10月の誕生石

10月の誕生石は、オパールとトルマリンです。見る角度で虹色が移ろうオパールと、色の種類が非常に多いトルマリンは、どちらも色を楽しむ喜びの大きい石です。このページでは、2つの石の性質や産地、石言葉、扱い方と贈り方を紹介し、日本の誕生石の制定と改定の中で10月がどう扱われたかも説明します。

要点

  • 10月の誕生石はオパールとトルマリンの2種類です。
  • オパールは水分を含む非晶質の鉱物で、遊色と呼ばれる虹色の輝きが特徴です。
  • オパールは乾燥や急な温度変化に弱い石です。
  • トルマリンは和名を電気石といい、熱や圧力で電気を帯びる性質を持ちます。
  • トルマリンは色の種類が非常に多く、1つの結晶に複数の色が入るものもあります。
  • 10月は2021年12月の改定で石が追加されなかった月です。
10月の誕生石(2021年12月改定)
石石言葉備考
オパール希望、歓喜1958年の制定時から
トルマリン寛大、忍耐1958年の制定時から

オパール

オパールは、二酸化ケイ素に水分を含んだ鉱物で、結晶の形を持たない非晶質の石です。内部に小さな球状の粒が規則正しく並んでおり、そこで光が分かれて、見る角度によって赤や緑、青の色が移り変わります。この現象を遊色と呼びます。白い地色のホワイトオパール、暗い地色のブラックオパール、橙色のファイアオパールなどがあり、世界の産出の大半をオーストラリアが占め、エチオピアやメキシコでも採れます。モース硬度は5.5〜6.5で、水分を含むため乾燥や急な温度変化に弱く、ひびが入ることがあります。長時間の日光や暖房の近くを避けて保管します。同じ模様のものが二つとない石なので、相手に実物を見てもらい、気に入った色の出方を選んでもらう贈り方が合っています。

トルマリン

トルマリンは、ホウ素を含む複雑なケイ酸塩鉱物のグループで、和名を電気石といいます。熱や圧力を加えると電気を帯びる性質があり、和名はこれに由来します。宝石の中でも色の種類が特に多く、ピンク、赤、緑、青、黄、黒のほか、1つの結晶にピンクと緑が入ったバイカラーや、断面がスイカのように見えるウォーターメロンと呼ばれるものもあります。モース硬度は7〜7.5で、日常のアクセサリーに使いやすい硬さです。主な産地はブラジル、アフガニスタン、ナイジェリア、モザンビーク、マダガスカルなどです。色の選択肢が広いので、相手の好きな色や、よく着る服の色に合わせて選べるのが、贈り物としての強みです。

10月の誕生石が決まった経緯

日本の誕生石は、1958年に全国宝石商協同組合(現: 全国宝石卸商協同組合)がアメリカの誕生石にサンゴとヒスイを加えて制定しました。2021年12月には63年ぶりに改定され、全体で10種類の石が追加されています。ただし10月にはこの改定で加わった石がありません。オパールとトルマリンの2種類が、改定前と変わらず10月の誕生石として一覧に並んでいます。

よくある質問

オパールは扱いが難しい石ですか?
水分を含む石なので、乾燥や急な温度変化を避ける必要があります。暖房の風が直接当たる場所や、真夏の車内には置かないようにします。硬い石とぶつからないよう個別に保管すれば、普段のアクセサリーとして楽しめます。
トルマリンは何色を選べばいいですか?
どの色でも10月の誕生石です。肌なじみを重視するならピンク、落ち着いた印象なら緑、1つの石で2色を楽しみたいならバイカラーが向いています。相手の好みが分からないときは、手持ちの服に多い色から選ぶと失敗が少なくなります。
オパールとトルマリンを一緒に身に着けてもいいですか?
一緒に使えます。白い地色のオパールの遊色と、ピンクや緑のトルマリンは色がなじみやすい組み合わせです。重ね着けする場合は、柔らかいオパールが傷つかないよう、石同士が触れ合わない配置を選びます。
10月の誕生石は2021年の改定で変わりましたか?
変わっていません。2021年12月の改定では全体で10種類の石が追加されましたが、10月に加わった石はありませんでした。改定前と同じく、オパールとトルマリンが10月の誕生石です。
オパールとトルマリンはどちらが普段使いに向いていますか?
毎日着けるなら、モース硬度7〜7.5のトルマリンのほうが扱いやすい石です。オパールは柔らかく乾燥にも弱いので、指輪よりもペンダントやピアスにすると長く楽しめます。使う頻度を考えて選ぶと、どちらも美しさを保てます。
ブラックオパールとホワイトオパールは何が違いますか?
違いは地色です。暗い地色のブラックオパールは遊色がくっきりと浮かび、白い地色のホワイトオパールは柔らかく淡い色合いに見えます。華やかさを求めるならブラック、服を選ばず使いたいならホワイトが合います。

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