11月の誕生石

11月の誕生石は、トパーズとシトリンです。どちらも黄色からオレンジ系の色がよく知られ、秋の装いになじむ石です。このページでは、2つの石の性質の違いや産地、石言葉、身に着け方と贈り方を紹介し、11月の誕生石が1958年の制定から2021年の改定までどう扱われてきたかも説明します。

要点

  • 11月の誕生石はトパーズとシトリンの2種類です。
  • トパーズは和名を黄玉といい、モース硬度は8です。
  • トパーズは一方向に割れやすい性質が強いため、硬い物にぶつけないよう扱います。
  • シトリンは黄色の石英で、和名は黄水晶、モース硬度は7です。
  • トパーズとシトリンは色が似ていても、鉱物の種類はまったく異なります。
  • 11月は2021年12月の改定で石が追加されなかった月です。
11月の誕生石(2021年12月改定)
石石言葉備考
トパーズ誠実、友情1958年の制定時から
シトリン友愛、希望1958年の制定時から

トパーズ

トパーズは、アルミニウムとフッ素を含むケイ酸塩鉱物で、和名を黄玉(おうぎょく)といいます。無色、黄色、褐色、ピンク、水色など色の幅があり、オレンジがかった黄色から赤みを帯びたものはインペリアル・トパーズと呼ばれ、特に高く評価されます。市場に多い鮮やかな青のトパーズは、無色の石に処理を施して青くしたものが中心です。モース硬度は8ですが、一方向に割れやすい性質(劈開)が強いため、硬い物にぶつけないよう気をつけます。主な産地はブラジル、パキスタン、スリランカ、ロシアなどで、日本でも岐阜県の苗木地方や滋賀県の田上山で採れたことで知られています。色の選択肢が多いので、相手の好みに合わせやすい石です。

シトリン

シトリンは、石英(クォーツ)のうち黄色からオレンジ、褐色に色づいたもので、和名を黄水晶といいます。天然で黄色いものは少なく、市場に出回るシトリンの多くはアメシストを加熱して黄色に変えたものです。モース硬度は7で、日常のアクセサリーに使いやすい硬さがあります。主な産地はブラジル、ボリビア、マダガスカルなどです。トパーズと色が似ているため混同されることがありますが、鉱物の種類はまったく異なります。大きな石でも手に取りやすい価格のものが多く、存在感のあるリングやペンダントを気軽に楽しめます。明るい黄色はブラウンやベージュの秋冬の服によく合うので、11月の誕生日に、季節の装いにそのまま使えるアクセサリーとして贈ると喜ばれやすくなります。

11月の誕生石が決まった経緯

日本の誕生石は、1958年に全国宝石商協同組合(現: 全国宝石卸商協同組合)が、アメリカの誕生石にサンゴとヒスイを加える形で制定しました。その後63年を経た2021年12月に改定され、10種類の石が追加されました。11月はこの改定で新しい石が加わらなかった月で、トパーズとシトリンの2種類が、改定前と同じく11月の誕生石です。

よくある質問

トパーズとシトリンはどう見分けますか?
見た目だけで見分けるのは難しく、正確には宝石の鑑別で確かめます。トパーズはモース硬度8の別の鉱物で、シトリンはモース硬度7の石英の仲間です。購入するときは、鑑別書や販売店の説明で石の名前を確かめます。
青いトパーズも11月の誕生石ですか?
トパーズであれば、色にかかわらず11月の誕生石です。青いトパーズは処理によって色をつけたものが多いので、処理の有無を購入時に確認しておくと安心です。黄色にこだわらず、相手の好みの色で選べます。
シトリンに手に取りやすい価格のものが多いのはなぜですか?
石英は産出量の多い鉱物で、アメシストを加熱して黄色にしたシトリンも広く流通しているためです。そのため、大きな石や凝ったデザインでも予算に合わせて選びやすくなっています。
11月の誕生石を贈るときに合う組み合わせはありますか?
トパーズとシトリンを並べたピアスや、色の異なる石を連ねたブレスレットにすると、11月の誕生石を両方楽しめます。黄色同士の濃淡で組み合わせると統一感が出て、水色のトパーズと黄色のシトリンを合わせると明るい印象になります。
トパーズを身に着けるときに気をつけることは?
一方向に割れやすい性質があるので、硬い物にぶつけたり落としたりしないよう気をつけます。指輪にする場合は、家事や運動のときに外しておくと安心です。急な温度変化も避け、保管はほかの宝石と分けます。
トパーズとシトリンの石言葉は何ですか?
一般的に紹介されるトパーズの石言葉は「誠実」「友情」、シトリンは「友愛」「希望」です。11月の誕生石は、どちらも人との温かい結びつきを表す言葉を持っています。友人への誕生日の贈り物に、メッセージとして添えるのにも向いています。

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