっぱなしにすると風水的によくないですか

出しておく靴が家族の人数分までなら問題ありません。履かない靴まで並ぶと床が見えなくなり、気も人も通りにくくなるので、翌日履かない靴は靴箱へ戻します。履いたばかりの靴は一晩乾かしてからしまうと、靴箱に湿気がこもりません。

北向きや鬼門の玄関は風水で悪いのですか

方角だけで玄関の良し悪しは決まりません。北や北東の玄関は冷えと湿気がこもりやすいので、照明を明るくし、暖色や白の小物を添え、換気と水拭きをこまめにすると整います。気になる点は、方角よりも明るさと清潔さで補います。

玄関に飾る絵は何がよいですか

山や花、朝日など、見て明るい気持ちになる風景が合います。入ってすぐ目に入る場所なので、荒れた海や枯れ木のように寂しい印象の絵は避けます。絵は一枚に絞り、額のほこりをこまめに拭きます。

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