9月の誕生石
9月の誕生石は、サファイアとクンツァイトの2つです。深い青で知られる硬いサファイアと、淡いピンクから薄紫のクンツァイトについて、鉱物としての特徴、産地、石言葉、身に着けるときや贈るときの選び方をまとめます。9月の誕生石が2021年の改定でどう変わったのかも、このページで確認できます。
要点
- 9月の誕生石はサファイアとクンツァイトの2種類です。
- サファイアは赤以外の色のコランダムで、青のほかピンクや黄色もあります。
- サファイアのモース硬度は9で、毎日身に着ける指輪に向きます。
- クンツァイトはピンクから薄紫のリチア輝石で、見る方向で色の濃さが変わります。
- クンツァイトは強い日光に長く当てると色が薄くなることがあります。
- クンツァイトは2021年12月の改定で加わりました。
| 石 | 石言葉 | 備考 |
|---|---|---|
| サファイア | 慈愛、誠実、徳望 | 1958年の制定時から |
| クンツァイト | 無限の愛、寛大 | 2021年の改定で追加 |
サファイア
サファイアは、コランダム(鋼玉)のうち赤以外の色のものをまとめて呼ぶ名前です。代表的なのは鉄とチタンによって色づいた青ですが、ピンク、黄色、紫、緑、無色などもあり、青以外のものはファンシーカラー・サファイアと呼ばれます。ピンクとオレンジの中間の色をしたものはパパラチアと呼ばれ、特に珍重されます。モース硬度は9で、ダイヤモンドに次ぐ硬さです。主な産地はスリランカ、マダガスカル、ミャンマー、タイ、オーストラリアなどです。傷に強く、毎日着けても美しさを保ちやすいので、婚約指輪や結婚指輪に添える石としても選ばれます。青は仕事の服装にもなじむ色なので、節目の贈り物として、長く使える一粒のペンダントを選ぶのもよい方法です。
クンツァイト
クンツァイトは、リチア輝石(スポジュメン)のうち、マンガンによってピンクから薄紫に色づいたものです。見る方向によって色の濃さが大きく変わる性質があり、カットするときは最も色が濃く見える向きを正面にそろえます。モース硬度は6.5〜7ですが、特定の方向に割れやすい性質が強いため、ぶつけやすい指輪よりもペンダントやイヤリングに向いています。また、強い日光に長く当てると色が薄くなることがあるので、日の当たる場所での保管は避けます。主な産地はアフガニスタン、ブラジル、マダガスカル、アメリカのカリフォルニア州などです。透明感のある淡い色は、夜の食事会や結婚式など、照明の下で身に着ける場面によく映えます。
9月の誕生石が決まった経緯
日本の誕生石は1958年に定められました。制定したのは全国宝石商協同組合(現: 全国宝石卸商協同組合)で、アメリカの誕生石にサンゴとヒスイを加えた内容です。2021年12月、63年ぶりとなる改定によって10種類の石が新たに加わりました。9月ではクンツァイトがこの改定で追加された石です。サファイアは改定前から続く9月の誕生石です。
よくある質問
- 青くないサファイアも9月の誕生石ですか?
- はい、9月の誕生石です。サファイアは赤以外の色のコランダムをまとめた名前なので、ピンクや黄色のものもサファイアに含まれます。青が強すぎると感じる人には、淡い色のサファイアを選ぶ方法があります。
- クンツァイトの色を保つにはどうすればいいですか?
- 強い日光に長く当てないことが大切です。窓辺や車のダッシュボードなどに置いたままにせず、使わないときは光の入らないケースにしまいます。夜の外出用のアクセサリーとして使うと、色を保ちながら楽しめます。
- サファイアとクンツァイトを組み合わせてもいいですか?
- 組み合わせて使えます。青いサファイアと淡いピンクのクンツァイトは色の相性がよく、ペンダントとイヤリングで分けて身に着けると、9月の誕生石を両方楽しめます。硬さが違うので、保管するときは別々の袋に入れます。
- 9月生まれの人への贈り物にはどちらが向いていますか?
- 毎日身に着けてほしいなら、硬く傷に強いサファイアが向いています。華やかな場で使う特別なアクセサリーを贈りたいなら、透明感のあるクンツァイトが合います。相手が普段どんな場面でアクセサリーを着けるかを思い浮かべて選びます。
- クンツァイトはいつから9月の誕生石ですか?
- 2021年12月の改定からです。この改定は1958年の制定から63年ぶりのもので、全体で10種類の石が追加され、9月にはクンツァイトが加わりました。サファイアは改定前からの9月の誕生石です。
- サファイアの手入れはどうすればいいですか?
- 硬く傷に強い石なので、ぬるま湯と中性洗剤を使い、柔らかいブラシで汚れを落とせます。洗ったあとは水気をよく拭き取ります。ほかの宝石を傷つけないよう、保管するときはケースの仕切りで分けます。