8月の誕生石

8月の誕生石は、ペリドット、サードオニックス、スピネルの3種類です。明るい黄緑、赤褐色と白の縞模様、そして多彩な色と、見た目のまったく違う3つの石がそろう月です。それぞれの性質や産地、石言葉、贈り物にするときの考え方と、2021年の改定でどの石が加わったかをこのページで紹介します。

要点

  • 8月の誕生石はペリドット、サードオニックス、スピネルの3種類です。
  • ペリドットはかんらん石の宝石名で、明るい黄緑色が特徴です。
  • サードオニックスは赤褐色と白の縞模様を持つ玉髄で、カメオの素材にも使われます。
  • スピネルはモース硬度8で、赤やピンク、青など色の幅が広い石です。
  • 赤いスピネルはルビーとよく似ており、長く区別されずにきました。
  • スピネルは2021年12月の改定で加わりました。
8月の誕生石(2021年12月改定)
石石言葉備考
ペリドット和合、希望1958年の制定時から
サードオニックス友愛、夫婦の幸福1958年の制定時から
スピネル努力、向上心2021年の改定で追加

ペリドット

ペリドットは、かんらん石(オリビン)のうち透明で美しいものにつけられた宝石名です。色は鉄によるもので、明るい黄緑からオリーブグリーンまであり、黄緑系以外の色を持たない宝石です。モース硬度は6.5〜7で、日常のアクセサリーに使えますが、より硬い石とぶつかると傷がつきやすいので、保管は分けて行います。主な産地はアメリカのアリゾナ州、パキスタン、ミャンマー、中国などで、隕石の中から見つかることもあります。夏の日差しの中で明るく映える色なので、白いシャツや麻の服に合わせる軽やかなピアスやブレスレットとして贈ると、季節に合った装いになります。

サードオニックス

サードオニックスは、微細な石英の結晶が集まった玉髄(カルセドニー)の一種で、赤褐色の層と白い層が平行に重なった縞模様を持ちます。赤褐色の玉髄をサード、縞模様を持つ玉髄をオニックスと呼ぶことから、この名前がつきました。モース硬度は6.5〜7で、硬さに加えて割れにくさも備えています。主な産地はインド、ブラジル、ウルグアイなどです。層の色の違いを生かして浮き彫りを施すカメオの素材として古くから使われ、白い層に図柄を、赤褐色の層を背景にした作品が多く見られます。落ち着いた色合いなので、カメオのブローチや印台の指輪、カフスボタンとして贈ると、年齢や性別を問わず使ってもらいやすくなります。

スピネル

スピネルは、マグネシウムとアルミニウムを主成分とする酸化鉱物で、和名を尖晶石(せんしょうせき)といいます。色は赤、ピンク、オレンジ、紫、青、黒などと幅広く、モース硬度は8と硬いため、日常使いの指輪にも向いています。赤いスピネルはルビーとよく似ているため長く区別されず、歴史的な王冠に飾られた「ルビー」が、のちにスピネルだと分かった例もあります。主な産地はミャンマー、スリランカ、タンザニア、ベトナム、タジキスタンなどです。加熱などの処理をしていない状態で流通するものが多いのも特徴です。色の選択肢が多いので、相手の好きな色を事前に聞いてから選ぶと、8月生まれの人にぴったりの一つが見つかります。

8月の誕生石が決まった経緯

日本の誕生石は、1958年に全国宝石商協同組合(現: 全国宝石卸商協同組合)が制定したことに始まります。アメリカの誕生石にサンゴとヒスイを加えた内容でした。それから63年が過ぎた2021年12月に改定が行われ、10種類の石が一覧に追加されました。8月で新たに加わったのはスピネルで、ペリドットとサードオニックスは改定前から8月の誕生石です。

よくある質問

8月の誕生石で、普段使いしやすいのはどれですか?
傷のつきにくさで選ぶなら、モース硬度8のスピネルが扱いやすい石です。ペリドットとサードオニックスもモース硬度6.5〜7あり、ペンダントやピアスなら日常的に使えます。毎日着ける指輪にするなら、スピネルを選ぶと手入れの手間が少なくなります。
サードオニックスとオニックスはどう違いますか?
縞模様を持つ玉髄をまとめてオニックスと呼び、サードオニックスはそのうち赤褐色と白の縞を持つものを指します。8月の誕生石として選ぶ場合は、赤褐色の層が入っているかを確かめます。
ペリドットは夏以外に着けてもおかしくありませんか?
季節を問わず着けられます。夏は白や麻の服で軽やかに、秋冬はブラウンやカーキの服と合わせると、黄緑が落ち着いた差し色になります。8月生まれの人に贈るときも、通年使えるシンプルなデザインを選ぶと出番が増えます。

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